娘の散髪。かなりうまく仕上がりました

娘達は生まれてから、ほぼ月に1回くらい私が娘達の髪を切っています。

最初は適当に切っていただけですが、最近Hannaは女の子になってきたので、変な髪型にしたら怒り狂うか、泣き叫ぶか・・・いずれにしても嫌われることは間違いありません。

 

美容院にでも連れて行ってやれば、最も簡単かつ確実にHannaの気持ちは満たせますが、それではおもしろくありません。子供たちに、「(何か方法を選ぶときは)常に難しい方を選べ」と言っている手前、父ちゃんも難しい道を選ばなければいけません。

そんなわけで、これまでもこれからも、娘達の髪は私が切ります。

 

今回のリクエストは、「(お母さんと同じ)ショートカットっぽいショートボブ」ということなので、美容院に行ってきた妻の髪を、よ〜く見て、部分部分の髪の長さを研究しました。

それを、ふまえて、まずは多少失敗しても許されるYouから取りかかりました。

Youの場合はおしゃれに対してまだそれほどこだわりがない分、すぐに飽きてしまうので、速く切らなくてはいけません。私の髪を切るバリカンを使って高速仕上げ。

これまでも、そんなに大きな失敗をしたことはないのですが、今回はとても上手に仕上がりました。しかも、いつもは「できてからのお楽しみ」なのですが、今回はちゃんとリクエスト通りの「ショートカットに近いショートボブ」になりました。

 

 いよいよ本番のHannaの散髪。Youの髪型を見て「Youよりもチョットボリュームをつけて」という細かい要望が出ました。

Youと違い、かわいくなるためには我慢ができるHannaは、私の指示通り、あごをあげたり、あごを引いたり、右を見たり左を見たりしてくれます。退屈せずにじっとしててくれます。

できあがりは、Youでの練習のおかげもあり、もっとうまく仕上がりました。

二人とも頭の形が違うので、同じように切っても、同じ形にはなりません。頭の形の差も考慮した抜群のできあがり。

 

妻にも絶賛されて、子供たちも大満足の大喜び、これでまた父ちゃんの株が上がりました。

 
写真は昭和の写真ではなく散髪後のYouです

 

子供たちを、カリスマ美容師がいるような店に連れて行けるほど稼げるようになるまで・・・と思っていますが、もしかすると収入が増えるスピードよりも、私がカリスマ美容師並の技術を身につける方が速いかもしれません(笑)。

寝苦しい

最近、運転中に眠くなることが多いです。先日も出張帰りの深夜の高速道路であまりに眠くなってきたので、サービスエリアで停車し、少し仮眠・・・のつもりが気づいたら朝、という失態も犯してしまいました。

 

眠さの原因のひとつは、Youにあります。

Hannaは2才の頃からずっと寝るときは私にへばりついて、無意識でも耳を掴んできています。しかし、Youは、これまで寝るときに私にまとわりつくことはありませんでした。

ところが、先月熱を出してからか、やたらとひっついてきます。腕にしがみつきながら寝て、夜中に眠りが浅くなると、また、腕にへばりつきます。

Hannaもこれまで通り耳を触ったり、頭にしがみついたりして寝るので、3人で重なり合って寝てます。寝返りを打とうと少しでも向きを変えようものなら、間髪を入れず、その隙間にHannaかYouが入ってきて、身動き取れなくなります。

おかげで私の眠りは浅く、眠い日々が続きます。

 

ちなみに、このバトルを尻目に、妻は(もともとYouが寝るはずだった)二段ベッドの上で寝てます。

ラテに感謝! (マイケル・ゲイツ・ギル)

転落エリートの私を救った世界最高の仕事 というサブタイトルが付いているこの本は、所謂勝ち組のエリートが、60才を過ぎてから転落し、スターバックスで働くようになり、そこで生きる意味や、仕事の意味を発見する話です。トムハンクスが映画化するらしいです。

全体的な構成としては、広告代理店で大きな仕事をドンドン成功させていた頃を回想しながら、スターバックスでの仕事やそれに対する思いが書かれています。

広告代理店で世界的な企業を相手に何億ドルという契約をする話と、1杯数ドルのコーヒーを売る話が対比されたりする感じです。大きな仕事ができて、良い給料がもらえるが、生活の何よりも仕事を優先させなければいけない元の職場と、その人の生き方を優先できるスターバックスという対比も多々見られます。

スターバックスの宣伝本か、と思えるほど、スターバックス(職場として)を賛美しすぎ感はあります。

それでも、60才を超えてそれまでの人生観を大きく変え、本当の幸せを手に入れた人の話として、充分楽しめる本です。

 

印象に残った話は、転落後再婚した相手との幼い子供の面倒を見ているときの

わたしは、ほかの子供たちが新たな驚きを知る瞬間を見ることができなかった。(中略)しかし、いま、ふたたび父親になる機会を与えられた。

という部分。エリートとして働きまくっていた頃の、子供たちは気づいたら大学生になっていて、子供の成長の瞬間を見る事ができなかったというのです。もちろん、彼が家庭を顧みず働いたために、子供たちはお金のかかる大学に行けたのも事実です。

でも、ちょっとした子供の成長を感じられる幸せを感じられないのはとても不幸です。

 

 白人のエリート社会に居て、心の中で蔑んでいた貧しい黒人たちのことなど全く理解していなかった彼が、自分よりもずっと年下の黒人店長の下、多くの若い先輩たちに助けられながら、トイレ掃除、レジ打ち、ドリンク作りなどを覚えてゆきます。その中で、自分が持っていた差別や偏見の気持ち、そして、仕事観や人生観が大きく変わってゆき、彼はこの上ない幸せな人生を手に入れることができたのです。

 

エリートだった頃と比べれば、大きな家も、豪華な旅行も、多くの部下もいない生活ですが、それと引き替えに、仕事ができる悦び、それが人に喜ばれる悦びを得ることができ、子供たちともよりよい関係になれた幸せな人生を。

 

文章そのもののおもしろさという点では?ですが、内容としてはとても興味深い話でした。

元気を補充

先日、久しぶりにZIP COMMUNICATIONSの橋本さんと、橋本さんの新しいお店で、食事をしながら深夜までゆっくり話しました。

 

このブログでも、何度か書いていますが、橋本さんとはオーストラリアにいた頃に出会い、公私ともにどっぷりお世話になっている方です。

オーストラリアにいた頃は、二人とも貧乏生活をしながら、いっしょに、苦楽を共にしてきました。思えば既に15年以上経っています。当時は二人とも若く、とてつもなく無茶なことばかりをしていました。いつも夢を語り、いつかは二人で事業を大きくして、夢を実現することを考えながら、熱い日々を過ごしていました。

そんな思いを共有した仲だからこそ、今でも何でも相談できるし、お互いに認め合って、意見も言えるし、言わなくても分かり合えることもあります。今では、橋本さんは数十人のスタッフを抱える会社のボスで、僕は冴えない貧乏社長ですが、それでも、僕をちゃんと認めてもらえているのは、とてもうれしいです。

 

最近、ちょっと苦しい日々が続きましたが、オーストラリアで過ごした、とてつもなく苦しくて、とてつもなく楽しい日々を思い出して元気になりました。

リーダーは孤独で、自分で考えて自分で決断し、自分で責任を取らなければいけない。普段の橋本さんは、そんなプレッシャーなど全く感じていないように見えますが、やはり、様々なプレッシャーの下、何事もなかったかのように瞬時に決断を繰り返して会社や人生の舵取りをしているのです。

 

そんなことを改めて認識し、たっぷり元気を補充して、三重県を出ました。

 

・・・が、連日の寝不足の影響で、どうにも途中で眠くなりサービスエリアでちょっと仮眠をとったら・・・ほぼ朝になってしまいました(涙)。

自分が最も嫌いなタイプの人とつきあうこと

ある方から、又聞きしたマザーテレサの言葉です。

 

イエスキリストはあなたが一番受け入れ難い姿で、あなたの前に現れます

 

ネットで調べてみると、「あなたの信仰心を確かめるため」という説明がありました。だから、路上生活をしながら死にゆく人たちを心から抱きしめることができるのだと続きます。

 

ただ、(様々な宗教の勉強中ではあるけど無宗教の)私としては、この言葉は別に宗教に関係なく誰にでも通じる言葉なのではないかと思います。

 

神はあなたが一番受け入れがたい姿であなたの前に現れる。その神を抱きしめることができるか? 

 

仕事上、その他人生において「自分が最も受け入れがたい人」、どうにも意見も性格も合わなくて、一緒にいるだけで苦しい人、単に厳しい意見を言ってくれる人と言うことではなく、絶対許せない意見を持つ(言う)ひと。そういう相手とは、会うのを避け、できるだけ関わらないようにしてしまいます。しかし、そう言う人とつきあうことで、人間は成長することができます。

反面教師としてというだけでなく、自分の人間としての包容力を鍛えたり、総合力を上げることができます。

 

想像するのも気分を害するくらいの「受け入れがたい人」をいつか強く抱きしめられるような人間になりたいと思います。