【本の感想】陰の朽木(清水一行)

 選挙についての小説であり、リストラされそうなサラリーマンの小説です。
 普通のサラリーマンの経験が3年しかない(3年しかもたなかった)私には、理解(我慢)ができない感覚で行動している中堅ゼネコンの主人公は、僻地への転勤や、選挙の応援に行かされたり・・・。そんなことをしているうちに、妻との関係や子供達との関係も悪くなり、それでも必死に会社にしがみつこうとしています。妻や子供達に必死にしがみつこうとして生きているのです。

  全てに捨てられる可哀想な主人公なのか・・・と思っていたら、最後には会社からも妻からも、すがりつかれ、それを自分から捨てる。

 子供達も(実は最初から)妻よりも主人公の味方であったことがわかり、やりたい仕事を見つけて、意気揚々としたところで話が終わります。

 

 でも、安っぽい小説ではないので、宝くじが当たったとか、もの凄い能力を身につけたとか、そういうことではなくて、基本的には本人の考え方が変わっただけなのです。周りの状況は全く変わらなくても、考え方を変えるだけで、人は幸せになれるのです。

 

 私には、どうにも気分がスッキリしないと言うか、主人公の行動や考え方にイライラしながら、読み進んだのですが、最後の20ページくらいで、一気に壮快で気分よく読み終えることができました。

 

念願の寄席デビュー

先日、念願の寄席デビューを果たしました。

 

 出張で東京へ行ったとき、上野で最後の仕事を終えたのが6時前で、後はホテルに戻って夕食を食べるだけだったので、どうせなら、コンビニで弁当を買って、寄席で食べようと思いました。

 

 行ったのは、 お江戸上野広小路亭です。

 

 立川流広小路寄席をやっていました。
 着いたときには既に、 中入り近くだったので、木戸銭を2000円から、1500円にしてもらえました。

 

 高座は、建物の3階です。1階の入り口で靴を脱ぎ、2階の下駄箱に靴を入れ、3階まで上がっていくと・・・

 

 なんと、

 

 客は3人!! 私をいれて4人!

 

 のんきに弁当を食べている雰囲気ではありません。噺家も全員の客の顔を見ながら話をしています。

 「会場、割れんばかりの拍手ありがとうございます」

 「前座のとき以来の大観衆に緊張気味です」

などとあいさつがあってから、噺が始まります。

 

 とはいえ、客の数は噺のおもしろさとは無関係なので、充分楽しめました。

 生まれて初めての生の落語を堪能しました。

 やっぱり本物はよいですね。

 本でしか読んだことがなかった寄席のいろいろなことが、全て本物で見たり聞いたり感じたりでき、それだけでも楽しいし、もちろん落語は楽しいし。

 ちょっと通ってしまいそうです。

副鼻腔炎になりました

 先週、子供から風邪をもらって、咳と鼻水が出ていました。
 熱などは出なくて、ほとんど症状は治まったのですが、一昨日くらいから、頭というか頬の奥というか、上の歯の上に、鈍痛を感じる用になりました。

 それが昨日になって、かなりひどくなってきたので、耳鼻科に行きました。私は子供の頃から副鼻腔炎になりやすくて、なんども経験しているので、ほぼ間違いなく副鼻腔炎だろうなと思っていました。

 

 問診を受け、レントゲン写真を撮り、やはり、副鼻腔炎だと言われました。それも、先生が過去のカルテを見ながら、

「過去3年間(3回)で、一番症状がひどいね」

と言われました。

 

しばらくは、薬を飲みながら通院です・・・

 

 頭が痛いというのは、かなり仕事に支障が出ます。更に、薬がなんとなく頭をボーッさせている気がします。

 ゆっくり考える仕事はよいのですが、打合せや電話など、瞬間的に判断しなければいけない仕事の場合、集中力を維持するのはかなり難しいです。

・・・なんて、いう言い訳をお客さんにはできないし。

 

やっぱり、最後は古典的ではありますが、気合いで頑張ります。

落語「通」検定合格者特典

 先日、落語「通」検定1級合格したのですが、合格者の特典ができたようです。
  大した特典ではないのですが、認定カード(まだ届いていませんが)を、人前で見せる機会ができるというのは、それだけで嬉しいです。

 ぜひ、寄席に行きたいと思います。

 

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残念ながら携帯電話は無事でした

昨日夜遅く、出張から戻り、携帯電話をアダプタに接続し充電をしようとしたのですが、充電ランプが点灯しませんでした。

 

これはもしかして故障か?

思い返すと新幹線から降りるときに一度携帯電話を落としました。

 

 これは、絶好の機種変更のチャンスと思い、ちょっと喜びました。

予備のバッテリーは、まだ充分充電されているので、データのバックアップなどは取れるし、電子マネーも移行手続きができます。

調子が悪いのは充電機能だけなので、電源が入らなくなった、というような故障とは違い、余裕があります。

 

 自称モバイル製品いじりが趣味の私も、理由もなく機種変更をするのは、もったいないという気がしますし、そう言うものに全く理解がない妻は決して許可してもらえません。

 でも、故障したのならしかたありません ^_^v

 これは、機種変更をする充分な理由です(?)。妻も許可してくれるでしょう(頑張って説得すれば)。

 

 念のため、バッテリーを交換したり、別のACアダプタを使用してみましたが、やはり充電はできません。おかしいのは本体です。

 今日一日は、USIMカードを以前使用していた携帯電話にさして使いながら、帰りに携帯ショップに行こうと思ってワクワクしていたのに・・・

 

なぜか、会社のコンセントにつなげたら充電し始めました。

家のコンセントの電圧が低かったのでしょうか。

 

というわけで 

残念ながら携帯電話は無事でした

 

 

 

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