レトロ感すらある情報端末

先日、訪問した会社は、藤沢駅からバスに乗って行くところでした。

 

藤沢駅には初めて行ったので、バスの乗り方が分からず、バスの案内所を探して、歩き回りました。

やっと見つけたのが、バスの情報端末

これが、かなり旧式な感じで驚きました。

今どきの端末であれば、液晶タッチパネル端末であると思うのですが、この端末は、かなり巨大で、丸みを帯びたCRTディスプレイが埋め込まれており、テンキーと、印刷物が出力される口がついているものでした。

Windows95とか、もっと古いOSのパソコンが入っている感じの動きで、私としては興味津々。

いろいろいじってみました。

 

まずは、自分が乗るべきバスを探して、その時刻表を表示してみました。

「印刷」ボタンが付いているので、押してみました。すると、ジリジリビーッという最近あまり聞かなくなった音がして、紙が出てきました。

プリンタはドットインパクト式のもので、しかも、インクリボンが、くたびれていて、文字の色はかなり薄かったです。

 

設置同時は、「最新式コンピュータ情報端末」 だったのでしょうが、今では使い勝手も、見やすさも、桁違いに悪いです。

 

それでも、どうにか自分が乗るべきバスの時刻と、乗り場は分かって、バスに乗ることができました。

幻のKIRIN勝ち樽で一家号泣?

今日は、夕食の前に風呂に入ることになり、Youと私が服を脱ぎ始めると、電話のベルが鳴りました。

 

「○○便(某大手運送会社)ですけれど、KIRINの勝ち樽が届いています。お宅の場所はどこですか?」

 

なんと、先月申し込んだ、KIRINビールの「勝ち樽」が当たったのです。

 

ところが、どんなに説明しても、うちの場所が分からないようで、要領をつかめません。

それでも、どうにか分かったということで電話を切りました。

 

ビールを愛する妻(このキャンペーンに申し込んだのも妻です)に、報告すると、大喜び。

 

小躍りしながら歓喜歓声。

 

「でも、かなりやばそうな、おじさんドライバーっぽかったから、届けられるのは12時過ぎるかもよ」

と、私が冗談を聞く耳を持たない感じでした。

 

その後、私は風呂に入り、みんなでご飯を食べて、いると家の前に白いワンボックスカーが停まりました。

 

「来た!バンザーイ」

 

また、歓喜する妻に印鑑を渡され、出て行く私。

 

時間はかかったけど、よくぞ来てくれました。

「柴田さんですね」

「はい」

「荷物です」

「はい。ありがとうございます。」

運転席から出てきた運転手は、荷台に行き、荷物と伝票を取って出てきました。

 

・・・ところが、伝票は確かに私の名前なのに、荷物に貼ってあるラベルは別の人の名前です。

「これ、違いますよ。」 

 と、私が言うと

「あれっ?」

と言って、荷台に戻りごそごそ探して

「すみません。荷物間違えました。明日もう一度配達します」

 

私、絶句。。。。

 

私は別に明日でも構わなかったのですが、家の中には小躍りしている妻と、あまりの妻の喜びようにつられて踊っている娘達がいるのです・・・。

「すみませんねぇ」

 と言いながら、おじさんは行ってしまいました。

 

手ぶらで戻ってきた私を不思議そうに眺める妻に、理由を説明したときの妻の落胆ぶりは尋常ではありません。

落胆は怒りに変わり、運転手に対する罵倒。

怒りは悲しみに変わり、号泣。

 

母の一大事を察したHannaもつられて泣き出し、姉に母を取られたと思った、Youが、妻とHannaの間に割り込もうとして、Hannaに突き飛ばされて、号泣。

我が家の3人の女達が大声で泣いています。

 

その様子に、ちょっと引き気味の私。

ホント、近所に家が無くて良かったです。

おそらく理由を説明しても信じてもらえないでしょうから・・・・

今年はホタルが大量です

今の家に引っ越して、4回目の夏を迎えますが、今年はめちゃくちゃホタルがたくさん出ています。

 

町興し(?)の一環で、町民が里親となって育てたホタルの幼虫を、かなり放流しているのが理由のひとつだと思いますが、それにしても多いです。

 

自宅の前に出て、小川の向こう側の森を見ると、空を見上げて星が見えるくらいの密度で、ホタルが見えます。クリスマスツリーの飾り付けのようです。

 

宣伝をしていることもあって、都会からホタルを見に来る人がたくさんいるようです。私の自宅付近にも車が止まって歓声が上がるのが聞こえてきます。
風呂上がりに、パジャマを着たままホタルが見える(少しなら自宅の庭にも飛んでくる)なんて、本当に贅沢だなぁと思います。

 

 

※ちなみに、この記事のMAPは、ホタル情報を出している公民館です(自宅ではありません)

 

システム開発会社の永遠の課題です

NBOnlineのこの記事(ITの常識は世間の非常識)などに書かれていることは、システム開発会社の最大の悩みです。

この問題を起こさせないために、常に新しい手法を考え、最も神経を使う部分です。

 

システム開発会社の本音を言えば、

  • システム会社は顧客の業界のことをよく知っているわけではない
  • 顧客の言うとおりのシステムを作った

ということになるのです。極論を言えば

「システムがうまく動かないのは、発注者の発注方法が良くないから」

 ということになります。それは事実です。

 でも、記事にも書かれているとおりプロとしては、それは言えない。寅さん風に言えば「それを言っちゃぁおしまいよぉ」ってことなのです。

 

顧客にしてみれば、自分たちはITのことは素人なのだから、その点を踏まえてシステム会社が作ってくれ、ということになるのですが、実際に無理なことが多いのです。

 

例えば

「電子商品カタログを作って、インターネットで公開したい」

という、要望が顧客から出て、システム会社としては一般的なカテゴリ分けや、商品名や属性欄にあるキーワードでの検索機能があればよいと考えて、そのようなシステムの見積もりを出して、実際に開発したとします。

ところが、実はその業界では、商品を探すときには、商品の体積の±10%の数値と、最も長い辺の長さ、を指定して探すのが常識なのだ、ということが、ほとんどシステムができあがった頃に知らされます。

顧客から渡された最初の商品データ一覧(エクセル)には、体積欄には「100m3(2×5×10)」 という内容を入れる、と書かれていて、それを開発者が、データベース上に通常のテキストデータとして登録するように作ってあれば、「体積の±10%の数値と、最も長い辺の長さ」で検索することはできません。

そこで、データベースの設計からやり直すことになり、顧客に「追加費用は○○万円です」と言って、大反発を受けることになるのです。

 

この例は、非常に単純な例で、普通のシステム開発会社であれば、商品のサイズの指定については、あらかじめ確認しておくでしょうが、これがもっと、システム開発会社が想像できないような常識がその業界にあったり、

「商品サイズをテキストで持っていると、検索などができませんよ」

という、確認を顧客が深く考えずに「OKです」と返事をして、しまったりすると、後で大変なことになることがあります。

 

最初にチェックリストを作って、顧客の担当者に確認印まで押してもらっていたとしても

「確かに見たけど、検索できないという意味がわからなかった」

と言い張られることもあり、開発会社としては辛いところです。

結局のところ、完全な方法というものはなく、とにかくたくさん説明と確認をしながら、進め、違うと言われたときには直す、という方法しかありません。

つまり、開発プロジェクトを成功させるためには、信頼関係のある顧客とシステム開発会社が、十分な予算と期間を取って、かつ、顧客と開発会社が十分なコミュニケーションを取って進めなければいけないのです。