大量のスパムメールの恐怖

メールが私たちの生活で無くてはならない程の重要なツールとなってきています。

メールの普及に伴って、スパムメールも増えてきています。私のところにも毎日大量のスパムメールが届きます。ただ、メールの一利用者としては、無駄なメールが届き、それを削除する手間がかかる程度の被害です(今のところ)。Gmailは、かなりスパムメールを自動的に削除してくれているので、困るほどの被害はありません。

 

しかし、メールを使ったサービスを提供している側としては、スパムメールはとても深刻な問題となっています。問題は2つあります。

  1. 重要なメールがスパムメールと判断されて届かなくなる
  2. 大量のスパムメールがサーバーの処理を圧迫する

 

一つ目の問題は、携帯電話会社などが新たにスパム排除システムを導入して、それまで届いていたメールがある日急に届かなくなる問題です。うちの会社で提供しているメール送信を伴うサービス(もうすぐ診察ですよメール、注文が入りましたよメール、問い合わせがありましたよメールなど)が、届かなくなります。ごく少ない特定の人だけに送信するメール(システム管理者宛の注文が入りましたよメールなど)は、その人の使用している携帯会社を調べてそれにシステム側で対応するか、その人に設定を変更してもらうことで解決しますが、たくさんの人に送るメール(病院の患者さん宛に送るもうすぐ診察ですよメール)は、そういうわけにはいかないのでとても困ります。「迷惑メール排除の設定を変更してください」としばらく言い続けないといけません。送信側ではどうしようもない問題であっても、お知らせメールが届かないと、送信しているシステムが原因と思われがちで、イメージが悪くなります。

 

この問題は、スパムメールそのものの問題ではなく、スパム対策を講じた携帯会社の運用ルールの問題ですが、うちの会社にとっては、とても大きな問題です。

 

さて、もう一つの問題、こちらが本当の恐怖なのですが、長くなったので続きは明日書きたいと思います。すみません。

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