本日の日刊工業新聞の最終面の特集で、福田首相の辞任についてエコノミストと中小企業社長それぞれ10人くらいの意見が載っています。
そこに、私の意見まで載ってしまっていました。昨日、別件で記者の方と電話で話していて、最後に福田首相辞任についてどう思われますか?と聞かれて、軽い気持ちで答えたのですが、写真付きで記事になってしまうとは思っていませんでした(記事にするかもしれませんとは言われてましたが)。
先日、雑誌に載せてもらったときも書いたのですが、雑誌や新聞の記事というのは、限られたスペース(文字数)の中に収まる文章にしないといけないので、かなり話が省略されます。膨大な文章を簡潔にまとめるのが記者やライターの腕です。いつもブログでだらだらと長文を書いてしまう私としては、短くまとめられる記者やライターの人たちは本当にすごいなぁと思っています。
それでも絶対的に文字数が少ないと、伝えられる情報量は減るので、どうしても意味的に変わってしまうこともあります。
そんなわけで、また、今回も新聞記事に対する補足です。
記事だけ読むと、かなり私は福田首相に不満のある意見を持った人のように見えますが、別にそんなことはありません。そもそも、口調が違いますので、そのあたり誤解無いようにお願いします。
「当然かもしれませんよねぇ〜」という言葉は、記事では「当然だ」となり、印象はだいぶ変わります。
あと、ポスト福田に期待することとして「減税などには期待しない。そんなのは経営者の言い訳だ」と述べていますが、これの本意としては「私は、そんな言い訳をしない立派な経営者だ!」ということでは全くありません。うちの会社は赤字で、まともに税金も納められない状態ですので、減税しても何も変わらないし・・・という意味です。
会社が赤字というのは、経営者としてはとても恥ずかしいことなので、私としては是非ともがんがん納税できるような会社にしたいと思っています。こういう目標については、税率とか内閣が変わったからできる、できないということではなく、単に私の努力の問題です。そういう考えを踏まえて「次の内閣に期待しない」と言う表現を理解していただけると幸いです。