アメリカ大統領の施政方針演説

昨日、アメリカのオバマ大統領の施政方針演説がありました。

大統領と総理大臣では、法律上の立場や権限も違いますし、そもそも議会の制度も違うので、比べることは意味がないかもしれません。それでも、国の代表が行う施政方針演説であれば、それなりに海外の人たちも見るかもしれないので、パッと見の印象もそれなりに意味があると思います。

 

日本の総理大臣の施政方針演説と、アメリカ大統領の施政方針演説を見比べるとだいぶ印象が違います(あくまでも私個人の印象ですが)。

日本の総理大臣の多くは、時々、ヤジや罵声が飛ぶ中で、必死に施政方針演説の原稿を読み上げている印象が強いです。

一方、アメリカの大統領の施政方針演説は、(こちらも原稿を読んでいるのでしょうが)原稿を読み上げている感じが少なく、聴衆に向かってしゃべりかけている感じがします。そして、要所要所で、拍手、スタンディングオベーションが入り、格好良くて品位が高い印象です。

 

施政方針演説は、格好良く見せるものではなく、施政方針を伝えるためのものだ、という意見もあるでしょうが、もう少し日本の総理大臣の施政方針演説も格好良く見せる工夫をした方がよいと思います。

日本人が、自分の国に誇りを持てるし、海外の人にこれが日本の議会です、と自信を持って言えます。

それが、「(嘘でも)日本の政治は大丈夫だ」と多少なりとも思うきっかけになり、過度な不安から低迷している個人消費も多少増えるかもしれません。

 

日本の総理大臣も、優秀な演出家やスタイリストを雇う必要があると思います。・・・あと、その他の大臣にも体調管理してくれる医者や、会見を中止する決断が出来る秘書や事務次官もいた方がよいかもしれませんね。

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