オーストラリアの運転免許を取ったときのこと

15年ほど前にオーストラリアで運転免許を取りました。

当時と今では仕組みが違うかもしれませんが、当時はパソコンを使った学科試験+実技試験でした。学科試験は、市内各所にあるRTA(Road and Traffice Association)というところで受けられます。しかも無料です。

当時仕事をしていた所のすぐ近くにRTAがあったので毎日、昼休みにRTAに行っては、学科試験を受けました。ちゃんと勉強すれば良いのですが、私の場合、ほとんど暇つぶしのつもりで、一切、教科書(?)などを見ずに、しかも、よく読めない英語の試験を毎日受けていました。

好きな時間にRTAに行って、受付で「試験を受けに来た」と告げれば、「○番のパソコンへ行きなさい」と言われるので、そのパソコンの前に座り、画面に出てくる4択問題を解きます。問題は、パソコン内にあるたくさんの問題から、ランダムに抽出された何問かが出るようになっています。当然ながら、毎日通っていると同じ問題にも遭遇します。そこでのこつは、「こういうイラストがついていて、文字がこれくらいの問題は、答えはA」というように、毎日少しずつ答えを覚えてゆくのです。

1ヶ月くらい通うと、ほとんど全ての問題を経験します。

 

私は、約2ヶ月くらい通ったときに、遂に合格しました。

職員のおばちゃん達にも「毎日来る変な日本人」ということで覚えられ、結構仲良くなっていたので、一緒になって喜んでもらいました。

 

実技試験については有料なので、真剣に受験し、すぐに合格。見事免許を取得しました。

 

それから15年。何度目かの免許更新が来年です。来年はなんとか免許更新に行きたいと思います。

 

ちなみに、実際は日本の免許を正式に翻訳してもらったり、日本の免許を一定の条件で持っていれば、オーストラリア(NSW州)の免許を取得できたりします。また、一部のRTAでは日本語のテキストがあったり、日本語で試験を受けたりもできたはずですので、上記のような無茶をしなくても免許証を取得することはできます。

私の場合は、免許取得よりも、RTAに毎日通っておばちゃん達と話をしたり、「こういう無茶苦茶な取得をしたよ」と、15年くらいして他人に話がしたくて、このようにしたのです(笑)

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