社長の椅子

会社の椅子を新しく購入しました。

 

イタリア製です。

社長の貫禄を出すためには、まず、椅子でしょう・・・。

 

あまり書きすぎると「岐阜県には頭の悪い社長しかいないのか」と思われるかもしれませんので、本当のことを書きます。

 

イタリア製の新しい椅子は本当です。ただし、購入理由は、貫禄を出すためではなく、腰痛対策です。

 

 

 6,000円くらいですので普通の椅子より安いくらいです。

 GYMNICのSIT’n’GYM75という足の付いたバランスボールです。

日経ベンチャーonlineでも「苦痛を和らげる社長のイス」として紹介されています。

 

最近、持病(?)の腰痛が復活して、水泳の練習が全力でできない状態が続いています(仕事が理由でないのか!と突っ込まれそうですが)。

お腹周りの筋肉強化にもつながるし、腰痛も和らぐのなら、こんないいことはありません。まだ使用2日目なので、空気圧や座る位置など、いろいろ試行錯誤中ではありますが、しばらく使ってよければ、またちゃんとレポートします。

 

 

出会い、再会

先週の「第20回JSCA岐阜県春季 マスターズスイミングフェスティバル」では、何人かの方に「ブログ見てます」と声をかけていただきとても感激しました。

ブログを書く最大の楽しみは、コメントを頂いたり、「見てますよ」と言われることです。そう言う意味では、最近、東海地区のマスターズスイマーのみなさんに見ていただけるようになったのか、水泳の大会で声をかけていただける人が増えて、嬉しい限りです。

 

そんな、出会いだけでなく、今回は20年ぶりに再会した方もいました。

私が一番水泳の練習をしていた高校3年間の水泳の指導者Mコーチです。毎年年賀状のやり取りはしていますが、それ以外では連絡も取らず(申し訳ありません)、最後にあったのは高校卒業の翌年、友人の結婚式で会ったときです。

 

レースから控え席に戻ってきたところで、「おっ!久しぶりっ」と声をかけられました。

5年前に、水泳関係の仕事を離れ、たまたま子供さんを、陸上の大会に送ってこられたのだそうです。

たまたま、隣で水泳の大会をやっていたので、プラット立ち寄った。

そしたら、たまたま入り口近くが控え席だった私を見つけた。

とのことです。私にとっては、たった一人の高校時代の指導者ですが、Mコーチにとっては、毎年何十人も指導してきたなかの一人でしかなく、しかも、20年以上会っていないのに、私を直ぐに見つけて頂けたのは本当に感激です。

 

Mコーチは、最近は泳いでいないそうで、20年前よりはだいぶ貫禄がついた感じでしたが、高校生だった私が37歳のおじさんになっているですから、当然と言えば当然ですね。

 

高校時代は、最高で1日20,000mくらい練習したこともあり、本当につらく厳しい練習でしたが、そのときの頑張れたことが、その後の人生にはもの凄く励みになりました。

 

思いがけないMコーチとの再会で、20年前のつらく楽しい高校時代の話ができ、楽しいひとときが過ごせました。

【本の感想】娘に贈る12の言葉(ジム・ロジャーズ)

有名な投資家で、冒険家でもあるジム・ロジャーズが、娘に贈る言葉として綴ったエッセイです。

「人生と投資で成功するために」というサブタイトルがついているとおり、投資についてのヒントのようなことが書かれています。

 

ただ、投資ヒントと言っても、具体的なテクニックではなくて、「しっかり勉強しなさい」とか、「大衆が言っているからと言って正しいとは限らない」など、考え方や、哲学的な話の方が多いです。

なので、決して投資家だけに向けた本ではありません。(投資家ではない)私が読んでも、おもしろく、かつ、ためになる本でした。

 

人生と投資で成功するために 娘に贈る12の言葉
人生と投資で成功するために 娘に贈る12の言葉 ジム ロジャーズ 林 康史

日本経済新聞出版社 2007-04-28
売り上げランキング : 1468

おすすめ平均 star
star大好きなことに情熱のすべてを注ぎなさい
starあのジム・ロジャーズが、人生と投資で成功するポイントを、独自の視点で解説する。
star子供に伝えたい内容こそ、その人の本質

Amazonで詳しく見る by G-Tools

【本の感想】恐るべき旅路(松浦晋也)

久しぶりに読んだ宇宙物の本です。

恐るべき旅路 新版―火星探査機「のぞみ」のたどった12年
恐るべき旅路 新版―火星探査機「のぞみ」のたどった12年 松浦 晋也

朝日新聞社出版局 2007-10
売り上げランキング : 33428

おすすめ平均 star
starISASという希有な組織の強み

Amazonで詳しく見る by G-Tools

 

1998年に打ち上げられた火星探査機「のぞみ」が、2003年に機能を停止するまでの、長く苦しい道のりが書かれた本です。

 

私は、子供の頃から宇宙についてとても興味があり、宇宙のことを研究して生活ができたらいいなぁと考えていた時期もありました。

この本では、実際に宇宙のことを研究している人たちが、どんなに苦労をして「のぞみ」を開発し、打ち上げたのか。

予算や開発団体間の軋轢など、どんな問題があって、それが積み重なってこの火星探査プロジェクトが失敗したのか。ということが、細かく書かれています。

自分が興味があることであるせいか、あっという間に読んでしまいました。

 

見ることも触ることもできない遥か遠くにある探査機が、次から次へとトラブルを起こすのに対して、最後まであきらめずに、ありとあらゆる手を使って、頑張った事実を初めて知ることができました。探査機が火星近くまで行っただけでもホント偉業だと思います。

 

ちなみに、その開発の中心地が、神奈川県相模原市にあって、私はそこへ歩いていける場所に住んでいたことも、この本で初めて知りました。

 

今後数億年は火星とほぼ同じ軌道で太陽の周りを回ると予想される「のぞみ」をぜひいつか、回収して、実際に何が起きていたのかを検証したり、データを地球に送ることができずに、レコーダに溜め込んだだけの画像データを見たりできたらおもしろいと思います。

それで、当時の日本の研究者たちがどんなに頑張ったのかが証明できたら、苦労した人たちも報われると思います。

 

【本の感想】ハワイプチ富豪の成功法則(ヒロ・ナガシマ)

最近、本の感想の投稿が少なくなっていますが、一応目標(ノルマ?)としている週1冊のペースはギリギリ守っています。

 

ハワイプチ富豪の成功法則はマルイ不動産の小原さんから教えてもらって読んだ本です。

「成功」とか「富豪」という言葉の定義そのものを考え直すことができる本です。 

 

ハワイ プチ富豪の成功法則
ハワイ プチ富豪の成功法則 ヒロ・ナカジマ

アスコム 2004-10
売り上げランキング : 168548

おすすめ平均 star
star人生観が変わった
star弟子になりたいくらいです☆
starベンチャー物として秀逸

Amazonで詳しく見る by G-Tools

以前、アスキーの創業者の西さんのインタビュー(所謂富豪から普通の収入のサラリーマンに戻った後)で、

「3百億円なんて一生かかっても使い切れない資産を手に入れたとき、人はどう思うか分かりますか? 5百億円欲しくなるんです」

と答えていました。100億円もあったら一生かかっても使い切れないと分かっていても・・・。

 

一般人には理解できない富豪の感覚なんだろうなぁと不思議な感じで聞いておりました。

 

それとは全く逆の発想が、この本には書かれています

自分が「どういう生活がしたい」という目標から、月々に必要なお金を算出し、それから自分に必要な資産額を算出する。

後は、その資産を形成するまでは、何もかも捨てる。

「どういう生活がしたい」というのも、何もかも手に入れるような話ではなく、絞り込む。ヒロ・ナガシマさんの場合は、ハワイで時間やお金を気にせず、カイトサーフィンをする生活、であり、豪華な家や車などは無い。世界中のカイトサーフィンの大会には、いつでもお金や時間を気にせずに行く。

 

この割り切り方が、新しい「富豪」の感覚なんだと思います。

 

より大きな会社、多くの資産を手に入れることを目標としてしまうと、いつまで経ってもゴールは無いのだけど、それだけが素晴らしい訳ではない。人それぞれ、目指す場所が違うのが当然だと、改めて認識させてくれた本でした。