岐阜大学のキャリア設計に関する授業に参加しました

今日は岐阜大学のキャリア教育に関する講義に、(6月に引き続き)ゲスト講師として呼んでもらって参加してきました。

私にとってとても意義のある時間でした。話を聞いてくれた学生さんに取っても意義のある時間であったら嬉しいです。

話した内容はいつも通り(?)私が大企業を辞め、オーストラリアに渡り、とんでもなく楽しい生活をしながら今の会社を設立するまでの話や、現在の山奥の楽しい生活についてなどの体験談と、考え方を変えるだけで人はドンドン幸せになれることなどです。

前回の反省を踏まえ(?)若いうちの貧乏を強く勧めると同時に、その理由を少し詳しく説明したつもりです。
世の中、お金で大抵のものは手に入れることができます。だから、若いうちにお金を持っていると、簡単にお金で手に入れてしまいます。お金がなければ、知恵と工夫と努力と根性で手に入れなければいけません。これが人間として様々な能力を向上させる要因になります。

頑張る癖、常に考える癖、工夫する癖、そういうものを身につけながら人生を送ることは、人生をとても豊かで有意義なものにしてくれます。だから貧乏は人間の成長にはとてもよいのです。

特に若い頃は、貧乏でも自分さえ我慢すればよいので、貧乏生活はオススメなのです。

 

また、外国に行くことで日本の良さや悪さもよく見えるようになるし、価値観の多様性を体に植え付けることができてよいです。

 

と言うようなことを話したのですが、どこまで意図通りに伝わったのかは多少不安です。

 

岐阜大学の学生(とくに今回の授業に参加していた学生)の印象はとにかくまじめそう。まじめな学生さんたちに、夜中の水族館で釣り(食料調達)をしたりするような不真面目なおじさんの話は、まるで別世界のようだったかもしれません。

学生さん達に同じことをして欲しいとも思いません。しかし、何らかの刺激となって、多少なりとも楽しい人生に近づけたとしたらうれしいです。

 

毎回そうなのですが、学生達とのイベントに参加すると、とても元気になれます。学生さん達の質問を受け、自分がもっとも自分のために頑張って無茶していた頃の話をしていると、自分自身もその頃の鋭く尖ってドキドキしていた頃を思い出します。忘れかけていた志を改めて思い出させてくれます。もっともっと自分を追い込んで必死に挑戦していた頃を思い出させてくれます。

 

明日から、昔のようにもっともっとストイックに自分を追い込んで、頑張ろうと思います。

 

ちなみに、最初の自己紹介の時用に資料を作ったのですが、ほとんど見せずに勝手に喋ってしまいました。せっかくプロジェクタで映す準備をしてもらったのに本当に申し訳なかったです。一応プレゼン資料をブログにつけておきます。

リスクヘッジ

会社を経営する上で、リスクヘッジは、とても重要です。

リスクヘッジというと、デリバティブと呼ばれる金融派生商品によって、投機的な投資を行うヘッジファンドをイメージされ、あまりよい印象を持っていない方もいるかもしれません。確かにデリバティブもリスクヘッジをするためのものです。しかし、私が今回言いたいのは、別に金融商品や投資についてのリスクヘッジではなく、売上げ減に対するリスクヘッジです。

 

会社は、いろいろな原因で売上げが落ちる可能性があります。そのときに即倒産しないように、普段からリスクヘッジをしておかなくてはいけません。

うちの会社のようなシステム開発会社も、仕事の取り方によってはとても大きなリスクを負います。10年近く前、ジーアップでは当時の会社の規模から考えるととても大きな公募のプロジェクトを毎年こなしていました。実に年間売上げの半分以上を一つのプロジェクトで稼いでいました。

ほぼ私一人でやっていたので、それなりにラクにもうかってもいました。しかし、その状況はとてもリスキーな状況でした。当時から分かっていたつもりですが、日々の仕事に追われているのと、それなりにキャッシュが回っている状況に、かまけてリスクヘッジをおろそかにしていました。

つまり、そのプロジェクトが採れない状況になったときの危機回避策を何も持っていなかったのです。また、公募だけでなく、普通の仕事も、1社の優良顧客からとても利益率の高い仕事をもらっていたので、ほとんど営業活動もせず、ただ、依頼メールに従って仕事をしていたらそれだけで、儲かっていました。

 

しかし、状況は変わります。IT系の公募が減り、応募できる企業の条件も変わり、応募できるものが少なくなり、採択されなくなりました。また、上場企業で安定しておいしい仕事をもらっていた、優良顧客だったところも、業績が急激に悪化し、依頼される仕事が激減しました。そうなると、あっと言う間に危機が訪れます。

 

なんとかその危機は乗り越えましたが、そのときにとても勉強になったというか、肝に銘じたことが、リスクヘッジです。

システム開発という仕事の多くは、依頼されたプログラムを作って、納品して、お金をもらうという仕事で、基本的には作ったときにお金をもらいます。それだと、来年の売上げを予測するのはとても難しいです。

そこで、少しでもメンテナンス費用を頂くようにしてきました。例えそれで、初期の開発費用を少なく抑えられたとしても、継続的に収入が得られるメリットの方が大きいからです。

 

ソフト開発会社、ホームページ制作会社などで、順調に業績を伸ばしているところは、ほとんど制作費よりもメンテナンス費に重点を置いています。

先日、たまたま同じ日に打合せをしたホームページ制作会社(どちらも業績は良い)でも、制作費は利益でないくらいでもよいが、必ずメンテナンス契約をして継続収入を得ていました。

これまで、リスクヘッジが難しいと考えられていた業種でも、リスクヘッジは可能です。

例えば農業。農業は天候などの気象条件によって収穫の差があり、とてもリスクが大きい業種です。しかし、貸し農園や、オーナー制度のサービスは安定的収入が得られます。1年間一定の面積や、木の収穫の権利を第三者に売るということなのですが、他の金融商品と違って、収穫体験などエンターテイメント的なサービスも付加できて、さらに価値を高めることが可能です。

 

外的要因によって売上げが大きく変化するビジネスにおいては、安定的に収入につなげる方法を考えることがとても重要です。ジーアップでもさらに安定収入化を進めてゆきたいと思います。

iPhoneのフリック入力

iPhoneの文字入力は、普通の携帯とはだいぶ違っていて(同じ方式にすることもできますが)、ボタンに触れて左右上下に指をスライドさせるフリック入力という方式です。

 

慣れないうちは当然入力が遅く、Bluetoothの外付けキーボードがなくては、とてもブログの記事などある程度の長文をかくことは難しいと思っていました

 

そもそも、どんなに慣れても、指一本で入力するのは、10本指で入力するほどは速くならないでしょうが、思考があまり妨げられない速度で入力できるようになれば、多少遅くても使えます。

 

約1ヶ月使って、文字の入力速度ですが、ひらがなだけで入力する場合、1分間に50文字は入力できるようになりました。予測変換などを使って、実際の文字を入力してゆく場合、もう少し多くなると思います。

パソコンのキーボードで入力する場合、1分間に200文字くらいなので、速度的には4分の1程度です。

10分の1の指の数で、4分の1の速度で入力できるというのはすごいです。

 

半分くらいの速度で入力できるようになり、かつ、入力中に入力そのものに使用する脳細胞の数というか、脳への負担がパソコンのキーボード並みになったとき、本当にパソコン無しで生きてゆける希望が見えてくるかも知れません。

実際は、大きな文章を編集するときなどは、全体を見回せる大きなディスプレイが必要なので、パソコンを手放す日は来ないと思いますが、少なくとも出歩くときはパソコンを持ち歩かなくなるでしょう。

 

今年中に、入力に集中せず(思考に集中し)1分間に80文字程度の入力できるようになることを目指します。

先日のセミナーの言い訳

先週、商工会議所の経営指導員向けのセミナーの講師をさせていただきました。

テーマは、中小企業の資金調達ということで、銀行からのお金の借り方や、公的な支援制度の紹介と具体的な手順だったり問題点だったりをお話ししました。

・・・が、ちょっと反応がイマイチだった気がします。私自身の未熟さも原因の一つですが、一応言い訳をさせていただきたい理由もあります。

 

このセミナーの依頼を受けたのは、岐阜商工会議所主催で、一般の経営者を対象とした資金調達セミナーの時でした。

「今回と同じ内容でセミナーをしていただけませんか?」

というような依頼で、引き受けました。ですので、私としては、基本的にはそのときの内容を元に、多少新しい情報を盛り込んで内容を決めたのですが、それが適切ではありませんでした。

 

経営指導員というのは、普段は一般の経営者に指導をされている立場の方々なので、基本的な支援制度などは当然ご存じのことが多く、セミナーでお話しした制度の紹介などは、既知のことばかり、退屈して当然です。

 

今回の反省は、事前に充分受講者の情報を得て、それに合わせた内容の組立をしないといけないという点です。

私のような肩書きも知名度もないセミナー講師にとっては、一度失敗すると二度と呼んでもらえなくなるので、失敗は許されません。しかし、とてつもなく幸いなことに、今回は来月同じ主催者のセミナーがあるので、今度は(今回比較的盛り上がった)、実際に公的な支援を利用した企業が、どのような苦労をして、どのような良いことがあったのかというような体験に基づいた話を大幅に増やしたいと思います。

ダイエット本が毎年売れることから学ぶこと

ダイエットに関する本は、毎年何冊も発売され、雑誌でも頻繁に特集されます。テレビ番組でも、特番があったり、情報番組の特集で紹介されたり、とにかく頻繁にダイエットに関する情報が出ます。

 

これは、いつでもみんなダイエットの情報を求めているということです。だから本や雑誌は売れ、テレビの視聴率が上がります。

 

でも、ダイエットというのは本来ものすごく単純なことで、根本原理は一言です。

摂取カロリーより消費カロリーを多くすればよい

 

食べる量を減らして、たくさんエネルギーを消費すればよいのです。極々シンプルです。

確実に減量できます。

 

このことは何十年も前から分かっている事実で、多くの人が知っている事実です。それでも、毎年新しいダイエット本が売れるというのも事実。

ここに実は、ビジネスを成功させる大きなヒントがあるように思います。