運の良い人と悪い人

世の中には運の良い人と悪い人がいます。

・・・と言われています。

でも、一生トータルで見たら、誰もがほぼ間違い無く運のよいことも悪いことも、同じくらい起きています。

でも、ある人は「自分が運がよい」と言うし、ある人は「自分が運が悪い」と言います。

そもそも、運がよいとか悪いというのは、どういう事なのか、ということですが、 これはとても主観的な判断です。

同じ交通事故にあっても「死ななくてよかった」と思う人は運のよい人だし、「骨折してしまった」と思う人は運の悪い人になります。どちらも同じように骨折していても。

だから、運の悪い人というのは、言い換えれば、ネガティブな思考をする人です。ネガティブな思考をする人の意見は、聞いている人も気が重くなります。

運の悪い人の近くにいると、自分まで運が悪くなる仕組みはそういうことです。決して神様が、運の悪い人の近くの人に不幸を与えているのではなく、ネガティブな考え意見を聞いている人が、その人に影響されてネガティブな気持ちになり、同じことでも「運が悪い」と考えてしまうようになってしまうということです。

私が、運がよい人と付き合いたいと考えて、運のよい人の近くにいるのは、そういう理由です。そして、自分自身もとても運のよい人間だと考えています。 

熱いインターンフェア

日曜日は岐阜で長期インターンシップをプロデュースしているNPO法人G-netの、学生向けイベント「ホンキ系インターンシップフェア2011春」に行ってきました。

 

これまでも何度もインターンフェアには参加させてもらっていますが、圧倒的に参加者の多いフェアでした。数年前までインターンフェアは、NPOの代表自らが企画し、司会もしながら行われていたのですが、最近はNPOの学生部が企画も運営も全て行なっています。こんなイベントを取り仕切ったりできる学生はこんな時代でも就職とかで悩まないのではないかと思います。

 

昨日は、150人位の参加者ということでしたが、スタッフとして参加している学生や、OB/OGなども含めると150人をはるかに超える学生が部屋には居ました。かなり人口密度が高い空間でした。

 

 

いつもの座談会では、私の前に5〜10名くらいの学生が半円状に座って話をします。少なければ全員から質問を聞いたりもします。 

ところが、今回は2回の座談会とも30名以上の学生が集まってくれました。30名といえば学校の1クラスの人数です。膝を付き合わせての座談会・・・とはいきません。立って声を張り上げて話しました。

 

当然、全員から質問を受けるということはできないので、挙手してもらっていくつかの質問に回答しました。質問は、一言で答えられるような質問ではないので、ひとつの質問の回答に10分くらいかけます。1回の座談会で5問くらい回答できたかな、という程度です。

 

ー どうしたら、挑戦する勇気がわきますか?

挑戦するかしないかを考えると不安で挑戦できなくなるから、1年でも半年でも、「はい」「やります」しか答えないようにしたらよい。言うことが難しいなら「はい」や「やります」と書いたカードを作って、人になにか言われたらそのカードを出すと良い。

 

大真面目に私は答えているのですが、それをどれくらいの学生が本当の話として受け止めているかは不明です。

インターンシップに参加するのも、ボランティア活動するのも、留学するのも、流浪の旅に出るのも、なんでもよいのでいろいろなことに挑戦してみれば、それが経験となって自信がつき、新たな挑戦ができるようになります。話を聞いてくれた学生の中で、ひとりでも多くが、新しい挑戦をしてみてくれたら嬉しいです。

 

思考停止すべきコトと、極限まで考えぬくべきコト

最近、学生の前で話すときに、二つの矛盾することを話しています。私が20代の頃に実践してよかったこととして、次の二つのことを挙げています。

  • 考えない
  • 知恵で全てを解決する癖をつける

オーストラリアで現地の翻訳会社に就職したとき、上司(社長)に「これ、できるか?」とか「こういうことやったことあるか?」などと聞かれたら全て「Yes」と答えることにしてました(この部分が「考えない」部分です)。

幸い社長は、あまり会社にいなかったので「できる」とか「経験がある」と答えたことについて、多少時間をかけて挑戦することができました。 ここからは、必死に考える時間です。

嘘つきにならないように、次に社長に会うまでにちゃんとできるようになって、経験を積んでおくにはどうしたらよいか。考えに考えます。

例えば技術的なことであれば、すぐに本屋に行って、本を何冊か購入し読みながら実際に操作をするなどして、知識と経験を積みます。

もちろん、そんな付け焼き刃的な知識は、すぐにぼろが出るのですが、その時の対応もまた訓練であり、すぐやり直したり、勉強しなおしたりしながら、得る知識や経験は普通以上に強い力になります。

20代の頃は、挑戦するかしないかという選択がある場合、挑戦する方を選ぶ方が殆どの場合よいです。

その時に、考えてしまうと不安になったり、できない理由がどんどん頭に浮かんでくるので、思考停止するなり、何か機械的に「Yes」を選択するような仕組みを作っておいても良いと思います。

そして、一度、挑戦する方を選んだら、トコトン考えてそれを成功させるように最大限の努力をします。

仮にうまくゆかなかったとしても、それは失敗ではなく、良い経験です。次に同じ挑戦をするときにうまくゆく確率が上がります。また、ダメだったとしても、さらによい経験ができているので、その次に挑戦するときにうまくゆく確率が上がります。

そうやって、無条件に挑戦し続けていると、10年後、20年後にはとても多くの経験を積んで、自信を持って正しい判断ができるようになる・・・と思います。 

MacBook Airはライフスタイルを変える

これまで何十台とパソコンを使ってきました。

必要に応じて購入したり、物欲に負けて購入したり。

当然、購入するには何らかの理由があります。高性能であるとか、コンパクトであるとか、新しい機能が搭載されたとか・・・。

でも、ほとんどは単なる性能アップです。2倍速くなったり、半分の重さになったりしても、基本的には変わりません。ライフスタイルに革命的な変化をもたらしたパソコンはほとんどありません。

そんな中で、今回購入したMacBook Airは久しぶりのスマッシュヒットです。ライフスタイルが変わる兆しが見えます。

理由は二つあります。 

ひとつは、以前もブログに書いた「瞬間起動」です。iPadなどと同じように、1秒程度で作業が再開できる状態になります。これは、劇的にパソコンとの関わり方を変えます。 

もうひとつは、私の個人的な好みによるものですが、私に取ってはとても大きなものです。

私は10年以上前からノートパソコンはThinkPad一筋でした。様々な理由でThinkPadを選んでいたのですが、最大の理由はTracPointです。

キーボードの真ん中辺りにあって、マウスの代わりに操作するものです。ThinkPadのトラックポイントは、とても優秀でキーボードから手を離すことなく、マウス操作+キー入力が快適に行なえます。慣れるとマウスを使うようりも全体の作業速度が上がります。

私のようにずっとパソコンをいじる仕事をしていると、キーボードからマウスに手を移動させる動作も、1日に何百回と行い、それが、1秒くらいずつかかるとしても、毎日何百秒もロスします。なので、ここ10年くらいノートパソコンはThinkPadしか使っていませんでした。

また、この先もこれ以上に効率よく作業ができるキーボードとマウス(の代わり)は無いだろうと思っていました。

ところが、この10年続いた私のスタイルを変えられる気配をMacBook Airに感じています。まだ、ThinkPadのキーボード+トラックポイントを超えるパフォーマンスは出せていませんが、もう少し慣れれば超えられる可能性を感じています。

この点については正確にはMacBook AirではなくMacのトラックパッドの操作性です。すこぶる良いです。

Mac OS標準で、マルチタッチ(操作)に対応していて、一本指で操作するとマウスポインタが移動し、二本指で操作するとスクロールします。三本指では、ページを進めたり戻したりできます。

この操作感は、事前に文字ベースで知っていましたが、実際に使ってみると、想像以上に使いやすいです。

さらに、BetterTouchToolというフリーソフトを導入することで、非常に細かくカスタマイズが出来るようになります。これで、少しずつ自分に使いやすいジェスチャーを設定してゆき、様々なアプリの操作や、OS全体の操作を変えてます。

既にブラウジングについては、ThinkPadを使っていた頃よりもずっと速く操作できるようになっています。他のほとんどのアプリでも今年中には、ThinkPadの操作を超えられると思います。その時点で正式に私はMacに改宗します。改宗の儀式としてMacにATOKを導入します。

多治見IT勉強会 – Ust+Twitterで徳島の勉強会とコラボ開催

昨日は、多治見IT勉強会でした。

前回から、会場を中川さんのiParkになっています。話題のAppleTVがあり、勉強会終了後、みんなで体感しました。値段を考えたら「かなり欲しい」ランクに入ります。

さて、勉強会は今回はじめて徳島の勉強会「オープンフォース」さんとの共同開催です。Ustreamで中継し合いながらTwitterで感想や質問をしながらの勉強会はというのは、とても可能性を感じる形式です。

ただ、今回は初めてのことばかりで、かなり混乱し、時間的にもかかってしまいました。でも、それらを一つずつ改善してゆけば、すごく良くなると思いました。数百キロ離れた場所にいる人達と、一緒に勉強会ができるというのは画期的です。

今回、問題となった点(私が個人的に思っている)は、

  • 映像の画質
  • タイムラグ
  • 画面の切替

です。どれもハード的な問題なので、解決は難しくないと思います。

画質については、特に今回プログラミングの話で、直接その場でプログラムを書いて、実行して見せる発表があったのですが、ソースの文字列は、Ustream経由では全く読めませんでした。予めソースファイルを送っておくか、チャットなどと連動して文字列が送れるとよいかもしれません。

二つ目のタイムラグの問題は、PCの性能に依存するのか、プロジェクタに映していた映像は、1分くらい遅れていました。なので、ある程度、お互いが勝手にしゃべって進めてゆかないといけませんでした。ただ、別のスマートフォンで見ると、そこまでタイムラグがなかったので、なにか解決法はありそうです。

もうひとつの問題が画面の切り替えです。これは、プロジェクタ一つえ行うと、相手の映像と、こちらのプレゼンの映像や、Twitterのタイムラインなど、それぞれを表示するのに画面を切り替える必要があって、よくありませんでした。

全員がPCを持っていて、Twitterを見たり書いたりしながら、二つのプロジェクタで、こちらのプレゼン資料と相手の映像をそれぞれ同時に表示できたら、さらに同時開催の雰囲気が出て良いと思います。

いろいろ問題も多かったのですが、これもすべてやってみないとわからないことで、今回はとても良い経験となりました。次の機会にはもっと良く出来ると思います。

最後、会場の閉館時間を過ぎてしまってオープンフォースの方にはご迷惑をおかけしてしまって申し訳ありませんでした。これに懲りずに、また、よろしくお願いします。 

勉強会以外にもUstream+Twitterという組み合わせで遠方と同時開催して楽しいイベントは多いと思いました。

いろいろ勉強になった勉強会でした。