Hannaの初オーストラリア(3)

見た目も話す言葉も全く違う人たちに、構われるのがストレスとなっていたHannaは、人混みでは私にベッタリでした。でも、誰もいない場所に行くと、かなり元気に遊びました。特にお気に入りだったのは、カモメでした。

朝食や昼食のパンやポテトを必ず残して、ポケットなどにしまっておいて、カモメのいる場所で、カモメにあたえるのでした。
シドニーでは、街の中でも結構カモメがいますし、海辺に行ったらめちゃくちゃ群がっています。
普段山の中に住んでいるので、人に近づいてくる鳥など見たことがないHannaにはとても新鮮だったのでしょう。コアラやカンガルーなどよりずっとよろこんでいました。

大人なら「オーストラリアに来たのだから、コアラでしょう」という感じで見に行くのでしょうが、実際、木に登ってちっとも動かないコアラは、名古屋の東山動物園でも見慣れています。それよりも、ポテトを持って走ると、自分に付いてくる大量のカモメの方が新鮮で面白いという方が、自然で正しい判断ですよね。

儲かるグループへの脱皮

請負でシステム開発を行う場合、見積は「人月」や「人日」という単位で出します。1人のSEが一ヶ月かかる仕事は1人月です。
1人月の平均単価は、100万円という調査が新聞に載っていました。もちろん、地域格差やスキル、会社の規模などによって変わってくるので一概には言えませんが、中小企業なら妥当な線だろうと思いました。ジーアップでもエースを出すときには80〜120万くらい要求します。

これを一般企業は、どう感じられるでしょう?

おそらく「なんて高いのだ」と思われるのではないでしょうか?一人で1ヶ月100万円以上稼ぐのですから。
よく(同業以外の)会社経営者からも言われます。「いいねぇ。めちゃくちゃ儲かるねぇ」と。

確かに、うちのような業種は仕入れはほとんどありません。かかるのは人件費だけです。しかも、うちなどは給料は非常に安いのです。

では、会社がもの凄く儲かっているのか?

否。残念ながらジーアップは全く儲かっていません。

なぜか?

経営者の能力がないから!
と言われればそれまでですが、一応、言い訳(論理的な説明)もあります。

もし、そのスタッフの稼働率が100%だったら、もの凄く儲かると思います。でも、稼働率はどうしても上がらないのです。なぜなら、1人月100万円で仕事を受けていて、本当にその仕事に100%かかり切りになってしまうと、次の仕事への準備ができないのです。したがって、ある仕事が終わってから、次の仕事の準備を始めることになります。もっと酷いと、仕事が終わってから次の仕事を探しに行きます。そうなると稼働率はかなり下がります。

営業スタッフを別にして、常に仕事を取りに行けばよいのか・・と言うと、高度な知識がないと請負の開発の営業はできません。打合せをしたり見積もりを出したりというのは、開発者でないとできない場合が多いのです。しかも、営業スタッフがいたとすれば、開発者+営業スタッフで売上100万円ということになってしまうので、ますます厳しくなってしまうのです。

そんなわけで、請負でシステム開発をしている会社の99%以上が、ギリギリの経営をしているのです。

では、どうしたらよいのか?

いろいろな方法が考えられます。
大手企業から定期的に大きな仕事を受注できるようになる、公共事業を取れるようになる、会社の規模を大きくしないで細々と営業する、自社のサービスや商品を開発し提供するなど。

ジーアップは、自社のサービスや商品の開発を行うことを選びました。まだ、売上としては請負開発と比べて非常に少ないのですが、準備は整ってきました。もうかる仕組みができつつあります。

商品の完成度、営業の体制、提携先の企業、サポート体制、自社製品を広報するノウハウ・・・

必ずジーアップは儲かる企業になります。儲かるという表現が悪ければ表現を変えます。
ジーアップは、社員が能力を十分発揮でき、それで適正な利益を生み出せる企業になります。

だから、もう少しだけ待っていて下さい。

安月給で頑張っている社員、それを支える社員の家族。
好条件でジーアップを支えてくれている取引先企業。
個人的に私を応援してくれている友達。

そして、無条件に私を支えてくれている家族。

みなさん、もう少しだけ待って下さい。

なぜそんなに眠いのか

なぜだか分かりませんが、子供を寝かしつけるときって、もの凄く自分が眠くなります。
どうしても娘より先に寝てしまいます。本を読んでいても、私が先に寝てしまうので「読んで〜」と娘に起こされ、2行くらい読むとまた寝てしまい・・・を繰り返します。

その後、どうにか娘を寝かせて、しばらくしてから起きて、仕事をするのが最近の日常です。
でも、これは本当にきついです。一番眠いときに起きることって、何よりもきつい気がします。

私は、これまでどちらかというと不眠気味だったのに、娘を寝かすようになってからは、とても寝付きがよいです。3歳児よりも寝付きがよいです。

それでも、頑張って起きて、仕事をした後、再びベッドに入っても、今度は眠れません。結局、本を読んだりしています。そして、朝、また眠い・・・という何とも体に厳しい生活をしています。

なぜ、子供を寝かそうとするときは、こんなにも眠いのでしょうね。

新聞に載せてもらえるのはうれしいけれど・・・

本日(2005/5/23)発売の、中部経済新聞にジーアップのことが掲載されている"らしい"です。
"らしい"というのは、まだ確認していないからです。

取材はずいぶん前に受けました。速報性のニュースではないので、何時掲載するか分からないけど、必ず掲載します・・・と言われていました。それが今日だったのです。その連絡が今日の夕方5時頃電話でありました。前回記事が掲載されたときも、発売日の午後に連絡がありました。

しかし、残念ながら中部経済新聞は、入手が非常に困難です。近所のコンビニを数軒回ってもありませんでした。以前、購入したことのある駅のKioskでも売っていませんでした。
と言うわけで、まだ内容を確認できていません。

2,3日すれば「掲載紙」が新聞社から送ってもらえるはずなのですが、どなたか、読まれた方がいたら教えて頂きたいです。

記事にしてもらえるのは非常にありがたいのですが、できれば前日に教えてもらいたいです。
と言うか、これは「定期購読せよ」という新聞社からのメッセージなのでしょうか・・・

娘を見習いたい

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先日、保育園の遠足があり、Hannaは、お弁当を持って出かけました。
リクエストは「アンパンマン」です。

朝、Hannaが起きたときには、弁当はカバンに入れられていて、Hannaは確認することなく、保育園に出かけました。

帰ってきたHannaに、「お弁当どうだった?」と聞くと「アンパンマンだった!」とうれしそうに答えました。弁当箱は、ご飯粒ひとつも残さず食べられていました。連絡帳にも、ご機嫌でお弁当を全部食べたと書かれていました。

それだけで、妻はもう大喜びなのですが、極めつけは夕食の後かたづけをしている妻に近づいてゆき、
「お母さん、お弁当作ってくれて、ありがとう」
と、言うのです。
保育園で保育士に教えられたのかもしれませんが、それでも、感動しました。つい先日まで話もできなかった子供が、こんないい言葉を言うなんて・・・。関係ない私が泣いてました。

私は毎日、弁当を作ってもらっているのですが、未だかつて、弁当を作ってくれてありがとうとは言ったことがありません。ただただ、反省。