世の中に「社長」という肩書きを持つ人は、何万人といますが、その人達を大きく分けると二つに分けられます。
お金持ちの社長と貧乏な社長です。
お金持ちの社長というのは、所謂一般的な社長のイメージで、六本木ヒルズに住んでいたり、高級外車に乗ったりしている人たちです。
もう一方の貧乏な社長というのは、自分の給料が出なかったり、出てもすぐに会社に返さなければいけないような社長です。
ちゃんとした統計があるわけではありませんが、たぶん、年収1千万円以上の「社長」の数と、「部長」の数を比べたら、「部長」の方が多いと思います。以前ブログにも書いたとおり、「部長」などという役職のある会社というのは相当大きな会社です。一方、「社長」は、「私が社長です」と言えば社長なので、極貧の社長も多いはずです。
では、なぜ「社長」というと金持ちのイメージが強いのかということですが、一番はテレビなどで大金持ちの社長などが取り上げられたりするためでしょう。
あと、私の推測では、社長になろうという人は、とてつもなくプラス思考の強い人が多いのと、自分の悲惨な状況に気づいていない(むしろちょっと楽しい)人が多いためだと思います。だから、実際の経済状況としては平均以下であっても、周りから見た「楽しいそう度」や「幸せそう度」が高いため、経済的にも平均以上に見えるのだと思います。
もちろん、私は貧乏を推奨しているわけではありませんし、お金持ちがいけないと言っているわけでもありません。社長の収入は(その会社の社員の平均と比べて)多すぎても少なすぎても 、社員のやる気は落ちます。
また、金持ちなら幸せになるとか、貧乏だから不幸になるということもないと思います。「うちは貧乏だけど幸せだからいい」という子供もいます。
ただ、「社長はみんな金持ち」というのは間違いであることだけは知っていただきたいです。