自信満々の極意(2)

昨日の続きです。

何事も自信満々で取り組むと良いのですが、問題はどのようにしたら自信満々になれるのかということです。 

自信をつけるには何よりも経験です。経験を積めば積むほど自信がつきます。 

そう言うと、卵が先か鶏が先か的な問題になります。自信がないから挑戦できない→挑戦しないから経験が積めない→自信がつかない・・・。

経験もないのに自信を持つ方法は、無知!無考!

やったことないことに挑戦できるチャンスをもらえたら、深く考えないでやってみることです。考えれば考えるほど不安が増えますが、考えなければ不安は広がりません。

実際に私が二十代の前半で実行していたことです。挑戦するチャンスが出てきたり、誰かに何かを誘われたら「はい」としか言わないと決めてました。

だからバイトも興味の有無や、できそうかどうかとか、儲かるかどうかとか、そんなことを考えずにとにかくやりました。そのすべてが今の自分の自信につながっています。

どんなに忙しくても遊びに誘われれば行きました。変なところに住んだり、釣りをしてはいけないところで釣りをしたり、(自称)シドニーで一番大きな家に住んでいる人と遊んだり、ホームレスっぽい人と遊んだり、変なフィルタを掛けずにどんなことでも受け入れて挑戦すると、いろいろな経験をつむことができて、多く自信をつけることができます。

深く考えるのは年をとって体が動かなくなってからでよいです。若いうちは考えないで即実行!

もちろん、法律を犯したり、他人に迷惑を掛けるようなことはしてはいけませんよ。

 でも「若い頃は無理してでも貧乏になってお金じゃなくて知恵で解決する癖をつけろ」と言ったじゃないかと思った人は、ちゃんと私の話を聞いていた人です。素晴らしい。

この「考えるな」と「考えろ」は矛盾しないのです。そのことはまた今度書きます。

または、会ったときに聞いてください。

自信満々の極意(1)

先日、プレゼンの極意として「自信満々で行う」と書きました。

自信を持って行うべき事としては、プレゼンだけでなくいろいろなことへの「挑戦」もあります。

 

何かに挑戦するときにもやはり「自信満々」でやるべきです。「できるかなぁ〜」なんて考えながらやるのではなく「できるに決まっている」と思ってやるべきです。

 

昨日も、岐阜大学で行われたG-netのインターンシップフェアで、その話をしました。考えに考え抜き、もうこれ以上できないという所まで綿密に準備をしたらあとは、自信満々に実行するのみです。

 

正確に言えば「準備はとことん臆病に、実行はとことん大胆に」ですが、今の大学生には「臆病にする必要は全くない」と言いたいです。

バブルがはじけたころに生まれて、大人達の落ち込んだくらい顔やニュースばかりにどっぷりつかって育った若者達は、「将来への漠然とした不安」というものが、頭にも心にも染みついてしまっているので、臆病すぎるのです。だから、とにかく大胆に自信満々で挑戦してみるべきです。

 

そこで予想通りというか、期待通りの質問が出ました。

 

では、どうしたら自信満々に挑戦できるのか?

自信をつけるにはどうしたらよいか?

 

ひとつの答えは「失敗」は無いと考えることです。

挑戦してその結果がどうであったとしても、それは失敗ではなく「経験を積む」ことになります。そう考えれば少しは自信満々に挑戦できるはずです。

 

でも、もう一つ若者にだけ可能な自信満々の極意があります。

それについては、次回書きます。

 

昨日やその前に私の話を聞いた人は、そのとき話したことを思い出して、コメントかメールを送ってみてください。メールを送るというのもちょっとした挑戦ですよ。

プレゼンの極意

プレゼンテーションと言っても、何百人もの前で発表するものから、数名の人に向かって発表するものまでいろいろあります。
プレゼンのテクニックは、発声法やジェスチャーなど表面的なものから、発表する内容や表現の仕方など、幅広くかつ、深いものです。それらについて語れるほど私はプレゼンスキルを持ってはいません。

ただ、どんなプレゼンにも共通する極意のようなものを知っています。

 

自信満々でプレゼンを行うことです。

プレゼンを開始直前は、
「これから行うプレゼンは最高のプレゼンになる」
「自分の発表した内容で採用されないわけがない」
それくらいの心構えで行うと良いです。
もちろん、横柄な態度というか、嫌味っぽく「自分が最高だぜ」という感じになってはいけませんが、胸をはって自信を持ってしゃべることは重要です。
そのためには、十分な作り込みと練習が必要です。練習を繰り返すうちに自信が付いてきます。そして、プレゼン開始直前には「絶対にうまくいく」と盲信して望みます。
もちろん、どんなに準備をしっかりやっても失敗するときもあります。その時は問題点を反省し、次回はその問題を克服します。失敗を繰り返すと普通は「何度やってもダメかも」的な考えになってしまいがちですが、それを「これだけ失敗して、その都度問題点を改善しているのだから、今度こそ大丈夫だ」と考えるようにすればよいです。
ちなみに、私も今週プレゼンをする機会があります。その資料を作りながら「こんなすごい内容で採用されないわけない」と思い始めました。あと2日後には完全にその考えが頭の中を占拠してプレゼンに突入すると思います(笑)

300年後の社会

このブログにも何度か書いていますが、私の人生観を形成する上で大きな影響を受けた映画は「2001年 宇宙の旅」です。何度も映画も見ましたし、小説や関連図書を読み、アーサー・C・クラークが持つ世界観について自分なりの解釈を確立し、それが、人生観の大きな部分でもあります。

 

それを話せと言われれば、一晩でも話し続けられると思いますが、一言で言えば「意識」のみが最終的に残るもの(概念)であるということです。

今でも様々な人工臓器があります。まだまだ、本物の臓器ほどの性能(?)が良くないので、完全に置き換えることはできませんが、いずれ本物より高性能のものが作れるようになるでしょう。筋肉や皮膚、眼球なども人工物のほうがいずれ高性能になるでしょう。

特にセンサー的な物(目や耳や鼻など)は、置き換えなくても直接脳に信号を伝えればよいので、外付けでも良くなるでしょう。後頭部に無線で大量の情報をうけとれるインターフェイスチップを埋めこんで、あとは色々な外付けセンサーからの情報を脳に直接取り込めば、目や耳は不要になる可能性もあります。

 

さらに、脳細胞にしても記憶を司る部分や、単純な計算などは既に現在のコンピュータでも脳以上のことができるものもあります。自身の細胞というもっとも弱くて交換がしにくいものを使わずに、高性能で交換しやすい部品に入れ替えてゆくことになります。

そして、最終的には意識のみが残り、それがどこに存在するのかというのは、曖昧になります。ちなみに、そういう存在を映画(および小説)「2010年」ではスターチャイルドという名前で呼んでいます。

 

こんな世界が100年後にくるのか、500年後か、1000年後か、1万年後なのかはわかりませんが、いつかくるはずです。

 

こんなことは、あまり、普段の生活の中で考える時間はないのですが、最近、同じ話を聞くことができてちょっと感動しました。

 

ソフトバンク「新30年ビジョン」

 

 

本題の30年先の話の前に、ソフトバンクの孫社長の考える300年後の社会の話があります。考え方としては非常に近いです。その先に、意識のみが残るという考えまで同じなのかはわかりませんが、途中まではほとんど同じです。

 

私の場合は、あまり具体的にその時代のために何かを残そうとか、何かをしようというところまでは考えず、今生きている自分の人生を充実して豊かにさせる程度の思考でした。しかし、そんな時代になるまで会社を繁栄させる方法を考えているというのは、さすが孫社長です。

自分もそれくらいの志を持ちたいと思います。 

 

 

最近の大学生の心配事についての心配

先週、日本福祉大学で話をさせていただきました。

多様な価値観を知って、常識にとらわれない一歩を踏み出してもらう・・・という目的の講義です。

 

就職活動を開始する(した)学生さんが多く、質問は就職とか仕事についてのことが多く出ました。

前回、岐阜大学の時もそうでしたが、私が想像している以上に大学生は就職について心配していることを改めて知りました。

 

確かに、日本は不況のまっただ中で、就職するのはとても難しい状況です。私が就職したころというのはバブルの絶頂期で、求人倍率10倍以上で、好きなところに就職できるような感じでした。なので、当時は就職について全く心配していませんでした。

別に今年就職しなくても、ちょっと好きなコトしてから就職してもいいや、ということを簡単に考えることができました。

 

しかし、今の状況はだいぶ違います。新卒でないと就職に不利だから、就職が決まらない学生が無理矢理留年して、就職活動したりするような状況なのです。

 

そういう状況で、毎日、就職難や不景気のニュースが流れまくっているのを見たり聞いたりしていれば、不安になるのも仕方がないかもしれません。

私が、当時全く脳天気に就職のことを考えていたのは、単に日本全体がバブルに浮かれていたからという理由もあります。

 

でも、それだけではありません。

 

いくら何でも20歳の若者にしては、今の学生達は不安が多すぎる!!

まだ社会人としてスタートもしていないのに、不安ばかりがふくれあがっているのは良くないです。若者は希望に満ちてないと。

 

無限の可能性があるのだから、もう少し希望に満ちてないと。

脳天気で希望に満ちていて、40過ぎのおじさん達から「若いっていいねぇ。悩みが無くって」なんて妬まれるくらいでないと。

 

私の周りにいる40過ぎのおじさん達は、もっともっと元気な人たちが多いです。人生半分終わっているおじさん達ですら、希望に満ちてます。

 

卒業直後の4月までに就職が決まるかどうかなんて、大した問題ではありません。これまで学生として親に扶養してもらってきているのであれば、それが1年延びたところで大きな差はありません。

 

それよりも、10年後20年後に大きく飛躍できるように、過ごすことが重要です。ボランティア活動をやってみるとか、海外に行ってみるとか、人よりも多くの経験を積むことが、勤続年数を積むよりも何倍も重要です。

 

ぜひ、ぜひ、学生達には

「就職するために、今なにをしたらよいですか?」 

なんて質問をしないで欲しい。まだ、

「ケンカした彼女と、どうやったら仲直りできますか?」

の方が、質問としてはうれしいです。

 

ただし、私の答えはどちらも同じです。

「わかりません」