起業家に必要な才能

起業家に必要な才能というのは、いろいろ言われますが、私が最も重要だと考える才能というか性格は、ドM的思考です。

もっと上品な言い方をすれば「苦しみに対する耐性」ということになるのかもしれませんが、耐性というのはちょっと違います。

私が知る限り、起業家の人たちは、「苦しみに耐えている」と言うより「苦しみに気づいていない」または、ちょっと苦しい感じが気持ちいいと感じているような人が多いです。

 

起業すると、数々の試練が毎日やってきます。恐らく、ただの耐性では耐えきらない位の苦しみの連続です。耐えるのではなく、むしろ、それが気持ちいいと感じるくらいでないと続かないのです。

 

苦しいのだけど、ちょっと気持ちいいかも。だから、ついつい苦しいことに挑戦してしまう。そのうち、もう少し刺激の強い苦しみを求めて、さらに苦しいことに挑戦してしまう。でも、本人は、苦しいだとか、苦しいことに挑戦しているという意識は少なく、むしろ楽しい。

 

そう言う意味で、起業家として続けられている人の多くはドM的な思考回路を持っている人だと思います。

 

ビジネスのセンスだけでは起業は失敗します。

起業家を目指す人は、苦しみに鈍感、苦しいことに気づかない、むしろちょっと楽しいと思える才能が自分にあるかどうか考えてみると良いと思います。

コメントする