今日は、夕方からPAL研究会のセミナーに参加しました。
とても興味深いお話しで、大変勉強になりました。
- 仕事の担当を決めつけてしまうのは、社員の能力を限定してしまう
- 社員は「時間」という貴重な資産を会社に投資している
- 何もしなければ、社員は毎年エンプロイアビリティ(転職を可能にする能力)が下がってゆく。それを高めてあげることは経営者がすべきことである。そのことで、会社も社員も幸せになる
- 社員が仕事をすることが目的になるようにするとよい
などが、心に残ったフレーズです。
仕事をしている時間というのは、人生において相当な時間になります。その時間を「生活のため」とか「収入を得るため」の手段であると考えて耐えるのは、つらいしもったいない。だから、仕事をすること自体が目的になると、幸せになる・・・というお話しが、ものすごくぴんと来ました。
また、講師の鬼塚さんが、自分は同じ仕事を毎日続けるのがとても苦痛で、少しでも楽をしよう、新しいことをしようと思っていると言われ、それも、私も非常に共感したのですが、でも、世の中には「毎日同じ仕事を続けることの方がよい」と考える人も多いことを認識すべきだとも言われました。特に日本人は農耕民族であるため、毎日、地味な仕事を続けることが苦痛でない人が多いのだそうです。
(同じことを繰り返すことが苦痛でないということは)私には理解できないし、受講者の多く(経営者)も、私と同じような感想のようでした。そこで、土岐内科の長谷川先生が「世の中の多くの人は、新しい刺激を求めているわけではない。それを求めている人は、自分が病気なのだと認識することが重要」だと言われ、皆さん笑っていました。
やっぱり、経営者、特に自分で起業をするようなひとは、病気とも言える特殊な感覚を持っている人が多いのだということだと思います。
だから、社員に対しては、自分と同じような考え方を強要したり期待するのは良くない場合もあるということです。
よくよく考えて、社員のモチベーション向上、そして、社員と会社の幸福を図ってゆきたいと思いました。