伝統文化が守れない理由(3)

先日、秋祭りの準備でしめ縄づくりをしました。

 

そのときに、また伝統文化を守るときの大きな問題を感じました。

 

まず、しめ縄の材料のわらがありません。昔はどこでも稲刈りを手で行って、それをその場で、棒にかけて干していました。その後脱穀するのでどこの農家でもわらがありました。

 

しかし、最近はコンバインで稲刈りをするところがほとんどです。コンバインは、稲刈りから脱穀まで一気に行います。わらは細かく切断されて撒かれます。その為、わらがありません。

 

一応、一部の農家ではまだ、コンバインを使わないところもあるので、そこに頼んでわらを確保しました。

 

でも、他にも昔通りにできない大きな問題がありました。稲の品種改良によって、稲の高さが低くなっているのです。つまり、台風などで倒れないように背の低い稲になっています。背が低いと言うことは、言い換えればわらの長さが短いのです。

昔はひと束のわらで、つながずに作っていたしめ縄が、今ではつながないと長さがたりないのです。

 

なかなか難しい問題です。品種改良によって、稲が倒れにくくなり生産性はだいぶ上がっていると思います。

コンバインなどはもの凄く農家の仕事を軽減しています。妻の実家でも昔は稲刈りとなれば、みんな集まって手伝う行事でしたが、今では運転手付きのコンバインをレンタルするので、半日もかからず一気に稲刈りが完了します(何年か前に農地改良で何枚かの田んぼが、一枚の四角い田んぼに変わっていますし)。

 

この生産性の向上の為に、昔はどこの農家にもあった長いわらを無くしてしまったのです。まさか、お祭りのために、背の高い稲を作って、手で刈るわけにもいかないし・・・。
 

 

せめて、縄の作り方だけは覚えて、次の世代に引き継いでゆきたいと思います。

 

 

■関連リンク

 

保育園の運動会 相変わらず号泣です。

今日はHannaの保育園の運動会でした。

 

朝から天気が怪しくて、一端グランドでやるという連絡が来た後、近くの小学校の体育館で行うことに変更になり、バタバタでした。

 

晴天の場合の予定から30分後に始まりました。Hannaは、年中組。来年は保育園で最年長になります。0歳の頃から保育園に行っており、1歳の時から運動会に参加しているので、5回目の運動会です。

 

年々、いろいろできるようになってきていて、そんな姿を見ていると、涙が溢れてきます。ルールも分かって、負けることに悔しいという気持ちもでてきたし、去年より遥かに難しいダンスもできるようになりました。

 

自分の子どもがかわいくて涙が出ているのだと思ったのですが、どうもそうではないようです。誰の子でも、とにかく子どもが一生懸命何かをやっている姿を見ているだけで、どうにも涙が流れるようです。

 ダンスやリレーが特にダメです。

 

周りの観客(?)を見ても誰も泣いていないので、普通は泣かないようです。運動会で泣くのは私だけでしょうか?

 

お月見(伝統を守りつつ臨機応変アレンジするのが我が家流)

今日は中秋の名月です。

 

我が家でもお月見をしました。

 

お月見では、お団子や秋の七草などをお供えするのですが、私が1日勘違いしていて団子を買ってくるのを忘れてしまいました。その為、団子の代わりの丸い食べ物を探すことにしました。

 

とりえあず、団子以外に自宅で収穫できるものを取りに、HannaとYouを連れて外に出ました。外は既に暗くなっていたので、取りやすいものだけにしようと、アケビ(これが自宅で採れるのはかなり自慢です)、カリン、ススキを採ってきました。

 

丸い食べ物は、子ども達のたっての希望で「パックンチョ」になりました(笑)。

 

 

 

あとは、スーパーで買った梨やサツマイモ、(秋の味覚とは関係ありませんが)バナナなどを加えて、お供えを飾り付け、月の見える窓際にお供えしました。

 

 

その後、みんなで歌を歌い(?)月見完了。

お待ちかねのパックンチョを食べました。

 

「妙なアレンジが加わった伝統行事」というのが、我が家の伝統です(笑)

神経衰弱は完膚無きまでに負かされます

最近Hannaは、トランプが大好きです。暇さえあれば「トランプしよ」と言います。

ババ抜き、神経衰弱、七並べをやります。

 

ババ抜きは、あまり実力の差というのが出ないので、あまり勝率に差はありません。

しかし、神経衰弱は、Hannaが圧倒的に強いです。

 

Hannaと二人で神経衰弱をやると、完膚無きまでに負けます。ひどいときは、私が3組くらい取るだけであとは、Hannaが取ります。

 

妻は、私に比べてかなり神経衰弱が得意です。その妻でも最近ではHannaには勝てません。

Youは、まだルールを理解できていないのですが、 「2枚ずつ裏返す」ということはわかっているので、一応ゲームには参加できます。同じ数字のカードを覚えて・・・ということは一切しないのですが、感だけでも2組くらい取れます。

 

そんなわけで、家族4人で神経衰弱をやると、ほとんどの場合、

Hanna: 50%

妻:30%

私:10%

You:10%

 

くらいのカードを取ってHannaの圧勝です。

 

ちなみに、七並べについては、相当悪いカードが来ても私が勝ちます。ゆっくり論理的に考えるゲームはまだまだ負けません。オセロも、ハンデとして最初に四つ角を渡しても、勝ちます。

 

いずれ全部負けるようになるときも遠からず来るのでしょうが・・・

 

■関連リンク

娘に真剣勝負で負けました