チームリーダーの仕事

うちの会社では、システム開発とデザイン的な仕事を行っています。

システム開発は、新しい技術を使った取り組みでなければ、それほど試行錯誤することはなく、力業で作り上げてゆくことができます。
本当はそういう開発よりも、いろいろ試行錯誤しながら行う、研究開発的な開発の仕事の方が開発者は楽しいのですが、実際は単純な開発仕事の方が多いです。特にその開発者のスキルが上がれば上がるほど、試行錯誤せずに最初から正解を見つけることができます。
しかし、ひとそれぞれの向き不向きがあり、論理的な思考というか、論理的分解ができる人でないと、いくら頑張ってもプログラマとしてのスキルはあがりません(ある程度以上になると)。

デザインについても、似ているところがあります、なれないうちは色の組み合わせや、文字の大きさ、配置など、実際に置いてみないとわからないので、いろいろ試行錯誤をしながら作業を進めなければいけません。でも、なれてくれば実際に置かなくてもある程度、頭の中で考えて組み合わせやバランスが見えてきます。
しかし、もともとセンスが良くなければ、何時間頑張ってもカッコイイものに仕上がりません。

先日、聴いた経営者向けの講演で、向かない仕事をスタッフにやらせようとしてもダメだという内容のことを言っていました。牛にまたがって必至にむち打ったところで、馬のようには走らない、その代わりおいしい牛乳を飲ませてくれるかもしれない。問題は、本人がそれに気づいていないことも多いことです。

チームリーダーにとって重要なのは、メンバーの向き不向きを見極めて、最も力を発揮できる状態にチームを導いてゆくことだと思います。ところが日本の年功序列会社では、リーダーそのものを、歳で決めることになり、リーダーに向かない人でもリーダーになり、現場に向かない人は成績が伸びずにリーダーになれない、というおかしなことになります。

あと10分

昨日から出張で、東京と長野に行きました。今回の出張では、具体的な商談もいくつかまとまり、また、楽しそうな新しい共同プロジェクトもいくつか進展し、実りの多い出張となりました。
・・・が、長時間の打合せと移動で、ちょっと疲れました。ところが、最後の仕事を終え、松本駅に送って頂き、駅のホームに着き、5分後に到着する特急しなのに乗って帰るだけ、と思っていたら放送が入り「隣の駅で人身事故が発生し全ての列車が運転を見合わせている」とのこと。
結局1時間50分遅れで、帰ってきましたが、とにかく最後に疲れた出張でした。疲れを増加させた原因は不達です。どんな事故か分からないので、事故についてはコメントしませんが、最大の問題はJRの連絡体制の悪さです。最初の放送から1時間くらいの間「人身事故のため全ての運転を見合わせている」「復旧の目処は立たない」を繰り返すばかり。駅員に直接確認すると「10分後かもしれないし、30分後かもしれないし、1時間後かもしれない」と言う。実際、松本駅には情報が来ていないので、駅員も答えられないのだろうけど、なぜ、その情報を事故のあった駅から連絡が来ないのか? それが問題です。現場にいれば「10分では復旧するわけ」とか「1時間以上はかかるだろう」程度のことは判断できないのだろうか。しかも、情報が電話(専用?)やFAXで届いているようでした。今時、インターネットを使って近隣の駅に情報を動じ配信できないのだろうか?
待たされる側の心理を考えてもう少し対応体制を整えて欲しいと思います。
再開の目処が立ったらメールでご連絡します、というサービスをしてくれれば、近所のコンビニに買い物に行ったり、食事をしたりできるのに、いつ再開するかわからないので、おなかをすかせて寒いホームで待ち続ければ、酔っぱらいのおじさんが駅員に絡む気持ちも想像できます。なんならジーアップで開発しますので、JR東日本様、是非ご依頼頂きたいです。ご依頼頂ければアイレセプション(http://www.junban.jp/)の駅版を直ぐにでも開発させて頂きます。

最後に、腹が立ったのは電車が1時間50分遅れで目的駅に到着したことです。駅で聞くと2時間遅れれば特急料金を返してくれるのだそうで、今回は10分早すぎたため、通常料金なのだそうです。せこくて申し訳ないのですが、それなら後10分電車を止めててもらいたかったです。

なぜ働くのか

私は、何度か就職活動中の学生さんの前でお話しする機会をもらったことがあります。テーマとして「働くとは?」なんて言うものを与えられたりして、パネルディスカッションとか、グループディスカッションなどをしたことがあります。
そのようなとき、よく感じるのが、私自身の「働くこと」に対する考え方が、一般の人とは大きくずれているということです。
私の場合、働くことも遊ぶことも学ぶことも、もっと言えば結婚することも、子育ても、全部同じ次元のものであり、すべては自分の欲求を満たすためにやっているのです。遊びたいから遊ぶ、この人と一生一緒にいたいから結婚する、子供と遊ぶのが楽しいから遊ぶ、仕事がしたいから仕事をする・・・。もちろん、今の人生すべてが直接的にやりたいこととは限りません。お客さんには下げたくない頭を下げ、疲れて帰った家で家事をすることは、直接的にはやりたくないことです。でも、いやなお客さんに頭を下げることで会社がよくなるのなら、それも楽しい。家事をすることで妻が喜ぶのならそれも楽しい。

私の場合、バブル期に所謂一流企業に就職しました。しかし、4年後にあまりその会社の仕事が楽しくないと感じ、退職し、オーストラリアに渡りました。そこでプラプラしながら、遊んで、しばらくして就職活動をし始めました。英語もろくに話せない外国人が雇ってもらえるわけもなく、100件くらいは断られました。でも、悲壮感はありませんでした。バイトも楽しかったし、海に入る時間もたくさん取れるし、幸せでした。もちろん、働きたい会社に雇ってもらえれば、嬉しかったでしょう。でも、雇ってもらえなくても幸せなのだから、やはり楽しかったです。やがて、雇ってくれる会社が見つかり、そこでいろいろ勉強もできて、仕事もできて、楽しかったです。すべての経験が、今の人生につながっています。

人生を楽しくするのに必要なのは、楽しいことに没頭する集中力と、それを客観的に眺められる余裕だと思います。

私の場合、なぜレンガを積んでいるのかと尋ねられたら、レンガを積むのが楽しいからと答えたいです。いろいろ工夫して早く積む方法を考えたり、隣の人と競争してみたり、単調な仕事であっても何か楽しい種はあるでしょう。でも、実は、こころの奥には、教会を造る夢と計画はもっていて、楽しく遊んでいる中でも教会ができあがるというのが理想です。

教会ができあがらなくても、楽しいレンガ積みができたのだからHappy!
教会ができあがれば、楽しいレンガ積みは終わるが、人を幸せにもできるのだからHappy!

そんな考え方ができれば、ほとんどの人の人生は楽しい人生と言えると思います。

2歳児の参観日

今日は2歳の娘(Hanna)の保育園の参観日でした。
2歳児のクラスなんて、当然ながら無秩序な集団で、みんな勝手に遊んでる・・・と思いきや、なんと、ちゃんとみんなでいすに座って先生の方を向いているではありませんか(もちろんできていない子もいますが)。家では落ち着いていすに座ってご飯を食べられない娘が、じっといすに座って紙芝居を見たり、おやつを食べたりしています。他の親もみんなそう思っているのでしょうが、やっぱりうちの子が一番賢い!一番かわいい!

Hannaは0歳の時からこの保育園に通っています。最初は、まだ歩くこともできず、ホント「赤ちゃん」でした。朝、大泣きするのでそのまま保育士におんぶされて、泣き疲れて眠った写真があるのですが、その写真を見ると5秒で涙が出ます。
自分の好きなこと(仕事)をするために0歳の子供を保育園に預けてよいのか・・・、自分が面倒を見た方がよかったのではないか、いつも悩みます。自分の両親などにそのことを言われると、「親が自分の人生を楽しめていなければ、子供も人生を楽しむことを覚えない」などと言っていますが、本心はものすごく罪悪感を感じることもあります。

そんな赤ちゃんだった娘は、毎日保育園に通い、早2年、いまでは立派な子供になっています。保育園ではあんなに、自我を抑えて(?)社会的な生活を送っているのかと思うと、自分の子供が本当に大きく立派に見えてきます。
よしっHannaよ、今日だけは夕食の遊び食べ、ふざけて走り回って茶碗をひっくり返しても、父ちゃんは許してやるぞ。好きにしなさい。1時間でも2時間でもかけてご飯を食べなさい。ドレッシングの付いた手で抱きついてきなさい。

NHKのチカラ

今朝、予定通りNHK総合テレビのおはよう日本で、うちの製品を導入した医院が紹介されました。患者さんの一人は、自宅から受付をし、順番が近づいた旨のメールを受け取って来院する・・というところを取材されていました。その患者さん、そして、先生のコメントが、ジーアップが台本を作ったのではないかと思うほど、うれしいコメントでした。もちろん、我々は何もお願いしていない(できない)し、ヤラセでもありません(多少はお世辞も込めてあるかもしれませんが)。
ヤラセでなくて、このようなコメントを頂けるのは、開発者冥利に尽きるというか、本当にうれしいことです。

ただし、番組中では会社名や製品名は一切出ませんでした(NHKですので)。NHKのWeb上(http://www.nhk.or.jp/machikado/)に連絡先などが掲載されています。
反響は、予想通り大きく、放映後5分くらいで最初のメールでの問い合わせがありました。その後、電話なども多数ありました。NHKのチカラを見せつけられました。

このNHKのチカラをさらにパワーアップさせるために、是非NHKの視聴者コールセンター(0570-066066)に電話して「4月19日のまちかど情報局を再放送してほしい」と言ってみてください。