ルイちゃんのぼかし処理から考えるGoogle Street Viewのプライバシー保護

昨日に引き続きグーグルストリートビューネタです(興味のない方すみません)。

グーグルストリートビューでは、プライバシー保護のため人の顔はぼかされて、個人が分からないようにしてある・・・というのがグーグルの見解です。

 

実際、どのような手順でその作業をしているのか分かりませんが、全ての写真を人間が見ながら手動でぼかし処理を行っているとは思えません。たぶん、自動で顔を検出してぼかし処理をしているのだと思います。

その自動ぼかし処理プログラムが、どのようなものを「人の顔」と判断しているのかを考察する上で、参考になる(?)ショットが、こちら。


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いつもお世話になっているマルイ不動産の岐阜支店前のストリートビューです。マスコットキャラクター「ルイちゃん」の顔にもちゃんとぼかしがかかっています(「大きな地図で見る」をクリックするとよりわかりやすいです)。さすがに、商標登録されているピンクのコアラは世の中にないので、誰がどう見てもルイちゃんです(プライバシー保護にはなっていません(笑))が、グーグルのプライバシー保護用画像処理プログラムは、これも人の顔と判断したようです。一方で、


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こちらのルイちゃんはぼかしがかかっていません。つまり、こちらは人の顔と判断されていないようです。この2つのショットの間に、人の顔と判断する判定の閾値があるようです。

 

それにしても、2009年11月30日現在、多治見市内は結構細い道まで、ストリートビューが見えるのに、多治見より4倍くらい人口のいる岐阜市は、駅前の主要道路から一本路地に入ると、全くストリートビューが見えません。Googleさんは、どういう順番で撮影エリアを決めているんでしょうねぇ。

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