田舎暮らし成功の秘訣

最近は、田舎暮らしが流行っているようで、雑誌やテレビ番組などでも紹介されたり、推奨されたりしています。

たいていは、空気が綺麗で、のんびりしていて、広い土地が買えるから畑なども作って野菜を育てたり、野山に動物がいたりして、子供の情操教育にも良い・・・というように紹介されることが多いです。

 

コンビニや医療機関が少ない不便さを我慢できるのなら、田舎暮らしはオススメ・・・というように紹介されることが多いです。

 

でも、田舎暮らしの成否の鍵を握るのはそんなものではありません。田舎暮らしのポイントは何と言っても、

ご近所づきあい

です。町内会やその他、とにかく近所の人たちと一緒に何かをすることがとても多いです。お祭りは何度もあるし、道普請、運動会、毎月の定期的な会合、それとは別にイベント準備のための会合などなど、とにかく町内での活動が多いです。これは都会での生活では想像できないものです。
この課題さえクリアできれば、他の問題はなんとかなります。

 

町内の会合に出ても、最初は当然知らない人ばかりだし、その人達はみんな子供の頃から知っている人同士なので、そこに入るにはちょっと勇気が必要です。しかも、前述したとおりものすごく回数が多いので、仕事や家庭を犠牲にしないと参加しきれません。

最初は、ちょっと私もビビリました。仕事が忙しくて、なかなか早く家に帰れない日が続く中、たまに早く帰って子供が喜ぶのもつかの間、町内の会合に出かける・・・子供は泣く・・・。

 

なんて書くとちょっと脅し過ぎかもしれませんが、あながちウソではありません。では、私が今でも大変な思いをしながら大変な近所づきあいをしているのかというと、そんなことはありません。

ポイントはどれくらいサボってよいのかの見極めです。最初はできる限り参加して、他の参加者の参加率や、不参加の理由、そして、それに対する参加者からの評判を見極めます。

ほとんど全員が参加していて、サボっている人がちょっと批判されているような集まりは、何が何でも参加します。逆に、結構みんな軽い理由で参加していないものは、何か用事があれば参加しません。

 

もともと、私自身がそう言うものに参加するのが嫌いではないし、町内の付き合いに参加することの重要性については妻も理解しているので、何も用事がないときは、できるだけ参加してます。

平均以上に参加していれば、たまにサボっても問題になりにくくなります。無理して参加していると精神衛生、家庭円満保持などの観点からいつかダメになります。サボりすぎると近所の人たちから「なんだあの新入りは・・・」ということになり、生活しづらくなります。良くも悪くも、田舎では近所の人たちとのつながりがとても強いので、近所付き合いをしないで生活することはできません。

 

【本日のまとめ】(?)

田舎暮らし成功のポイントは、「近所(町内)付き合い」。
近所付き合いをうまくやる秘訣は、

  1. それを楽しいと思う(タダで飲み食いができるし、家のことや子供の世話をしなくてもよいし・・・)
  2. どれくらいサボって良いかを見極める(見極めるまではちょっと無理してでも参加する)
  3. その後もできるだけ参加する(参加したくないときに安心して休めるように)
  4. 作業などに参加したときは、できるだけがんばる(参加できないときに安心して休めるように)

こんな感じです。田舎暮らしを考えている方、始めようとしている方は参考にしてください。

 

とはいえ、私の場合、田舎と言っても、私の友人が移住した大きな病院に行くのに25時間以上かかる本当の田舎(尊敬と憧れの意味を込めてそう呼んでいます)と比べれば、うちなどは都会の端っこに住んでいるようなものかもしれません。

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