とうとうHannaの卒園式の日がやってきました。
この1週間、極度の緊張をして練習をくりかえしてちょっと情緒不安定気味(すぐ泣くなど)でしたが、それも今日まで。
今年の卒園生は8名。
卒園時全員が、ひとりずつ保育証書を受け取り、ひとりずつ保育園の一番の思い出を壇上で発表しました。その後、母親のところまで歩いてゆき、お礼の言葉を言い、それに対して母親からお返し(?)の言葉を言うという方式です。一人ずつこれだけ時間をかけられるのは、小さな保育園のよいところです。
保育証書を渡されるとき、園長先生から
「○○さん、あなたは3年間、保育園に通いました」
みたいな言葉をかけられていました。一番長い子は5年間通った子でした。Hannaは、「3年間がんばりました」と声をかけられていましたが、この保育園に来る前に3年間別の保育園に通っています。私は「Hannaは、6年保育園に通ったんですよ」と叫ぶ衝動を抑え、心の中で叫ぶだけにしました。
最初の3年間は、私がほぼ送り迎えしていたので、私の印象としては最初の3年間のことの方が強いです。毎日、朝早く仕事に行く途中で送ってゆき、仕事帰りに保育園に迎えに行き・・・。まだ、しっかりと歩けない頃、迎えに行ったとき私を見つけて、転がりながら走ってくるHannaの表情は今でも鮮明に覚えています。
そんなHannaも、とうとう卒園。保育園での思い出をみんなの前で発表し、妻の前で「ありがとうございました」としっかり言えるようになったかと思うと、本当に感無量です。
思わずHannaのところに駆け寄って抱きしめたい衝動を抑え、心の中で抱きしめるだけにしました。
この6年間、Hannaが大きく成長したのはもちろんですが、そのおかげで私たち親は、それ以上にいろいろ教えられたり成長できたと思います。Hannaが卒園するこの機会に改めてHannaに言っておきたいと思います。
私たちのところに生まれてきてくれて、そして、こんなつたない親たちの下で無事育ってくれて
本当にありがとう。
ちなみに、前回のブログにバスタオルが必要かも、と書きましたが、お父さんが来られない子の分も、写真を撮るように頼まれていて、泣いている暇も、眼鏡を取って涙を拭く暇もなかったので、そんなには涙は出ませんでした。ただ、あごからボタボタと大量の水滴が落ちていたようですが・・・。