休日診療所

また、Youが熱を出しました。

下痢はしていますが、前回のように戻すことはないので、朝一で休日診療所に行きました。

 

夜中などだと、市の総合病院に行くしかないのですが、ほとんどの場合、小児科医以外の先生が当直なことが多く、応急処置程度のことしかしてもらえないことが多いです。

 

その点、休日診療所は、(一応)内科・小児科が診療科目となっているので、ちゃんとした診察をしてもらえることが多いです。

 

土岐市と瑞浪市の医師が、休日ごとに担当しています。

 

小さい子供を抱える家には、とても心強くありがたいサービスです。 

 

 

二人目の子のたくましさ?

5歳の長女Hannaは、とても甘えん坊なので、未だに私か妻が一緒でないと寝られません。

 

ところが、先日、次女のYouが、妻の実家に泊まると言いだし、本当に行ってしまいました。

家ではジャイアンと呼ばれており、傍若無人な魔の2歳児絶頂のYouのいない家は、平穏でした。でも、あまりに平穏すぎて、気が抜けてしまいました。夫婦で、Youは大丈夫だろうか心配し、電話の呼び鈴の空耳が聞こえたり、夜中に寝ぼけて起きた妻は、隣にYouがいないことに驚いて探したり、落ち着かない夜でした。

 

翌日、妻が出かけている間に、私とHannaでYouを迎えに行くと、我々の心配をよそに、全くぐずりもせず、夜中も一度も起きず、ご機嫌に目覚めて、栗拾いをしてきたYouがいました。

 

このたくましさは第2子特有のものなのでしょうか・・・

子どもに忘れられそうです・・・

毎年、10月に近所の神社でお祭りがありますが、5年に一度我が家の所属する町内に、祭り元が回ってきます。今年は、その祭り元です。

 

祭り元は、前日までにしめ縄を(大量に)作ったり、幟を上げたり、当日お神楽の笛を吹いたり、各町内の子どもの獅子舞を誘導したり、とにかく大変です。

 

9月から、週に3回笛の練習があります。それ以外に打合せもたくさんあります。

前日、当日、翌日はフル稼働です。

 

しかも翌週の日曜日は町民運動会なので、その準備も平行して行わなければいけません。

 

今年、私は町内の役員になってしまっています。

去年の年末に「別に大した仕事はないから」と言われて受けてしまったのは、大間違いでした。少なくとも祭り元の年の町内会役員はとんでもなく大変だと言うことがわかりました。

 

最近、仕事も忙しく、出張や、帰宅が遅い日も続き、平日の夜ほとんど子どもと顔を合わすことが出来なくなってしまいました。祭りが近づくと週末もつぶれます。

 

先日、出勤するときにYouが「とうちゃ〜ん。またね〜」と手を振ったのにはかなりショックでした。そのうち「おじさん、また来てね」と言われそうです。

 

あぁ、子どもに忘れられる前に、早くお祭りが終わって欲しい・・・

NHKラジオ 夏休み子ども科学電話相談

もう終わってしまいましたが、小中学校の夏休みの間、昼間NHKラジオで「夏休み子ども科学電話相談」という番組をやっていました。

 

この番組は、結構好きで、車で移動中によく聞いていました。

 

回答者は、大学の教授や、科学館の館長などの専門家なので、もし、大人からの質問であれば正しい回答を出せる人たちです。でも、小さい子どもからの質問については、あまり的確な回答でないと思える回答をする人も少なくありません。

 

専門用語を使ったり、質問の主旨を間違えていたりする回答者にラジオを聞きながら勝手に何度もつっこみを入れていました。

 

逆に、いつも回答に感心(感動)する回答者もいます。天文・宇宙の担当の 永田美絵さんです。この方の回答は、質問者の当を得ているし、また、科学的知識+αの回答をしてくれます。永田さんが担当している日に、天文科学の質問があると、嬉しくて思わずしっかり聞きます。特に小さい子どもからの質問の回答が素敵です。

 

例えば、「宇宙人はいるんですか?」という質問に対しては、最初に質問者に「○○ちゃんは宇宙人がいると思う?」と聞き、いたら素敵だよねぇ、などと言いながら、その子にも分かる言葉で、ちゃんとした回答もします。

「確率的にはいる」

「ただし、近くにはいない」

「遠いから、たぶん実際に来るのはすごく大変」

「電話のような仕組みで話をすることはできるかもしれない」

「ただ。もしもし、と言ってから、返事が届くまでに何百年もかかる」

 

「一番大事なのは、返事が来るまで何百年か何千年の間、地球が平和で暮らし続けることなんだよ」

というような感じです。なんか、文章にするとイマイチなんですけど、ラジオで聞いているときは、もっといい感じの説明です。

これ以外にも、「素敵」な回答が多いです。こんな人に宇宙のことを教えてもらったら、きっと宇宙について興味を持つ子供も増えるのではないかと思います。

 

ちなみに、上記の質問の回答で、実際に宇宙人を探しているプロジェクトがいくつかあると、紹介された「SETI@home」に私は、1999年から参加しています。

【本の紹介】二宮金次郎はなぜ薪を背負っているか?(猪瀬直樹)

小中学校に、薪を背負って本を読んでいる銅像や石像がたくさんある二宮金次郎は、勤勉で親孝行の象徴のように扱われています。

 

子供向けの本にも、子供の頃から幼い弟の面倒を見ながら、家計を支え、勉強もした二宮金次郎の物語が多くあり、私も読んだ記憶があります。そのほとんどは、「のちに立派な人になりました。」で終わっています。

実際、二宮金次郎は立派な人になったのですが、それがただの素朴で真面目な人ではなく、もの凄く先進的な金融システムを開発した人でもあるのだとこの本で始めて知りました。

 

二宮金次郎が活躍した江戸時代後期は、現代の日本と同じ低成長時代でした。しかも、地方も国も莫大な借金を抱えていました。そんな時代に財政再建を成し遂げた(地方では成功、中央では抵抗勢力などの反対で成功はしなかった)二宮金次郎については、是非とも現代の政治家の方々にも勉強して欲しいです。

 

もちろん、会社経営者にも当時の「家」を立て直した方法は勉強になりますし、蓄財する方法については、経営者でなくても非常に参考になります。

 

この本は、伝記というよりは、金融や財政についてを二宮金次郎の生涯と照らし合わせながら解説している本です。ただ、難しい理論で固められているのではなく、二宮金次郎が当時、仲間の奉公人に説明して理解させたりするほど、わかりやすいたとえと共に書かれています。

二宮金次郎はなぜ薪を背負っているのか?―人口減少社会の成長戦略 (文春文庫 い 17-14) 二宮金次郎はなぜ薪を背負っているのか?―人口減少社会の成長戦略 (文春文庫 い 17-14)
猪瀬 直樹

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