先週、G-netのインターンフェアに行ってきました。今回、特に感じたことは学生の幅の狭さです。みんな、いわゆる「普通」な学生です。特に、発想が「普通」過ぎる。無茶苦茶なことを考えて、無茶苦茶なことを言う学生がいないのです。
言い方を変えると、発想力が乏しい。よく言えば常識的な発想をしているというか、空気を読んでいると言うのかもしれません。でも、多くのベンチャー企業で求める人材は、普通の人よりも、おもしろい人なのです。
なぜ、普通の発想しかできない学生が多いのか、理由を私なりに考えました。いろいろな要因が絡み合っているのだとは思いますが、一つは、常識的な発想しかしない常識的な人が学校の先生をしているからだと思います。多くの先生は、それなりによい成績で、それなりの大学を出て、そのまま学校の先生になっています。社会の底辺の生活を体験したり、授業が全く理解できない経験をしたことがないのです。自分がの体験した極々狭いレンジの人生観しか知らず、子供達に伝えることができないのだと思います。
次に、最近社会問題になっている親たちの無責任化も大きな理由です。昔から、学校の先生は社会の中でも極々狭いレンジの中の人(収入も社会的地位も、常識度も、正義感も、子供の頃の学業成績も、その他全てにおいて)であったけど、昔は今よりも親や社会が子供の教育に大きく関わってきていた為、子供なりに知恵を使って生き抜くことを考えていました。
それが、最近は「教育は全て学校任せ」「子供の成績が悪いのは学校のせい」的な考え方の親が増えてきていることが大きな問題です。
そもそも学業成績が良くなくても、偏差値の高い大学に行かなくても、大きな有名企業に入社しなくても、幸せになれるということを知らない親が多く、子供も何となく、学業成績が良くなって、偏差値の高い大学に入らなければいけない気になってしまうのだと思います。
みんな、もっと自由な発想をしましょう。一般社会は、学生社会とちがって、ものすごく幅が広く奥行きが深いのです。そのほんの一部だけしか知らないのは勿体なさすぎます。
多少の迷惑をかけても、若気の至りとゆるしてもらえます。迷惑をかけたらしっかり謝って、その後恩返しをすればよいのだから、まずは自由な発想と、行動をしてみましょう。