最近、小学校や保育園で絵本の読み聞かせを行うところが増えてきています。
うちの娘の通う小学校でも、年に何度か絵本の読み聞かせ月間?があり、保護者や地域の人がクラスで読み聞かせをします。基本的にはボランティアを募って来てもらうのですが、ほとんどは児童のお母さんが来ます。
働いているお父さんが、朝、学校で読み聞かせをしていたら会社に遅刻してしまうから無理ということだと思うのですが、小学校での絵本の読み聞かせは、会社に遅刻したり半日有給休暇取ったりしてでも行く価値があると思います。
子どもたちにとっていいこともたくさんありますが、父親側のみのメリットのみに絞っても以下の点が挙げられます。
・参観日でもないのに子どもの学校の様子が見える
・子どもたちに顔を覚えてもらえる
・先生たちに顔を覚えてもらえる
学校でのトラブルの大半はコミュニケーションがしっかり取れていれば防げたり、大事にならないで済みます。コミュニケーションの第一歩は知ってもらうこと。見たことある人になって、挨拶したことある人になって、そのうち行事で会ったときにいろいろ話ができるようになります。そうなれば、クレームにならないように要求をつたえることもできるようになるし、問題になる前に話を聞くこともできるようになります。
そうは言っても上手に読めないし、恥ずかしい・・・と思われるかもしれません。でも、それは全く問題ではありません。読み聞かせ会は、絵本の読み聞かせコンテストでもないし、上手に読むことが目的の会でもありません。
ただ、読むだけで良いのです。
社交的にめちゃ子どもたちに絡んで、はしゃがなくてもいいんです。ただ行って絵本を読むだけでよいんです。
上手じゃなくてもいいんです。ただ、一生懸命読むだけでよいんです。
見たことのない知らないオッサンが来て本を読んでくれるだけで、子どもは嬉しいです(たぶん)。
うちの娘(小5)は、私が読み聞かせに行くことに対して直接的には「別に来てもいいよ」くらいな感じのことしか言いませんが、絵本を選んでいると「こっちの方がいい」とか「時間内に終わる?」とか関心を持ってくれてます。5年生にもなると友だちの前や本人(父)の前では喜んだりしなくなりますが、実際は自分の父が読み聞かせに来ることをかなり嬉しがっているようです。
毎回、父親が来るのが自分の父だけなので、先生や他の親さんたちにもいろいろ声をかけてもらえるのも若干誇らしいようです。
自分の子どもが喜ぶのなら、少々の恥ずかしさを乗り越える価値は十分にあります。
ぜひ、お父さん方、小学校や保育園の読み聞かせに行きましょう。