柴田 俊 妻の実家を建て直すと言うことで、壊す前にいらない建具や道具をもらいに行きました。
妻の実家は約６０年前に、移築したもので、その後何度か改築をしているのですが、一番古い部品は、恐らく１００年くらい前のものです。江戸時代から続く家（そんな名家という訳ではないのですが）なので、古い道具などもいろいろあります。
古い物好きの陶芸家Ｍ淵さん一家と共に行きました。
自他共に認める雨女、義母、Hanna、増淵さんの奥さんＵさんが、集結するとあって、天気は大雨。
それでも、建具などのいろいろな建材、味噌部屋（妻が子供の頃まで味噌を造っていた部屋）と呼ばれる物置（？）にある古い道具（？）など、古い物好きにはたまらないものが山ほどありました。小さめの風呂桶くらいのサイズの背負いカゴ、古い板、昔の大きな桶、掘りごたつの中にある火鉢（？）など、Ｍさんの車に積めるだけ積んで、あと建具などは日を改めてトラックでもらいに来ることにしました。
義理の母は、何でこんなものが欲しいの？という感じで、「こっちの戸板の方が新しくてきれいだよ」などと勧めてくれるのですが、「あっ、こっちの古くて黒いやつの方がいいです」と、古いものをもらってきました。
うちの夫婦も、Ｍ淵夫妻も、古い物好きで結構趣味が合います。
いずれ今回の戦利品（？）をブログでも紹介したいと思います。
それなりに順調に進んでいた二本目の井戸ですが、急遽、掘削を中止して穴を埋めることになってしまいました。
先日、掘削をして深さが２ｍを超えたくらいから、現在使用している井戸の水が臭うようになってしまったのです。泥臭いというか、どぶ臭いというか・・・
新しい井戸の穴によって現在使用中の井戸が汚染されてしまったようです。たぶん、穴を通って雨水が、現在の井戸の水脈（水路？）に入ってしまったのだと思います。
考えてみれば、事前に予想すべきだったのですが、井戸の近くで掘れば汚染される可能性は高いので、避けるべきでした。２ｍ程度の深さで汚染してしまうのは、普通に考えると浅すぎる気もしますが、もっと深く掘ってから、気づくより早く気づけて良かったのかもしれません。
というわけで、急遽、井戸掘りを中止し、穴を埋めることになりました。
これまで全身全霊を捧げて（？）知恵を絞って、掘っていた穴を、今度は自らの手で埋めなければいけないというのは、何とも言えない哲学的な行為です。不条理の世界、諸行無常・・・、粘土を穴に入れる時には、心が無になりました・・・というのは大げさですが、少し人間として成長した気がします。
とにかく、井戸は埋めました。
今後のことは、明日以降考えます。今夜はこれまでの井戸掘りの思い出を肴に酔いたいと思います。
妻のいないゴールデンウィークは３日目。今日は３人で私の実家にいきました。
いつもは自動車で行くのですが、Hannaの「電車に乗りたい」というリクエストに応える為に、多治見駅まで自動車で行き、駐車場に自動車を止めて、JR太多線に乗っていきました。
じいちゃん、ばあちゃんも楽しみにしていたようで、乗る列車を連絡すると、ちょうど列車が自宅付近を通過するとき、ものすごい勢いで、手や団扇を振っているのが見えました。Hannaも大喜びで、列車内で大声で「おばあちゃーん」と叫びながら手を振っていました。まるで、遠方にいる孫とじじばばの何年ぶりかの再会のようでした。実際は２０ｋｍ程度しか離れていない実家で、先週も会っているのだけど・・・
じいちゃん、ばあちゃんが見てくれるので今日はちょっとは休めました。
Youのおむつがなくなったので、私一人で買い物に行ったのですが、行くときにHannaに「ちゃんとおじいちゃんたちの言うことを聞くんだよ」と言いながら、そんなことを言っても、言うことを聞くようなHannaでないと思いつつ、全く親の言うことを聞かなかった自分が、子供に向かって「言うことを聞け」と言うのもおかしくて、思わず笑ってしまいました。
娘と３人で過ごす休日２日目は、久しぶりに潮見公園に行ってきました。
ここは、２年ほど前に見つけた公園（http://blogs.yahoo.co.jp/gup_com/5608364.html）ですが、一般的に知られているアスレチックや、展望台付近には目もくれず、我々が向かったのは、公園の奥深くにある池です。
最初にここへ来たときに、めちゃくちゃ飢えたコイが大量にいることを発見したのです。
前回来たときは手づかみでも捕まえられる程でした。
久しぶりで、池の様子がどうなっているのか心配でした。
今回はYouも連れて行ったので、整備されているとはいえ、石ころがゴロゴロしている山道を普通のベビーカーを押してゆきました。ところが、この無謀なオフロード走行で、Youのテンションは上がってしまい、なぜか大喜びの大興奮、つられてHannaもハイテンションで池に到着しました。
若干、コイの数が減った気がしますが、飢え方は前回同様すごかったです。池の縁に人が近づくだけで、水面が盛り上がって動いています。持参したパンをちぎって投げると、バシャッバシャッと水しぶきを上げながらパンを奪い合います。
Hannaは前回同様大喜び、Youは初めて見るこの様子に大喜び。
それにしても、この池は、公園の池でちゃんと管理されているはずなのに、この飢えた大量のコイは何なんでしょう？しかも、この池の近くでは誰も人を見かけたことがありません。ゴールデンウィークで、駐車場付近は結構混んでいたのですが、今回も池の付近では誰も人がいませんでした。
ベンチなどもあるので、立ち入り禁止の場所ではないはずです。
超穴場です。