最近本を読む量が減ってしまった理由

最近、本を読む量が落ちてきました。
いろいろ理由があるのですが、一番大きな理由は東京への出張が減ったことだと思います。
東京に出張になると、往復4時間ほど電車に乗るので、その間に本を読めます。また、ホテルでも本を読むことができます。
もちろん、移動中やホテルでも仕事をすることも多いのですが、それでも1回出張に行けば、雑誌と本を1冊ずつ位は読めます。ところが、ここ半年くらい東京への出張が減ったので、その文読書の時間が減ってしまいました。

また、最近は夜子供が寝てから時間があると泳ぎに行くようになりました。泳いでくるとほどよい疲れによって、すぐに寝てしまい、ベッドで本を広げてもほとんど読めません。さらに、水泳を再開してから体の調子が良くなり、これまで長かったトイレの滞在時間も短くなったため、そこでも本を読む時間が減ってきました。

子供が一人で風呂に入って寝られるようになれば、だいぶ時間ができると思うのですが・・・

言い訳ばかり並べていても仕方がないので、何とか年始に立てた目標の1週間に1冊程度の本は読みたいと思います。

【本の感想】携帯電話はなぜつながるのか

自称携帯電話好き(マニアと呼ぶほど自信がないので)としては、携帯電話の仕組みについても押さえておく必要があると思って読みました。

W-CDMAというNTT DoCoMoと、ソフトバンクが採用している通信方式の解説が、かなり細かいところまで説明されています。

 

この本の内容を1行で説明すると、

携帯電話というのはものすご〜く高度な技術がものすご〜くたくさん詰め込まれているものすごいものである

だと思います。

とにかくすごいと思いました。

どこに移動するかもわからず、人体に影響しないようにできるだけ弱い電波で、しかも、電池を長持ちさせるためにできる限り電気を使わず、複数の基地局からの電波が交錯する中で、話ができるのは本当に奇跡的です。

 

普通の時間の感覚で考えると、なかなか想像が難しいのですが、数千分の一秒のタイミングで、電波を送信したり、電気を切って電力を節約したり、しかも、高層ビルなどで反射してくる電波は、直接届く電波よりも数千分の一秒単位で遅れてきたり・・・

 そういう電波をデジタル処理をするのですが、そのあたりは私がとても興味があって、おもしろいと感じた部分です。直交コードとかスクランブリングコードを、論理積とったり、論理和をとったり・・・というのが、たまりません(笑)。

ちなみに、20年くらい前に私がコンピュータに興味を持ったきっかけは、二進数の計算を勉強したときです。コンピュータの計算はすべて足し算だけで行われているのですが、それがものすごく手品のようで、感動したのです。

そのときと同じような感覚がこの本を読んでいるときにもありました。直交コードを使って、混ざった信号から、元の信号を取り出す仕組みは、非常に論理的でありながらも手品のように見えます。

 

全体的には、非常に興味深く読み進めたのですが、部分的にはよく理解できないところもありました。

文章は一般向けの普通の文章なのですが、書かれている内容はかなり専門的なので、違和感を覚えることもありましたが、これだけ難しいことを簡単に書くのはこれくらいが限界なのかもしれません。

 

そんなものに興味のある人がどれくらいいるのかはわかりませんが、二進数のマジック(?)が楽しいと思える人には、お薦めの本ではあります。

N700系に初乗車!

7月1日から走っている新しい新幹線N700系に乗りました。

 

N700系は、先頭車両の形状の改良で、騒音、抵抗を軽減したり、自動的に車体を傾けて、速度を落とすことなくカーブを曲がったり、パンタグラフや、連結部分の改良により、騒音を軽減したり・・・といろいろなところで改良されています。

社内の電光掲示板も大きくなり、また、窓側の座席にはコンセントもあります。

 

 

たぶん、気のせいでは無いと思うのですが、乗り心地も良くなっている気がします。振動や左右前後の加速感などが少ない気がします。 

 

午前中から予定があったので、朝早く出発しなければいけなかったのですが、予約しようと思った新幹線の1時間くらい前の新幹線が、N700系だったので思わず、こちらを予約してしまいました。

私と同じような考えの人が多いようで、早朝の列車にもかかわらず、満員。しかも、列車がホームに入ってくるときには、多くの人が携帯電話で写真を撮っていました。

 

ちなみに、私の妻は私以上に新幹線好きで、常日頃から新幹線に乗りたがっています(何年も乗っていないので)。また、HannaやYouはまだ新幹線に乗ったことが無く、新幹線にあこがれています。

子供たちはともかく、妻にはかなり妬まれるので、N700系に乗ったことは内緒です。

 

幸いなことに妻は、このブログは友達に言われてからでないと見ません。妻の友人の皆さんさえ口を割らなければ・・・。 ご協力をお願いいたします(笑)

 

 

■関連リンク

デジタルとアナログ

最近、いろいろなところでデジタルとかアナログと言う言葉を聞いたり見たりしますが、時々、違和感を覚えることがあります。

 

英語としての意味は、デジタル(digital)は、数値化したものというような意味で、アナログ(analog)は、相似物というような意味です。

もの凄く大ざっぱに言えば、アナログ放送というのは、もともとの音波などの波形の相似物を転送するという方式で、デジタル放送というのは、音波を数値化して転送する方式です。

 

もともとは、専門的な用語だったので、誤用というのも少なかったのでしょうが、最近は何か違う意味で使っている人が多いです。

 

私が最も気になるのが、アナログ人間とか、デジタル人間という表現です。

これも、最初は何事も白黒はっきりつける人をデジタル人間、中間の状態も認める人をアナログ人間と言っていました。どちらかというとデジタル人間は融通の利かない人で、アナログ人間は調和ができる人という意味で、イメージとしてはデジタル人間=あまりよくない、アナログ人間=よいものだったと思います。

 

 ところが、最近なぜか、デジタル人間=コンピュータなどの最新の機器が使える人、アナログ人間=最新の機器が苦手な人という意味で使われていることがあります。

 なぜ、その様な意味で使われ出したのかわかりませんが、その場合イメージとしては、デジタル人間=進んだ人、アナログ人間=遅れた人ということで、どちらかというとデジタル人間の方が良いと思われる人が多いようです。

 

 その様な理由で、私に(恐らくその人は褒め言葉として)「シバタさんはデジタル人間だから・・・」というようなことを言われることがありますが、そう言われると私は何となく、シバタさんは融通の利かない堅物です、と言われているような気になってあまり良い気がしません。

 そんな風に考えること自体が、融通の利かない人なのですけど・・・

 

 もしかしたらデジタルデバイスを使いこなす人を略して、デジタルな人 と呼んでいるのかもしれませんが、それなら、アナログな人はアナログデバイスを使いこなす人となるはずなので、意味が通りません。

 なんて屁理屈を言うところが、融通の利かないと言う意味のデジタル人間なのでしょう。 

少子化への緊急対策

ちょっと社会的意見記事です。

 

全国的に問題になっている産婦人科不足ですが、地方へ行けば行くほど深刻です。私の住んでいる地域も、かなり深刻な状況になっています。

 

Youが生まれた頃(2年前)は、1時間以内に行ける産婦人科が何件もあったのですが、その後、急激に減ってきました。私の住んでいる土岐市には1件もありません。隣の瑞浪市は1件、その隣の恵那市は0件、その隣の中津川市には1件(市民病院)です。私の知る限りの範囲なので間違っていたらご指摘下さい。

 

平成の大合併で非常に大きくなった市で、こんな数なのです。都会に出ている女性の里帰り出産もしないで下さいというおふれが出ているところもあります。

 

こんな状況では安心して子供を産むことはできません。

産婦人科が減ってきている理由は、大きく二つあります。

ひとつは、もの凄く大変であること。以前は薬などでお産の時間を調節していたこともありますが、最近は自然に任せることがほとんどなので、24時間365日、いつ患者さんが来るか分からない、しかも、来たら直ぐに対応しなければいけない激務です。

もう一つは、訴訟を起こされる率が一番高いためです。医学の発達により、昔に比べるとお産で子供や母親が亡くなる確率はかなり減りましたが、それでも、亡くなったり後遺症が残ったりすることもあります。

「母子共に健康で生まれて当たり前」と考えるようになって来た中で、少しでも何かあると、訴えられる確率が高いのだそうです。

 

激務でリスクが高いとなれば、当然、産婦人科になろうという医者が減ってゆきます。それが産婦人科不足を招いています。

 

少子化対策として、いろいろ言われていますが、まずは子供を産める場所がなければ、子供が増えるわけがありません。

産婦人科については、医者がもの凄く儲かる制度にすべきだと思います。そうすれば、産婦人科を目指す医学生も増えると思います。怠慢や不正など以外で発生した事故については、国などが補償する制度も作るべきだと思います。

産婦人科医が増えれば、交代制が取りやすくなり、激務も解消します。