若者が急激に成長するための「なんでもYes法」

先日、久しぶりかつ突然に英語を話す機会がありました。

 

街中のATM(電話ボックス型の)の前で待っていると、中から困った顔した外国人が出てきました。そして、

Can you speek English?

と聞かれました。まともに英語を話すなんて、Hannaとオーストラリアに行ったとき以来なので、4年ぶりです。当然ながら、英語力は落ちているでしょうし、ちゃんと言葉が出てくるのか不安でした。でも、この人困っているみたいだし、しゃべれなくても何とか手伝えるだろうか・・・という葛藤が0.5秒くらい頭の中で駆けめぐり、

Yes!・・・I hope so.

と言っていました。できるかできないかは別として、この0.5秒の葛藤が、年月の流れと、自分の老化を感じさせるのでした。若い頃は何の葛藤もなく瞬間的に「Yes」と答えていました。

15年くらい前、オーストラリアで念願の就職を果たした私は就職先の会社の社長からの質問・指示は全て「Yes」で答えることにしていました。画像の加工ができるか?とか、こういうプログラムを作れるか?とか、明日までにこの仕事が終わるか?など、どんな質問にもYesと答えることにしていました。

実際にできるかどうかはやってみないと分からないのですが、Yesと言ってしまった手前、何としてもやらなくてはいけません。その追い詰められ感が、必死さを強制し、必死にやってやり遂げると、それが自信につながります。

この「何でもYes法」は、人間の成長にとても有効です。友達などからの誘いも全て(ひとまずは)Yesと答えます。20代の人にはとてもオススメです。ただし、一歩間違うと人生を踏み外すかもしれませんが・・・。

 

この「なんでもYes法」を編み出して、実践してきた私としては、ATMの前で、Yesと言う前に葛藤した自分に、良くも悪くも年を取ったなと感じました。

 

さて、冒頭のATMの外国人とはどうなったのかと言いますと、その人は、

「現金を友人に振り込みたいのだけれど、ATMを操作してゆくとカードを入れろと表示される。カードってどういうことだ?」

と言っていました。そこで、

「このATMは現金の振り込みはできない。キャッシュカードでないと振込はできない。現金での振込もできるATMを使わないといけない。たぶん、銀行の建物の中にはそういうATMもある」

と答えました。答えたつもりです。相手が納得した顔していたので、たぶん通じていると思います(笑)。

 

なかなか言葉が出てこない歯がゆさを感じ、英語を話す機会に積極的に飛び込んでゆかないといけないと改めて思いました。

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