京都議定書で定義されている日本の削減目標「2012年までにCO2を1990年に比べて94%にする」が、相当難しくなってきています。
いろいろな取り組みをしているのですが、どれも十分な削減効果が出ていません。正確に言うと、効果が出ているものもあるのでしょうが、それ以上にCO2増加しているために、全体で見たら減らない(むしろ増えている)のです。
京都議定書以降の枠組みについても、普通に考えれば、京都議定書に定められている内容よりもさらに削減を進める方向になるでしょうが、日本にそれができるのか心配です。
日本は環境技術が進んでいると言われています。しかし、世界最先端の技術を持っていても、最近の調査結果では1990年に比べてCO2排出量が増えているのです。
結局、人々の意識を変え、生活を変えない限りは大幅削減はできません。
- 1000cc以上の自家用車禁止
- トラックの数の大幅制限(運送料金は2倍で、配達までの日数も2倍になる)
- 各都道府県に原子力発電所設置(原発の発電量比率50%)
くらいのことをすれば、ヨーロッパ並みの削減も可能でしょう。
でも、ほとんどの人には受け入れてもらえないでしょうね。本気でこれくらいのことを、実行しようとする政治家がいたら応援したいです。
京都議定書については、最終的には、いろいろな国から排出権を買いまくって、数字を合わせることになるのでしょうが、議長国としては情けない結果です。