新聞やテレビでは、連日、不況のニュースが報じられています。
また、いろいろな経営者の人たちと話しても「こんなにひどいのは初めてだ」「バブル崩壊後でも、こんなにひどくなかった」というような言葉が聞かれます。「○○が倒産した」「△△も危ないらしい」 そんなこともよく聞きます。
これは経営者にとって非常に良くない状態です。良くないのは景気が悪いことではなく、四六時中「景気の悪い話を聞くこと」と「景気の悪い話をすること」です。
医学的にも証明されていることですが、人間は「失敗する、失敗する」と思いながらやっていると、本当に失敗します。「自分にはできる」と思いながらやっているとできるのです。
多くの成功している経営者は、とてつもなくポジティブシンキングをする人です。
一般的には「おめでたい人」と言われるくらいでちょうど良いのです。なのに、最近は、そういう経営者ですら弱気になってしまっている人も少なくありません。
しかし、こんな未曾有の大不況なときだからこそ、ポジティブな話を聞き、ポジティブな話をして、ポジティブなことを書き、常にポジティブな空気を吸い、ポジティブに考え、思いこんでいないといけません。
よくぞ来てくれた大不況!
待ってましたよ大不況!
あいつも前からおかしいと思っていたが、本当に頭がおかしくなったか、なんて思われるかもしれませんが、それくらいでちょうど良いのです。これくらい前向きに状況を受けとめて、がむしゃらに新しいことに挑戦してゆきたいと思います。
そのうちに、ふと気づくと、ライバルはみんな倒れ、会社の底力も付き、「結構ラクかも」 と思える時が来ると信じて。
幸い近くに、私など足下にも及ばないポジティブな人もいるので、ぜひ、ポジティブな空気を吸わせてもらって、ポジティブパワー全開でゆきたいと思います。