うちの会社では以前からソフトVPNを使って、自宅などでも会社のLANに接続しているかのように仕事ができるようにしています。
出張中も、インターネットに接続さえできれば、事務所にいるときと同じように仕事ができます。これって、本当に便利です。
・・・が、これまではパソコンについては、普段使っているノートパソコンを持ち歩いて、それで接続していました。快適にすべての仕事をするためには、高解像度ディスプレイが必須なので、私が普段使っているノートパソコンはThinkPad T43p という巨大なノートパソコンです。日常の仕事をこなすパソコンの環境としては(現状では)最高だと思うのですが、持ち歩くにはちょっと重いです。喫茶店などでサッと取り出して使う、ということもできません。
そこで、今回新しい試みとして、そのパソコンを事務所に置いて、小さめのノートパソコンのみを持って出張に出てみました。持ってきたパソコンはデモ用のパソコンで、メールなどの環境設定は一切せずに、外出先から、VPNとリモートデスクトップを使って、事務所のパソコンを操作するという方法で仕事をしてみようと思ったのです。
当然、すべての仕事を快適にこなすつもりはありません。それでも、どれくらい快適にできるのかを試す意味も込めて、新幹線の中や、ホテルで事務所のパソコンを操作してみました。
結論から言うと、「どうにか仕事ができる」というレベルで、快適とはいえませんでした。ただ、新幹線の中でも、いつものパソコンの画面を見ながら操作ができるというのは、今までにない(別の)快適さはあります。
ホテルは、FreeSpotがあって、24Mbbsくらいの接続になっています。実際は1Mbps以下の速度しか出ていませんが、この速度でなら、事務所のパソコン上でエクセルやワードを起動して仕事が(ぎりぎり)できるレベルです。
実測の事務所の登り速度と、外出先の実測下り速度が5Mbps以上になったら、かなり快適に使えるのではないかと思います。
ホテルだけでなく、新幹線の中などでも安定したブロードバンド環境が提供されれば、どこにいてもいつもの環境を、軽いPCで手に入れられるようになります。
ただ、そうなると休む暇がなくなるかもしれませんが・・・