高速道路料金が1000円になることについて思うこと

28日から、高速道路の料金が休日は、1000円以下になります。最大の目的は、国民の皆さんにたくさん高速道路を使って出かけてもらって、内需を拡大することです。

 

期待できる効果については、いろいろな意見があり、私も私なりの考えがありますが、今回は経済的な効果ではない点での意見を述べます。

 

恐らく高速道路料金が1000円になれば、たくさんの人が高速道路を使うようになるでしょう。しかも渋滞も多発して、思い切りCO2が出まくります。京都議定書の削減目標達成が相当難しいと言われている中で、CO2を増加させるような政策は、地球にとっても日本にとってもよくない事だと思います。

 

同じ旅行を促す政策で予算を使うのなら、電車にどこまで乗っても1日1000円だったらCO2を増やさずに、たくさんの人の移動を促せるのに、と思います。

電車やバスは、高速道路と違って、たくさんの民間企業がいろいろなシステムで運用しているから、技術的に実現が難しいということなのだと思いますが、だからといって安易に高速道路を使わせるのがよいとは思えません。

 

そもそも、みんな将来の不安のために、お金を貯め込んで使わないのですから、将来の不安を取り除いてやらないと、本当の意味での消費拡大は進まないと思います。文化も経済構造も違うので、同じにする必要はありませんが、せめて、アメリカ人の半分くらいの「とりあえず使っちまおうぜ」精神を持てたら、日本経済は上向くと思います。

 

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