成熟した大企業でないわれわれ零細企業は、大企業に比べて何もかも不足しています。資金、人材、会社の信用、設備・・・。それらがないことを悩んだところで何も生まれません。無いことを逆手に取ることで強みにするしかありません。
中でも最も有効かつ重要なポイントは、スピードだと思います。素早い対応ができるのは、零細企業の最大の強みになります。
とにかく早く決断し、早く実行することが重要です。
ジーアップ設立当初は、今よりももっと乱暴にスピードを追求してきました。最近は多少、知恵が付いてきて事前に考えて、判断する機会も増え、失敗することが少なくなってきました。しかし、失敗を恐れて決断や実行に時間をかけるのは、ベンチャーの強みを消すことになってしまいます。初期の頃の少し乱暴な刺々しい気持ちを忘れないようにしたいです。
起業家として
起業家としての投稿
新聞掲載の意味・意義
本日発売の中部経済新聞で弊社のことが紹介されました。
かなり大きな面積が使われているだけでなく、1面の目次にも「ジーアップ 携帯メールで広告配信」と大きく書かれており、かなりの露出です。
地方新聞なので、もちろん、日経新聞などに比べれば圧倒的に発行部数は少ないでしょうが、それでも、新聞に掲載されるというのは、非常に大きな意味があると考えています。
新聞記事というのは、無料ですので、我々のような弱小企業にとってはとてもありがたい広報の方法です。新聞記事を見て、問い合わせてくるお客さんもあります。
しかし、私は新聞掲載の意義や効果は、それだけではないと考えています。地方の新聞では発行部数は少ないので前述したような直接的な効果はそれほど期待できません。しかし、「新聞に載った」という事実は、その記事のコピーを、顧客や、顧客となりそうな企業に見せることで、会社の信用は非常に上がります。
また、私も含め社員や、その家族のモチベーションが上がります(たぶん)。家族は「安月給で夜遅くまで仕事している」と思っているかもしれませんが、自分の夫や、父親が頑張っている姿が、公共のメディアで紹介されれば、多少なりとも応援してくれる気持ちが増すのではないでしょうか。
少なくともうちの家族はそんな感じがします。
それをエネルギーとして、また、ニュースになるような(社会的意味のある)プロジェクトを成功させるように頑張れます。
これからも新聞や雑誌、テレビで紹介してもらえるように広報も頑張ってゆきたいです。もちろん、紹介してもらえるだけのネタを持つことが前提ですが・・・。
チームリーダーの仕事
うちの会社では、システム開発とデザイン的な仕事を行っています。
システム開発は、新しい技術を使った取り組みでなければ、それほど試行錯誤することはなく、力業で作り上げてゆくことができます。
本当はそういう開発よりも、いろいろ試行錯誤しながら行う、研究開発的な開発の仕事の方が開発者は楽しいのですが、実際は単純な開発仕事の方が多いです。特にその開発者のスキルが上がれば上がるほど、試行錯誤せずに最初から正解を見つけることができます。
しかし、ひとそれぞれの向き不向きがあり、論理的な思考というか、論理的分解ができる人でないと、いくら頑張ってもプログラマとしてのスキルはあがりません(ある程度以上になると)。
デザインについても、似ているところがあります、なれないうちは色の組み合わせや、文字の大きさ、配置など、実際に置いてみないとわからないので、いろいろ試行錯誤をしながら作業を進めなければいけません。でも、なれてくれば実際に置かなくてもある程度、頭の中で考えて組み合わせやバランスが見えてきます。
しかし、もともとセンスが良くなければ、何時間頑張ってもカッコイイものに仕上がりません。
先日、聴いた経営者向けの講演で、向かない仕事をスタッフにやらせようとしてもダメだという内容のことを言っていました。牛にまたがって必至にむち打ったところで、馬のようには走らない、その代わりおいしい牛乳を飲ませてくれるかもしれない。問題は、本人がそれに気づいていないことも多いことです。
チームリーダーにとって重要なのは、メンバーの向き不向きを見極めて、最も力を発揮できる状態にチームを導いてゆくことだと思います。ところが日本の年功序列会社では、リーダーそのものを、歳で決めることになり、リーダーに向かない人でもリーダーになり、現場に向かない人は成績が伸びずにリーダーになれない、というおかしなことになります。
NHKのチカラ
ヤラセでなくて、このようなコメントを頂けるのは、開発者冥利に尽きるというか、本当にうれしいことです。
反響は、予想通り大きく、放映後5分くらいで最初のメールでの問い合わせがありました。その後、電話なども多数ありました。NHKのチカラを見せつけられました。
NHKおはよう日本で紹介されます
テーマとしては、病医院の待ち時間の解消への取り組みということで、その一つの取り組みとして、アイレセプションのようなITによるソリューションを紹介されるはずです(内容は私もまだ見ていないので)。
今回紹介されるクリニックは、木下皮フ科医院さんというところで、ここに導入されているのは、アイレセプションと、電子カルテが連動したバージョンです。電子カルテとの連動部分は株式会社テレウェイヴリンクス(http://www.telewave.co.jp/)との共同プロジェクトとして、開発したものですので、厳密に言うと、パッケージ売りしている「アイレセプション・メディカル」とは違う、テレウェイヴリンクス向けのOEM製品です。
撮影は、先週の土曜日(16日)に行われました。わずか数分のコーナーなのですが、撮影は丸一日かかっています。クリニックの先生、患者様、テレウェイヴリンクスのスタッフの方々など、多数の方のご協力で無事終わることができました。
ちなみに、3年ほど前にNHK教育テレビの別の番組(http://web.archive.org/web/20031206132659/www.nhk.or.jp/business21/maildego/51.html)で、紹介されたとき、私が登場してあまりの見苦しさに懲りたので、今回は私は登場しません・・・というか番組の趣旨が、企業の商品紹介ではなくて、一般消費者の立場で、こんな便利なサービスがあるんですよ。という紹介なので、番組中に会社名も登場しないと思います(涙)。