今日、娘達ではクリスマス会が催されます。
「サンタクロースが来る!」と大変喜んでいます。
まだ二人とも、サンタクロースを信じているのですが、年末のプレゼントの連続には、それなりの解釈で理解しています。それは別によいのですが、私の悩みはプレゼントが多すぎることです。
年末になると子ども達は、やたらと物がもらえます。
私と妻それぞれの親たち(つまりジジババ)から、保育園のクリスマス会(プレゼントは保護者会)から、そして、本物のサンタクロース(私と妻)から・・・
しかも、1週間もしないうちにお年玉ももらえます。
これだけもらえるのって、教育上よくないと思います。私自身の経験からして、欲しい欲しいと強く長く思い続けて、やっと手に入れた物は本当に大切にできます。しかし、いくら強く欲しいと思っていても、比較的簡単に手にはいると、どうしても大切にする期間や思いが小さくなってしまいます。
物のありがたみを知るためには、物がありすぎるのは問題です。
・・・しかし、
私たちの両親にとって、「孫へのプレゼント」というのは、相当大きな楽しみの一つとなっているでしょうし、そんな年寄りの楽しみを奪うのも酷です。
私が子どもの頃は、まだ孫も多かったし、年寄りがそんなにお金をもっていなかったので、じじばばからプレゼントというのは無かったと思います(お年玉はもらいましたが)。
ところが、最近は団塊の世代(とその少し上の世代)の人たちは、そんなに浪費せず、一生懸命働き続け、自分たちが子どもの頃貧乏だった記憶から、とにかく貯金をしてきました。おかげで日本は高度成長をし、(金銭的には)豊かな国になったわけです。
そんな我々の親たちの世代は、結局未だに、根拠のない将来の経済的不安のためお金を貯め続けているのです。せめて孫達のためにお金を使うくらいの楽しみが無いとかわいそうです。少子化のため孫の数も少なくて、必然的に一人の孫に割り振られる予算は大きくなります。
内需拡大を図り、日本経済発展のために、団塊の世代以上の人たちには大いに貯蓄を消費してもらわないといけません。しかし、それは将来を担う子ども達への教育上の問題です。
難しい時代です。