なぜ日本には車好きが多いのか?

私にとって自動車は、移動手段以外の何物でもありません。基本的には「動けばOK」です。でも、車好きな人ってたくさんいます。なぜこんなに車が好きな人が多いのか以前から不思議に思っていました。

 

別に私は、車が好きで、車にお金をかけて、車をきれいに飾ることがいけないとか言っているのではありません。ひとそれぞれ、興味の対象や好きなもがあってよいですし、私にとって興味がないものに興味を持つ人がいるのは当然です。

私が、不思議なのは、興味の対象として車を挙げる人の比率が日本人に高いことです。

 

オーストラリアにも、もちろん車が好きな人はいます。でも、街中を見渡して、所謂ドレスアップした車は見あたりません。ピカピカに磨き上げられた車もまず見ません。超お金持ちが運転手付きで乗っているような車は、ピカピカですが、庶民の車にピカピカのアルミホイールはついていません。カー用品専門店というのも日本に比べて圧倒的に少ないです。

 

私なりに「日本人の車好き率が高い理由」を考察してみました。

一番の理由は、国土が狭い(人口密度が高い)ことだという結論に達しました。

国土が狭いため、日本の住宅はオーストラリアなどに比べて狭いです。大きめの音で音楽を聴いたり友達と騒いだりする場所が少ないため、車の中をプライバシーを守れる数少ない居住場所として位置づけている人が多いのではないかということです。

特に一人暮らしをしていない、若い人たちは親たちの干渉を受けない居住空間として車をとらえ、そこを綺麗にしたり、お金をかけたりするのも説明できます。

つまり、本来車が好きな人+オーディオが好きな人+家具などのインテリアが好きな人が、日本では「車好き」になっているのではないかということです。

そして、そう言う人が多いと「車で人を判断する」人も増え、それがまた「高価な車にお金をかけていると、よく見られる(もてる)」と考える人も出てきて、ますます、車好きが増えてきたというのがあるのではないでしょうか?

 

それとも、トヨタやホンダなどの日本の自動車メーカーの策略というか優秀なプロモーションが日本人の血に浸透してしまっているのかもしれません。

 

それらの理由をまとめて「それが日本の文化だ」とも言えます。民族も言語も宗教もほとんど一つに近い国だから、趣味趣向も似てきて当然なのかもしれません。

 まぁ、すべて勝手な私の想像ですが・・・

 

以上が、私の考える「日本人に車好きが多いのはなぜ」という疑問の答えです。くだらない考察におつきあい頂き、ありがとうございました。

ただ、私にはもう一つ日本人特有の車に関する疑問があります。「暴走族」です。暴走族も日本特有のものです。韓国など一部のアジアの国に少し出現していますが、それ以外には存在しません。きっとこれも文化的な背景があるのだと思いますが、その考察はまた別の機会にしたいと思います。

 

 

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