女は強し

先日、妻が包丁で指先を切りました。親指の先が数ミリ無くなってしまうほどの怪我で、結構出血もしていました。

 

でも、妻はそれほど大騒ぎするでもなく、私に消毒をさせてガーゼをあてがっていました。翌日、キズパワーパッドというのを買ってきて貼り替えました。まだ完全に出血は止まっておらず、水で洗い流したりしてます。

傷口を見ているだけで、何となく私は気分が悪くなり、手当ができなくなります。頼りない私を諦めて、妻はHannaに手伝わせて手当完了。

 

数日後、妻が「傷口見たい人?」と聞くと、子供達は「見たい、見たい!」と駆け寄ってゆきます。

Hannaは、よーく傷口を観察して、「もう、血も出てないし、だいぶ皮ができてきてるよ」などとコメントしています。しかも、「父ちゃんも見たら?」などと言います。

 

遠巻きに見ているだけでも私の場合、ちょっと貧血気味・・・。

 

5年くらい前、家の近くで交通事故があり、夫婦で対処しましたが、肋骨が折れてちょっと出かかっている人の傷口をみながら、状況を冷静に119番に説明し救急車を呼び、応急手当などしてました。そのとき私は何となく気分が悪くなりかけて、周辺をうろうろしながら、あたふたしてました。

女の人が、血に強いのか、妻がそういうことに強くて、その遺伝子を娘達が引き継いでいるのか・・・

とにかく、血が出ているとき、私はHannaより役立たずです。

娘二人と富士山の五合目などに旅行(2)

子供たちにとっての、この旅行の最大の目的は、車の中で泊まることでした。去年もそうでしたが、極端に言えば行き先はどこでも良くて、車で泊まれればそれでよかったのです。

 

公園で遊び、富士山の絵を描き、温泉に入って、こども達のたっての希望で新幹線が運んでくる回転寿司「カッパ寿司」で夕食を食べ、コンビニで翌朝の朝食を買い、いよいよ車中泊をする場所へ車を停車させました。富士山レーダードーム館や、富士山のわき水が汲める、道の駅ふじよしだです。

 

夕方までは、それなりに混雑していて(と言っても駐車場が満車になるほどではないのですが)ました。多くの人は、水をくみに来ているようです。駐車場の中でも人通りの少なそうな場所に車を止め、寝床制作開始。

軽のワンボックスカーで、シートを全て倒すとフルフラットになります。でこぼこするところに、座布団を敷いて、その上に布団を敷き、窓にはバスタオルや、レジャーシートを着けてカーテン代わりにして完成!

外の世界とは隔離された、秘密基地っぽい空間は、こども達でなくてもワクワクします。3人でくっついてケータイ電話でテレビを見たり、本を読んだりしながら、メインイベントの「車中泊」を楽しみました。

去年までは、Youを押しつぶさないようにと気にかけて、ぐっすりと眠ることはできませんでしたが、今年は3人で乗りつ乗られつ爆睡しました。いつまでこんな旅行がさせてもらえるのか分かりませんが、今のところ二人とも「来年も行く」と言っています。

娘二人と富士山の五合目などに旅行(1)

毎年ゴールデンウィークは、妻が土岐美濃焼まつりに出店しているので、今年も娘たち二人と旅行に出かけました。

娘たちの希望により、今年も富士山近辺。

去年はあいにくの天気で、ほとんど富士山が見えなかったので、今年こそは富士山を見られることを祈りつつ行きました。

 

今年は、高速道路の通行料金が1000円になったので、例年以上の渋滞が予想されていました。しかし、これに関しては思ったほどではありませんでした。3日の早朝、東名高速を東京方面、4日の夕方中央自動車道を名古屋方面への走行は、渋滞らしい渋滞はほとんどありませんでした。

サービスエリアも渋滞対策で、大型車用の駐車場が、一時的に小型車用に替えられて、たくさんの警備員さんが配置されていたり、大量の仮設トイレが設置されていたりして、例年以上に使いやすかった気がします。

さて、去年は天気が悪くて全貌を見えなかった富士山ですが、今年はちゃんと見えました。高速道路走行中から、HannaもYouも大興奮してました。イマイチ時間の概念が正確に理解できないYouは、

「もう一回、サービスエリアで休憩してから、富士山の見える公園で、遊んだり、絵を描いたりしよう」

という説明をしても、次のサービスエリアで、遊ぶ準備万端で車から降りようとします。高速道路を降りてからだと説明しても、もう、そんな話しは聞けず、癇癪を起こしてしまいます。普段からそうなのですが、Youの頑固さは、あきれるというか感心します。一度言い出すとテコでもクレーンでも動きません。

 

どうにかなだめて、さらに進み、最初の目的地である桜公園というところで遊び、その後、富士山の見える空いている駐車場を探して、そこで絵を描きました。 

Hanna(6歳)作

 

You(4歳)作

 

無料で使える教育素材集

2000年度に、教育用電子教材(素材)の制作と、それを使った授業を行うという仕事をしました。

私がこれまでに行った仕事の中でも、一番楽しくて有意義だったと思えるものです。特に中学校で数ヶ月間にわたって授業を行ない、ときどき給食も一緒に食べさせてもらったりしたのはとても良い思い出です。

 

そんな、ほとんど思い出になりつつあった仕事ですが、ネットサーフィン中に、そのときの素材を見つけました。

 

教育用画像素材集」というサイトで、そのときに作成した画像や動画が公開されているのでした。教育用の用途で使用する場合は、無料で使用できます。

 

文化→焼き物(美濃焼)

 

というコーナーの素材は、うちで作ったものです。当時は焼き物についての知識がほとんど無かったので、全て(写真にも何枚か写っている)友人の増淵さんに、おんぶに抱っこで制作も授業も行いました。

 

それから8年。増淵さんは、撮影に協力してもらった歌さんと結婚したり、原土の採掘の撮影をした山は、開発されて観光施設に変わったり、ずいぶんいろいろなことがあったなぁと思いながら、写真を見ました。

 

風評被害の方が危険

新型インフルエンザが、遂に発生しました。

私は専門家ではないので、新型インフルエンザの危険性がどれくらいのものなのかは分かりません。ただ、少なくとも1918年のスペイン風邪の時のような大量の死者が出ることはないはずです。原因が分かっているし薬もあるのですから。

 

もちろん、注意して警戒することは重要ですが、どうも世の中、おかしな方向へ煽動されすぎな気もします。経済危機への対応もそうですし、何か日本のマスコミの煽り方は気になります。

 

豚肉の不買や、もっとひどいとメキシコ料理店への嫌がらせのようなことまで起きているそうです。

インフルエンザの流行を恐れて、遊びに行かなくなり消費が落ち込んだとしたら、たぶん、インフルエンザで死ぬ人よりも多くの人が、倒産やリストラで自殺するのではないでしょうか。

 

確率の問題ですが、日本国内で新型インフルエンザで1000人の人が死ぬ確率と、経済が落ち込むことで自殺者が1000人増える確率で言ったら、圧倒的に後者の方が高いと思います。

 

また、旧型(という言い方をするのかわかりませんが)インフルエンザで、毎年世界中で何万人も死亡しているのですから、今回の新型インフルエンザで、世界中で1万人くらいの死者が出たとしても、毎年のインフルエンザによる死者数的には、例年のぶれの範囲です。

 

今のところ確率的に言えば、 新型インフルエンザにかかる確率よりも、旧型インフルエンザにかかる確率の方が圧倒的に高いし、新型でも旧型でも死に至る可能性のある危険な病気であることは変わりません。

 

ニュースで「新型インフルエンザの感染が疑われた患者は、旧型のインフルエンザでした」ということが報じられていました。このニュースにコメンテーターが「よかったよかった」的な発言をしたりしますが、あまりにも無知すぎです。

 

旧型であっても下手をすれば命に関わるほどの重病化する可能性もあるほど、危険です。しかし、そのような危険(インフルエンザ)は、毎年日本中で日常的に発生しているのです。

 

何が危険で、それがどれくらい危険なのか、冷静に正しく判断して行動することがとても重要です。

今、わざわざメキシコへ旅行に行くのは愚ですが、豚肉を食べないのも愚。

 

珍しく我が家の食卓に肉があるので妻に尋ねると

「豚肉が安くなってたから買ってきた」

なのだそうです。日本経済のためにも、我が家の栄養バランスのためにも、とてもよい回答です。