【本の感想】決断力(羽生善治)

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4047100080/gup09-22/ref=nosim
羽生さんは私と同じ年です。若い頃から「天才」と呼ばれて活躍されて、昔からファンでした。

この本は、将棋の話をたとえに出しながら、普通のビジネスや人生、教育など我々に役に立つ格言的な言葉や考えが述べられています。読みやすくて1晩で読んでしまいました。

天才と呼ばれる人に共通しているのですが、ものすごく努力をしています。たぶん、ほんの少し普通の人より才能がある人が、尋常でない努力をすると「天才」と呼ばれるような存在になれるのだと思います。「努力を苦にせずできる」というのが”才能”なのだとも言えますが・・・。

「これ以上集中すると「もう元に戻れなくなってしまうのでは」と、ゾッとするような恐怖感に襲われることもある。」なんていうのは、やはり尋常でない集中力だと思います。

全体的に共感できる内容でしたが、一番うれしかったというか、安心したのは、あの羽生善治(そうとう頭が良くて、常に脳の訓練をしている人)ですら30歳を越えて急に記憶力が衰えてきたと書いてあったことです。私も30歳を越えてから急激に記憶力が衰えて一時は真剣に脳の病気なのではと心配したことがありましたが、それは誰もが通る道なのだと思ったら安心しました。
とは言っても、1ヶ月前の棋譜を覚えていないレベルだそうで、朝、妻に頼まれた買い物を忘れる私とは桁が違いますが・・・

Vodafone Connect Card

私は、外出時にはシグマリオン3に、Vodafone Connect Cardをつけて持ち歩いています。
シグマリオンはキーボード付きのPDAで、すでに製造停止になっています。私としては是非ともシグマリオン4,5など作って欲しいのですが、これについては別の機会にブログに書きたいと思います。

そのシグマリオンにつけているVodafone Connect Cardは、ボーダフォンのデータ通信用カードで、移動中でもパソコンなどをインターネットに接続できます。新幹線の中で使うことが多いのですが、かなり快適です。ほかの会社の3Gデータ通信カードを使ったことがないので、他社より優れているかどうかはわかりませんが、少なくとも現状は十分に満足しています。

これまで、PHSのデータ通信カードを使っていましたが、私のように新幹線内で使う場合、ほとんど使いものになりませんでした。名古屋を出て、メールを受信しようとしても、途中で切れ間くるので、何度もやり直して全部受信するのに浜松くらいまでかかったりしてました。
ところが、このVodafone Connect Cardは、通信速度が速いだけでなく、切れないので、かなり快適に使えます。驚きなのが、トンネルの中でも結構メールが送れたりすることです。さすがは元JR系の携帯電話会社だけあって、新幹線のトンネルに向けてアンテナがあるのかもしれません。

契約者数は、ボーダフォンは、ドコモやauに差を付けられてかなり苦戦しているようですが、東海デジタルホンと呼ばれていた頃から、ボーダフォン一筋の私としては、ボーダフォンにがんばって欲しいです。

ちなみに、私の自宅は、3キャリアとも携帯圏外です。何とかして欲しいです。3社とも人口カバー率100%のはずなのに、うちは人口に数えられていないってことでしょうかね。
ついでに言うと、会社の事務所はボーダフォンは、アンテナ3本立っていますが、他社はかなり電波が悪く、外に出ないと通話が切れます。

東京で一泊3200円!カプセルではありません。

昨日から東京に来ています。
宿泊する出張の場合、いつも安いホテルを探して泊まります。私の場合、夜仕事をするので、カプセルホテルではなく、普通の部屋のホテルで探します。いつもは、5000円から8000円くらいで泊まることが多いのですが、今回泊まったホテルは、3200円!!もちろん、カプセルホテルでなくて、ちゃんと部屋のあるホテルです。
http://www11.ocn.ne.jp/~fukusen/

どんなすごいところかと思って、ある程度覚悟してきたのですが、想像以上に良いホテルでした。内装はかなり綺麗です。もちろん、豪華さはありませんが、汚さはありません。風呂とトイレは共同ですが、何せ1泊3200円! 何も文句はありません。

線路に近いので、結構うるさいですが、子供の夜泣きに比べれば全く気になりません。
また泊まりたいです。

捨てられる夫たち

最近話題(?)の熟年離婚ですが、95%以上が妻から言い出されているそうです。
しかも、離婚後、夫は寿命が10年縮み、妻はいきいき生きられるそうです。

言い出されるまで(というか言い出されても)夫は、妻が離婚したいと思っていたことに全く気づいていないことです。つまり、突然妻が離婚を申し出たように思えるのです。しかし、妻の方は何十年も前からの不満が積もり積もって、とうとう言い出したのです。
何が可哀想って、妻はずっと「離婚したい」と思っているのに、夫はそれに気づかずに何十年も一緒にくらしていたという事実です。
たいていそういう夫婦は、妻は家政婦のように使われているので、夫は生活に関する基本的なことが何もできません。離婚後に生活が乱れて早死にします。

妻は自分が家政婦のように働いていると思っているのに、夫は全くそんな風に思っていない。自分が給料を持ってきているのだから、家のことは妻がやって当然と考えているためです。

本当に可哀想です。直接的には、妻に関心を持たず家政婦のように使ってきた夫が悪いのですが、それは、そういう状態が悪いことだと夫が知らないからであって、悪意を持ってやっているのではないのです。特に団塊の世代の人たちなどは、その傾向が強いと思います。
夫婦というのは人生を共に歩むパートナーであって、常に開いてのことを思いやってあげなければいけない。給料を持って帰るだけでは全く不十分である。という教育も受けていなければ、勉強もせず、知らずに数十年過ごし、本人は「俺は家族のために働き、毎月給料を持って帰り、こんな立派な家まで買ってやったのだから妻は満足しているだろう」なんて思っていたりするのです。

夫婦とは何かを正しく認識する暇もなく、身を粉にして働き、高度成長期を支え、日本経済を世界のトップにまで押し上げた熟年男性が、老後を前にして、妻に捨てられ、寂しい人生の終演を待つ・・・悲しすぎます。

数十年、家政婦のように働いて、老後を前に自由を得る妻と、数十年家のことは妻に任せきりで、ただひたすら働き、老後を前に捨てられる夫、どちらが悲劇なのでしょうか?

ちなみに、私はそうはなりたくないと思いつつも、万が一妻に捨てられるようなことがあっても、しっかり生きてゆけるように、妻にちゃんと事情を話して料理を教えてもらっています。だいぶ包丁さばきもうまくなりました。寝る前に洗濯機をセットして、たまに洗濯物を干し、たまに掃除もします。