児童生徒のトイレ掃除復活って?

今朝の新聞に「児童生徒のトイレ掃除復活へ 横浜市立の全小中高(朝日新聞)」という記事がありました。

要約すると、

子ども達の公共心を育むためにトイレ掃除を復活させると、横浜市教育委員会が決めた。現場の教員たちのなかには疑問の声もある。

と言うことだそうです。

 

私は、最初このニュースの意味が全く理解できませんでした。今時の小中学生はトイレ掃除をしていないのでしょうか?

「現場の教員から反対意見が出ている」ということから、私はてっきり授業の一環(他の授業時間を減らして)として、どこか街の公共施設のトイレ掃除に出かけるのかと思いました。それなら、反対意見を出す人がいるのは予想できます。

しかし、このニュースはそういう事ではなくて、自分たちの学校のトイレを自分たちで掃除するというニュースのようです。

そんなこと、当たり前だろう、と思ったのですが、どうもこれまではそうしていなくて、これからそうする方針を打ち出した、反対意見もある、というニュースらしいです。もし、私の理解が間違っていたらすみません。

 

記事によると、衛生面での問題や、薬品を使って掃除をするのが危ないから・・・というような感じで書かれていますが、それを安全に使う方法を学ぶのが重要だし、100歩譲って、薬品を使って生徒の手が荒れたりしたらいけないという理由があれば、薬品を使わずぞうきんで水拭きするだけでも良いと思います。とにかく自分たちで掃除するのが当然であることを理解させなければいけないと思います。

 

純粋培養して、とにかく受験を突破する事だけに注力し、その他のことはやらせない。そんな教育が日本をダメにする・・・と、昨日紹介した米原万里さんの本にも書かれていますが、今回のニュースを読んで、ちょっと恐怖感さえ覚えました。

コメントする