なぜそうしたのか?

今日は岐阜大学の「自分らしいキャリア設計」の講義にゲストとして呼んでいただき参加してきました。

 

遅刻しないように、いつもより30分以上早く出たのですが、名神高速が工事中+事故で渋滞していて完全に車が止まってしまって、下りることも進むこともできず、ちょっと遅刻してしまいました。

 

講義では学生達にインタビューを受けたのですが、なんとなく質問が積極的でなかったのは、「ディープな質問をしてもらいたい」と書いたからだったのかと、ちょっと後悔してます。次回は、くだらないことでも良いのでドンドン質問してください(笑)。

 

さて、一番印象深かった質問は、

「なぜ○○したのか?」

という系統の質問です。なぜ印象深かったのかというと、たぶん学生達の期待する回答ができていないだろうなと思いながら回答したからです。

○○の部分には「会社を興した」とか「オーストラリアに行った」というような言葉が入ります。

それに対する私の回答は、

「なんとなく」とか「楽しそうだったから」というようなものでした。学生としてはもっと高貴なストーリーを期待していたかもしれません。でも、実際は、そんな深いことを考えていなくて、何となくオーストラリアに行ったというのが本当です。

 

でも、もう少し解説を加えるとすると、当時私の方針というか、行動ポリシーとして、とにかく、挑戦できそうなことは挑戦する。何かに誘われたらすべて参加する。やるかやらないか迷ったときは「やる」。というようにしていました。

なので、どんな行動もなぜやったのか?という質問には、あまりちゃんとした回答ができないのです。

でも、この行動ポリシーは若者にはおすすめです。何かしようかどうか迷うことは多いと思いますが、若いうちは、迷ったらすべて「行動する」方を選ぶとよいです。とにかくやってみて、失敗もして経験を積むことが、若いうちは重要です。

 

やるべきかどうかを考えるのは年を取ってからでよいのです。若いうちは選択肢が二つあったら積極的な方の選択肢を闇雲に選択しましょう。

 

父親にも子育ての喜びを

最近ちょっとHannaの様子がおかしいです。ゴールデンウィークが開けて、いわゆる五月病っぽいです。特に何かあるわけではないけど、なんとなく学校に行きたくないかもしれないという感じ。

 

Hannaの場合、精神状態が若干きつくなっていくると、やたらとくっつきたがります。いつも基本的にくっついていたい人なのですが、それがさらにパワーアップします。

 

ちなみに、Youの場合は、精神的につかれてくると、不機嫌になっていつも以上にわがままになって、当り散らします。口から出る言葉の大半が「イヤ!」と「ダメ!」になります。

 

さて、このところ、やたらとくっつきたいHannaですが、もっともくっついていたい時間は、寝る時です。Hannaにとって、世の中で一番重要な問題は(以前も書きましたが)「今晩父ちゃんと寝られるか」ということです。 

Hannaにとっては、同じ部屋で寝るだけでは意味がなく、密着することに意味があるようで、そういう意味でいうと、ゴールデンウィークから、ずっと一緒に寝ていません。

 

昨晩も町内会の会合があって、Hannaの就寝時間までに帰宅出来ませんでした。「Hannaが寝る前には帰ってこられる」と言っておいたのが逆に良くなかったようで、帰宅後、寝室では私の枕を抱きかかえて涙を流しながら寝ているHannaが・・・。

 

最近は、人前では恥ずかしいと思うようになったようで、私にはベタベタひっつかなくなったし、妻と通販カタログを見たり、一緒に料理をしたりするのが、私とプロレスごっこをするより楽しくなってきたHannaですが、ねる時は私でないとダメなようです。

恐らく刷り込み本能です。

 

これから親になる人、特に女の子のお父さんには、ものすごく強くオススメします。とにかく3歳までに、

  • 1分でも長く子供と接する 
  • 1回でも多く子供を助ける(ミルク、オムツ、着替、夜泣き)
  • 少しでも多くのスキンシップ(風呂、プロレスごっこ?)

これをすると確実に、子供の脳の深いところに、父親のことが記録されます。これってものすごく素晴らしくて気持いいことです。

ある人間に本能的に求められるなんていう素晴らしい経験を、母親にだけ独占させるのはもったいない。

ぜひぜひ、少しでも多くの男の人にもこの喜びを味わっていただきたいです。

それが妻にも喜ばれ、日本経済の発展や、世界平和にもつながると思います(笑)。

 

とは言え、目下の最大の問題は、今晩Hannaが寝る前に帰宅することです。頑張ります。

国会議員のミニ集会

昨晩、地元選出の国会議員のミニ集会(?)に参加してきました。最初は「人数が足りないと格好が付かないから」という感じで言われていたのですが、結局、会場となった家が満タンになる20名ほどが集まりました。

 

家から少し離れた駐車場に車を停めて、歩いてゆくとブヒブヒと声がします。よく見ると

こんなのが何頭かいました。最近まで野生の動物だった者たちなので、迫力があります。おそるおそる近づいて写真を撮りました。

 

その後、ミニ集会では定番の絶品料理がたくさん出されました。

 

そうです。先ほどのやつのなれの果てというか、処理後というか・・・。あまり深く考えると食欲が減るので、深くは考えず、おいしく頂きました。もちろん、議員さんからの提供ではなく、我々の食事会に議員さんをご招待と言うことです(贈収賄ではありません(笑))。

 

集会自体は、かしこまった集会ではなく、ざっくばらんに食事をしながら話をする感じで、みなさん、それぞれ日頃考えていることや国に対しての要望などを言われていました。それに対し議員さんは、メモを取りながら聞かれていました。

 

国会議員になると、東京と地元を行ったり来たりしながら、小さな集会にも参加して、いろいろな意見を聞きながら支持を広げ、いつ来るか分からない次の選挙に備えなければいけないので、たいへんだなぁと思いました。

中心となって支援をする人たちも、選挙期間中以外でも、いろいろなところにお伴しなければいけないし、自分が抜けてもちゃんとまわってゆく会社の仕組みを作った人か、名士と呼ばれるような資産や時間の余裕のある人でないと無理だなぁとも思いました。

 

キャリアデザインについて

長文です・・・が、岐阜大学の「自分らしいキャリア設計」の授業で、来週私に質問をしようと思っている学生さんには、ぜひ、全て読んでもらって、よりディープな質問をしてもらいたいです。「その眼鏡はどこで買われましたか?」という質問は禁止です(笑)。今年は眼鏡をしてゆかないので。

人生においては目標設定が目標達成よりも難しい

何事も目標を持ってそれに向けて進んでゆくことはとても重要です。ゴールを決めて、それにはどのようにアプローチしたらよいかを考えて、そこに向かうことでゴールにたどり着ける確率が高くなります。

 

でも、人生設計やキャリアデザインと呼ばれるような問題については、そう簡単には行きません。そもそもゴールの設定が難しいです。自分がどんな人間になりたいのか、どんなことがしたいのかは、所謂成功者と呼ばれる人たちでも40歳以降にゴールを見つけた人は少なくありません。

 

効率よくゴールに向かうためには少しでも早くゴールの設定をした方がよいのですが、早ければ早いほど決めるのが難しいのです。

小学生の時に、人生のゴールを決めて、それに向けてその後の70年以上、ゴールが変わらずにがんばることはたぶん無理です。たまたま、親に言い聞かせられて、それを信じ続けることができたりしない限り無理です。しかも、相当運良く環境の変化がない場合です。

様々な要因で考え方が変わり目指すべきゴールも変わる 

普通は、人間は年を取るごとに自分の置かれている環境が変わり、それによって人生に対する考え方も変わります。いろいろな人に出会い、考え方が変化することもあるでしょう。大切な人を失ったり、自分が大きな怪我をしたり病気をしたりすることで、考え方が大きく変わることもあります。そう言う変化を全て受け入れながら、人生のゴール設定も変わってゆくのが普通です。

私自身も、年を重ねるごとに考え方が変わってきたことも多いです。

 

では、そうやって考え方が変わるから若い頃のゴール設定は無駄なのかというと、そうではありません。この先どのように自分の考え方が変わるのか分からないから、今は何も決定もしないし行動もしないというのは最悪です。

若い頃にとにかくがむしゃらにがんばることが人間の深みを増す 

最も重要なのは、その時々で最大限の努力をするということです。もしかすると、今現在追い求めている夢やゴールは、10年後には変わってしまっているかも知れませんが、それでも、一生懸命努力した結果や、努力したことそのものが大きな意味を持ちます。

特に若い頃というのは、体力的にも置かれた環境的にも一番無茶できる年代なので、この時期に無茶苦茶がんばると、それがその人の底力というか、人間力となり、その後の人生で大いに花咲けるはずです。

 

私の場合、15年くらい前にはオーストラリアの永住権を取って、ずっと住み続けることが、ひとつの目標でした。それに付随して、事業を大きくし大金持ちになることも目標でした。今現在は、それは目標ではありません。でも、当時、裏も表も含めて永住するための制度を勉強したり、実際にいろいろな申請をしたりしたことや、事業をしていたことは、具体的な知識や経験として役に立つだけでなく、「誰よりも努力した」という事実がもたらす自信につながっています。

幸福で充実した人生を送るためのキャリアアップ

そもそも、何のためのキャリアデザインなのか、と言えば「幸福で充実した人生を送る」  為だと私は思います。これについては、私は20年以上全く揺るぎはありません。この先も恐らく死ぬまで変わらないと思います。

一方「幸福で充実した人生」とは何かというのは、高校生くらいの頃から、現在までいろいろに変化してきました。この先も、死ぬまで変化し続けると思います。15年前には、オーストラリアの永住権を取得して大金持ちになることが幸福だと思っていましたが、現在は家族が仲良く過ごし、娘たちが健やかに育つことが最高の幸せだと思います。

 

幸福とは何かを考える上では、抽象的なことから具体的なことまで、それぞれのレイヤーで考える必要があります。例えば「(ある程度の)お金持ちになる」 というのは、多くの人にとって目標にすべき事柄です。でも、できるだけ目標レイヤーの中では低い位置に置くべき事柄です。つまり、私の場合「娘が健やかに育つ」という目標の下に、「お金持ちになる」という目標はあってもよいですが、順番が逆になることは考えられません。娘が学校でいじめられない程度には物を与えてやりたいし、家の経済的な理由で大学進学を諦めるようなことにならない程度には収入は増やしたいです。でも、それ以上にお金は必要なく、それよりも貴重な幼少期に少しでも多くの時間一緒に過ごせることのほうが、価値があると思っています。

 

どんなゴールを目指すにしても、お金に関する目標は、低いレイヤーにおいた方が人間として美しい人生を送れる気がします。最悪なのは「お金持ちになる」ことを人生の目標にしてしまうことです。これは全くのナンセンス。意味がありません。

 

お金で大抵の物は手に入るが、お金が無くても大抵の物は手に入る

私がお金に対しての執着が減ったのは、いろいろな人と出会うことができたからです。大金持ちの人、ものすごく収入の少ない人、いろいろな人と仲良くなって、今でも友達と呼べる人の年収や資産の格差は、100倍以上はあります(年収200万円〜年収2億円以上)。いろいろな人とつきあう中で、お金持ちになるとこんなことができるのか、とか、お金がなくてもこんなに楽しく生きられるのか、とか、いろいろなことが学べます。

でも、私が友人と呼べる人たちの共通点は、みんな楽しく生きていること。年収や資産には関係なく、みんな人生を楽しんでいます。逆に年収が多くても不幸な人も多く知っています。

 

20代でやっておくべきこと

私はまだ20代が終わって10年しか経っていないのですが、これまでのところ私の20代の過ごし方はよかったと思っています。私の二十代は次のような感じでした。

  • がむしゃらに何かに没頭する(あまり効率を考えない)
  • お金を貯めない(全て自分に投資する)
  • いろいろな種類の人とつきあう
  • 答えが出なくても考え続ける。ただし止まらずに。(どんな仕事をすべきかと考えるが、答えが出るまでとりあえず、コンビニと居酒屋で働き続けるなど)
  • 大きな野望を抱く

自覚は少ないですが、痛い目にも遭い、苦しい思いもしたと思います。

でも、それが全て人間性を高めることにつながっています。ぜひこれから20代を迎える人たちや、今まさに20代を過ごしている人たちにもやっておいてもらいたいと思います。

今年も富士山付近でオートキャンプ

毎年ゴールデンウィークは妻が仕事で不在なので、娘二人と富士山に行っています。今年で3回目。

一昨年の様子はこちら

去年の様子はこちら

 

目的地は富士山新五合目

今年は、コースを替えて、静岡県側の新五合目に行きました。


大きな地図で見る

渋滞を避けるために、子供たちを寝かせたまま車に乗せて朝の4時に出発。私自身は普段から4時くらいに起きているので、いつもより、ちょっと早めに起きる感じで、大変ではありません。子供が起きると、すぐに退屈してしまうので、できるだけ子供が寝ている間に走りました。結局子供たちは6時半頃起床。それまでに、200km程走りました。目的地まで残り95km。

やたら広くて遊具も充実している公園発見

新五合目に行く前に、スケッチできる場所を探しながら、走っていると、誰もいない広い公園(?)に遭遇。遊具も充実しているし富士山の眺めも良いし、なぜ人がいないのか?産廃でも埋まっているのかと思えるほど、不思議な場所でした。

その後、新五合目に着いて、恒例(?)の「ふ〜じさんの上でおにぎりを〜」食べました。

毎年そうなのですが、五合目付近の子供たちのテンションはイマイチな感じです。私としてはせっかくなのでできるだけ高いところまで登ろうと、毎年五合目まで行きますが、子供たちにとっては富士山に登っていると、あまり富士山は見えないし、遠くの景色もかすんでいてイマイチよく見えないし、それほど楽しくはないようで、仕方なくテンションの高い父ちゃんにつきあってくれている感じです(笑)。

富士山五号目なう。と言おうと思ったら圏外だったので、おりて来て三号目付近なう。... on Twitpic

富士山の絶景ポイント「水ヶ塚公園」

富士山から下りて、また、別のビュースポットに寄った頃からHannaのテンションは上がり始めます。Youが昼寝をしてたので、父ちゃんを独り占めして、絶景公園を二人で散策。デートっぽい感じがHannaのテンションをあげます。

日本晴れなう on Twitpic

そして、夜は子供たちの最大の楽しみ、車中泊。富士山のわき水で、歯磨きなどをして、キャンピングカーに囲まれて、1台の軽ワンボックスカーの中で3人雑魚寝。

 

毎年基本的には行き当たりばったりでの旅行です。それはそれで楽しいのですが、もう一度行きたいと思っても、どこにそれがあったのかが分からず、二度とゆけません(笑)。それが、今年からは違います。今年はTwitter、Twitpic、foursquareなどで、写真や位置情報をアップしながら移動していったので、正確な位置が記録されています。良かった場所は、また来年も訪れたいと思います。

 

来年はHannaに、写真&位置情報を含めたTwitterのポストを覚えさせて、渋滞情報も含めて、細かく記録してゆきたいと思います。