受験勉強の常識を初めて知った

秋に絶対に受からなければいけない試験を受けます。

何が何でも落ちてはいけない試験ですが、先日受けた試験のように簡単なものではなく、落ちる人も多いかなり難しい試験です。

1日や2日程度なら一生懸命勉強したことはありますが、本格的な受験勉強というのを生まれてから一度もやったことがない私にとっては、初めての挑戦とも言えます。

教科書的な本を一生懸命読んでいますが、全く合格しそうな感じがせず、妻に相談してみました。

妻は、今回私が受けようとしている試験について詳しいわけではありませんが、高校も大学も、一生懸命勉強して受験戦争を勝ち抜いた「試験に合格する技」に詳しい人です。。。と言っても妻に言わせれば、普通はみんなそうやって勉強しているのだそうで、特に妻が優れているわけでなく普通なんだそうです。でも、私にとって高校は「水泳をする楽しいところ」だったので、高校で勉強をするという発想がありませんでした。

常識なのか特殊能力なのかは別として、妻は受験勉強のテクニックを知っているので、それを聞いて勉強することにしました。

まずは、試験の内容(選択式、記述式、論述式の割合と、全体の試験時間)をもとに、どれくらいの難易度の問題が出るのかが想定する、だとか、記述式の問題に出そうなテーマだとか、(妻曰く)高校受験前の中学生でも知っている受験の対策だけでも、イチイチ感心できることばかりです。

過去5年の問題を全部解いて覚える・・・というのも、言われて見れば納得できる理由がたくさんありますが、これまで過去の問題を手に入れてさえいませんでした。

論述式の問題にしても、試験時間から逆算して、その場で考えていてはとても書けないので、予めでそうなテーマの文章を、いくつか書いて覚えておき、試験会場ではそれを書くだけにせよ、と言われ

「それじゃぁ本質を理解していなくても合格しちゃうじゃないか」と反論すると、

「それが日本の受験なの」

と諭され、論述問題も最低限過去に出てテーマでは書けるようにせよとの指示を受けました。

暗記の仕方から、覚えるべき言葉やテーマの見つけ方まで、軽く聞いただけで、妻の口からは、目から鱗が落ちるようなことがたくさん出てきます。 イチイチ感心していると、妻には私が「そんなことも知らずに40年間生きてきたこと」に感心されました。

とにかく、全く合格しそうな気がしなかったのが、もしかして合格できるかもしれないという気になってきました。

あと2ヶ月ちょっとしかありませんが、猛烈に勉強して何が何でも合格します。

力を抜ける人が、力が出せる

先日、練習の最後のダッシュのときに、普通では考えられない筋肉がつりました。

一緒に泳いでいた筋肉をこよなく愛するスイマーに笑われながら

「どんだけ力んどるんですか?」

と言われました。下手なスイマーは速く泳ごうとすると、少しでも速く手で水をかきたいと思うために、力を入れてしまいます。

しかし、実際それでは、指先まで完全にコントロールすることはできません。神経を研ぎ澄まして、指先、足先まで最も効率的な動きをさせながらでなければ、いくら力を入れても速く泳げません。一流選手なら、90%以上の力で泳ぎつつ、指先、足先までコントロールできるかもしれませんが、私のような普通の人は80%くらいでないと、効率良く泳ぐことはできないはずです。それなのに限界ギリギリまでの力を入れてしまうから速く泳げないのです。

力を入れすぎると、余分なところにも力が入ります。それなので、本来泳ぐときに使わない筋肉がつったりします。使わなくても良い筋肉も使えば、血液はそちらにも流れ、疲労物質の血中濃度が上がり、肝心の筋肉の疲労も早まります。

100%の力を出すためには、100%の力を使ってはいけない

なんか禅問答のようですが、無駄な力を抜き、必要なところに極限まで集中して力を入れることが、その人が持つ潜在的な力を100%発揮することができる秘訣です。

これは水泳だけでなく何にでも言えることです。サッカーなどでも、試合中ずっと全力疾走していたら、絶対に良い成績は残せません。

仕事でも同じです。とにかく力を入れまくって頑張っても、最高の結果を残せません。

ちゃんと力を入れる練習と、力を抜く練習もしてゆき、最高の結果を出せるようにしたいと思います。

目標設定&目標達成を繰り返す意味

今日、久しぶりに会った方に「痩せました?」と聞かれてしまいました。

最近、妻や子供にも「痩せた、痩せた」と言われています。

言われるほど痩せたわけではありませんが、体中の皮下脂肪はなくなったと思います。長時間座っていると、おしりが痛いのはおしりの脂肪がだいぶ減った証拠だと思います。

妻には「どうしたいの?」と聞かれますが、自分でもよくわかりません(笑)

ひとまず、体脂肪率を落としてみようと思って、そのとおり落ちた・・・目標を建てて実現する、ただそれだけなのかもしれません。

成功体験を繰り返すことで、自信がつきます。その為には、どんなことでもよいので、目標設定&目標達成をすることには意味があります。

社長の評価は結果のみで

一般的に、会社の役員を評価するときには結果を重視し、担当者を評価するときには過程を評価するとよいと言われています(もちろん部署にもよります)。

過度な成果主義を担当者レベルで採用すると目先の数字を追ってしまったり、他人の足を引っ張ったり、クレーム処理のような売上につながらないけど、会社にとっては重要な業務を疎かにされたりします。なので、担当者レベルでは過程や内容も評価する必要があります。

自分の所属部署全体や、会社全体が見えるようになってきたら、結果重視の評価の比率を高めていくのがよいです。

社長の評価は、会社がちゃんと儲かっているのかという結果だけをみて評価されます。どんなに頑張ったって、会社が赤字で給料も払えないような会社の社長は評価されません。

「今年は、儲からなかったけど、本当に一生懸命頑張ったから、借金の返済を猶予してあげます」なんて、銀行が言ってくれたらいいのですが、絶対にありません。

最終的には、自分があんまり頑張らなくても会社が儲かるような仕組みや組織を作って、自動的に良い結果が出続けるようにするのが多くの社長の目標です。

ズッコケそうになりましたが、全体的には期待以上でした(岐大生の私の話のまとめ)

今日、岐阜大学で「私らしいキャリア設計」の授業がありました。前回の授業では、我々ゲスト講師が話をしたのですが、それを受けて今回は学生たちが、グループ毎に発表をしました。

自分の話したことがどれくらい正確に学生たちに伝わっているのか、とても興味深く楽しみな授業でした。自分のことを、他の人が発表をするのを聞くのは生まれて初めての経験かもしれません。

内容については、思った以上に理解してもらえていて驚きました。

授業の最後の講評のときに、私は「誤解されていることが多くて驚いた」的なことを言ってしまい、授業後に私のことを発表した学生から「スミマセン。どこが違っていたでしょうか」的なことを言われたので、それに対するフォローをこのブログでしようと思います。

確かに大きな誤解があり、そのインパクトがとても大きかったのも事実です。それは「柴田さんは既にやりたいことを全てやってしまって、もうやりたいことはない」というようなことです。吉本新喜劇バリの勢いでズッコケそうになりました(笑)。

これについては全く逆で、やりたいことが多すぎて、ちゃんと優先度をつけて行うことに頭を悩ませています。

あまりに、その印象が強かったのでつい行ってしまったのですが、それ以外では考えてみると、かなりちゃんと伝わっていたと思います。多少解釈のズレはあっても、本質的なところが伝わっていたのはとても嬉しかったです。

学生からの質問の多くは「挑戦しなければいけないことは分かった。けど、一歩を踏み出す勇気がない。どうしたら一歩を踏み出せるのか」というようなものでした。

若者の特権は、身の程知らずでいていいことだと私は思います。私自身、身の程知らずで、自惚れていました。だから、本気でできると思っていたし、それで何も心配せず挑戦していました。

あと、何も考えず言われたことを全てYESで答えるというゲーム(?)をしていた時期もあります。経歴詐称しまくってオーストラリアで就職したときには、詐称しているので、なんでもできるとボスは思っているので、ドンドン難しい仕事を私に言いつけます。できないと嘘つきになってしまうし、詐称がばれるので、必死に頑張ります。そうしているうちに、経験を積み、実力もついてきます。だんだん身の程を知ってきて、虚構の自信はなくなってきます。その自信がなくなるペースよりも、本当の経験に伴う本当の自信を付けるペースが早ければ良いと思います。

この話が、ほぼ正しく理解してもらえていたのが嬉しかったです。