人を評価する基準

人間の評価をするときは、できるだけ余分な情報を排除し、本質的なものだけで評価すべきです。

人種、見た目、出身地、宗教、親の職業などは、法律的にも企業の採用基準に含めてはいけないものです。

私自身が、自分の本質とは関係のないところで勝手に評価されることがいやなので、自分もできるだけその人の本質を自分なりに判断して評価したいと思っています。

私が、そのことを強く思ったきっかけはオーストラリアでの様々な経験です。私が若者に海外生活を薦めるのは、人を見る目を鍛える訓練になることも大きな理由のひとつです。

海外で学校に入って、就職して、友達を作ったりするときに、良くも悪くも人間の本質を見てもらえやすいです。自分一人で全てを行わなければいけないし、親のコネでなにかすることもできません。実力が評価されます。

私がオーストラリアで就職したとき、面接をする前に、面接官(社長)に伝わっていた情報は「英語があまり話せない変な日本人」という程度だったはずです。 

その社長は、社員を雇う基準は「仕事ができるかできないか」だけでした。人間的にはとても優しくてすばらしい社長でしたが、こと仕事に関してはとてもシビアでドライな人でしたので、不安定なビザを持っていた私でも雇ってくれました。

友達としてつきあう場合は、単に好きか嫌いか、自分と趣味が合うかどうか、考え方や生き方に共感できるかなどで、評価すればよいです。

仕事のつきあいであれば、その人の仕事の実力や、仕事に対する考え方や、向上心などで評価すべきです。

人の噂などに惑わされず、正しい基準で人を評価できるようになりたいものです。 

今年一番の注目サービス「Ustream」

昨日の多治見IT勉強会の前半は、Ustreamなどのライブ中継ができる動画共有サービスについての実験したり話したりしました。

Ustreamは、先日ソフトバンクが出資を発表してニュースになりました。あの孫正義が惚れたサービスだということで、15年くらい前のYahoo!の再来かとも言われたりしています。

当時、「インターネットの検索サービス」なんて言ってもほとんどの人が理解できなかったと思います。でも、孫さんはその可能性を見抜き半ば強引に出資してきたという伝説になっています。

Ustreamも、ライブ中継ができる動画共有サイトと言う説明では、その可能性は理解できないと思います。私も最初はUstreamの魅力は実際に使うまで理解できませんでした。

やっていることは特に新しいことではなく、パソコンやiPhoneを使って、インターネット生中継が公開できるというものです。海外の映像を生中継すること自体は、ケネディ大統領が暗殺されたパレードの映像の頃にできています。しかし、これまでの生中継をするには、たくさんのスタッフと大がかりな機材が必要でした。コストもかかることなので、テレビ局などが行うものでした。

ところが、Ustreamはパソコンとインターネット回線があれば誰でもどこでもインターネット生中継ができます。もっと言えばiPhoneだけでも中継ができるのです。

普通に考えただけでも、これまでテレビ中継するほどではなかったイベントの中継ができるようになります。アマチュアバンドのライブ、マイナーなスポーツの試合、セミナーや勉強会などなど。

それだけでも、これまでにできなかったことができてすごいのですが、孫正義が出資をするほど惚れるには、もっと大きな可能性を見据えているはずです。

これまでの延長線上にあるサービスではなく、全く違う使い方が恐らく生まれてくるはずです。もちろん、まだまだ通信回線や端末の性能の問題もあって、iPhoneで生中継する映像はフレームレートも画質も解像度も不足しています。でも、そんなものは日進月歩、分進秒歩進歩している技術であっという間に解消されるでしょう。そうなったときに・・・そうなる前から、今までに考えられない使われ方が、我々の生活の中に入り込んでいるに違いないと思います。

私のようなものですらワクワクするこのサービス。さぞや孫正義は具体的なサービスイメージをいくつも思い描いて、「たった18億円でこんなおもしろいものを手に入れることができた」と笑っているのではないでしょうか。

Ustream(に限らず、インターネットライブ中継サービス)は、今年一番の注目インターネットサービスだと思います。

2011年7月24日から我が家ではテレビが見えなくなります

2011年7月24日までに地上アナログ放送は停止します・・・と、くどいほど色々なところで叫ばれています。

我が家は未だに旧式のアナログテレビです。アナログ地上波もまともに映らないのでNHKの受信料も支払っていません(ちゃんと綺麗に映してくれれば払います)。

たまに、どうしても見たい番組は、実家で録画するなどして見ていましたが、それについても別に見ないと死ぬわけではないので、無ければないで構いません。

そんなわけで、映るかどうか分からない(近所の人の話によれば映らない可能性が極めて高い)地デジ対応テレビなどは購入する予定はありません。

NHKや総務省は「全ての人がテレビを見られるようにする」 と言っていますが、それは「お金を払えば」という前提がつきます。うちの町内でも、みんなで組合を作って共同アンテナを作れば、その費用の多くをNHK?が負担してくれるのだそうで、先日も皆さんで、その申し込みの話をしていました。

補助金が出ると言っても全額ではないので、最初に費用を負担しなければいけないし、毎月のアンテナ維持費も負担しなければいけません。

「あんたのところはどうする?」

と聞かれて、

「うちが入らないことでみなさんに迷惑がかかるのでなければ、うちはいいです。」

と応えました。

都心では室内アンテナでも十分に映るところがある地デジですが、田舎ではお金を払って見なければいけないのです。こういうときには都会がうらやましいです。

いずれにしても、地上アナログ放送が終了したら、我が家ではテレビが映らなくなります。

でも、別にこれはやけくそになって出した結論ではなく、いろいろ考えて出した結論ですので、後悔はありません。

  1. 今でもあまりテレビに依存した生活をしていないので、もし、本当にテレビが見えなくなっても生きてゆけないわけではない
  2. 来年の7月までに電波の状況がよくなって我が家でも地デジが映るようになるかもしれない
  3. VPNで実家とつないでオンデマンドで見られるような環境を構築する
  4. インターネット経由のテレビ配信サービスが始まるかもしれない
まだ1年以上の時間があるわけですから、いろいろな新技術や状況の変化が十分にあると思うので、我が家の結論は「待ち」です。

 

Hannaよりも父ちゃんがそわそわしだした

小学生になったHannaが、なんとなくバレンタインディの意味を理解して、チョコをプレゼントするつもりらしいです。

同じクラスの男の子に。

手紙も書いて。

Hannaのクラスと言うか学年は、女子が2人。かなりの難関を突破してチョコがもらえることになった子は、意外な子。

これまでHannaが公言してきた好きな子とは違う。好みが変わったのか?

手紙を見せてくれたのですが、なかなかの名文。うかれた女子高生的なちゃらちゃらした感じでもなく、枯れた大人の手紙でもなく、子供らしくかわいらしい手紙でした。

袋にもデコレーションして、準備万端。

一番ドキドキしているのは父ちゃんかもしれません。

ちなみに、Youは、お姉ちゃんがやっていることを自分もやりたいので、一緒に手紙を書いたり、準備していました。もちろん、あげる相手は父ちゃんです! 

UCCのTwitter広報の騒動についての感想を言いつつ、宣伝です

コーヒーメーカーのUCCがキャンペーン告知をTwitterを使って行って、その方法についてかなりの批判を浴びて、即日わびた問題についての私の感想です。

事件の詳細については、日経BPなどの記事を参照してください。

Twitterについては、昨年から休息に普及というか利用されるようになってきたとても新しいサービスです。多くのユーザーも、利用方法について試行錯誤しているような部分があります。

ビジネスでの利用についてはさらに試行錯誤状態です。

今回のUCCのやり方は、やはり問題があります。日常的にTwitterを利用していれば問題であることには気づいたと思いますが、恐らく日常的に使っていたのではなく、噂やニュースなどで「Twitterが流行っているらしい」と聞いて、ちょっとだけ試してみた程度の人が考えたのではないかと思います。

私の主張は、今回の事件に懲りずにTwitterの可能性を探って欲しいということです。初期の頃には色々な失敗もあるかも知れませんが、めげずに挑戦していって欲しいです。

大企業や、地方自治体のみなさん、Twitterを活用した広報に尻込みしないでください!!

・・・と、大きな声で主張したところで、今から某地方自治体の担当者の方にTwitterを使った広報の提案に行ってきます(笑)。

Twitterに自動的につぶやいたり、自動的に返信したりするbotと呼ばれるプログラムは、今回のUCCのように企画に問題があれば迷惑なものになりますが、ちゃんとしたものはとても便利で楽しいものです。

ジーアップでは、Twitterに自動的につぶやくことができるプログラムの開発をしております。ご興味のある方は是非お問い合わせ下さい。