いつも東京へ出張するときは、一泊3,000円程度のホテルに泊まります。都心からは多少離れていますが、小ぎれいだしカプセルでなくて個室があるし、無線LANも完備されているし、快適です。
・・・そんな私ですが、先日、高級なホテルの宿泊券をもらい、泊まってきました。新幹線代が勿体ないので、妻と二人で軽自動車をぶっ飛ばして1000円の高速料金で東京までお上りさんツアーをしてきました。
普段は出張で東京へ行っても、お客さんの所へ行って、夜は前述の安ホテルでコンビニ弁当でも食べながら過ごすだけなので、所謂「東京見物」的な旅行は中学校の修学旅行以来です。
途中の珍道中については、別の機会に書こうと思いますが(妻の反対に押し切られなければ)、とりあえず、無事ホテルに到着してからの報告。
最初に驚いたのは駐車場には高級車ばかり、軽自動車がないことです!
「別
に高級車しか入っちゃいけない訳じゃないよね?」と妻に確認しながら、隣の車にぶつけないように慎重に駐車してロビーに行きました。普段なら、券売機で1
泊3000円のチケットを購入して受付のお兄さんに渡すのですが、今日は違います。「お荷物をどうぞ」と言われ、渡すとパーティションで区切られた受付
シートに案内されました。おしぼりなどを渡されるたびに、ちょっとビビリながら、田舎者2名が頭を下げて、ニコニコ。
「うちのかあちゃんが、はずめて東京さ来たもんで、東京タワーさ見える部屋にしてもらえんかのぅ?」
とは、さすがに私も言えず、普通に名前などを書いてチェックインしました(妻も東京は初めてではありません)。
「それではお部屋にご案内します」
と言われ、部屋に連れて行ってもらいました。
部屋に付くと
「お部屋のご説明をいたしましょうか?」
と聞かれ、「いや、結構」なんてカッコつけている場合でないと思い「ぜひ、お願いします」と、ちゃんと言いました。
「カーテンは、こちらのリモコンで開閉できます。ひとまず、お開けしましょうか?」
「はい、ぜひ」
ぶい〜〜〜〜ん(カーテンが開く)
おぉーっ!
ぶぃ〜〜〜〜ん(ドカンと東京タワーが見える)
おぉぉぉぉーっ!
と言う具合に、いちいち説明してもらうたびに歓声を上げてました。
洗面所に置いてあるアメニティグッズも、おフランス製で、恐らく1泊分で、妻が普段使っているものが1ヶ月分くらい買えるのではないかと思えるものでした。
い
ろいろ宿泊者特典では、朝食3,000円コースが、2,000円でOKとか、最上階のバーでテーブルチャージ無料(飲物は最低1杯2,000円〜)などな
ので、とても行くのは無理だと判断し、最上階のバーで1杯飲んだつもりで、コンビニで大量のビールなどを買い込んできました。
それにしても、景色の良いホテルでした。ちなみに、上の写真の東京タワーの横にある白い四角は窓に映ったパソコンの画面です。
ホテルの設備も、サービスも、部屋からの景色も、これまでに体験したことがない宿泊でした。
こんなホテルに、普段から泊まっていたら、こんなに感動できないと思います(貧乏人の負け惜しみと言われるかもしれませんが)。
普段、こんなホテルに泊まれないことに感謝。
そして、また数年後に、こういうホテルの無料宿泊券がもらえることを強く願いながら、中央自動車道を軽自動車で必死に運転しながら帰ってきました。