年末から前面(お腹)から背面(背中)まで、胃の辺りに鈍痛がありました。最初は、寝違いや、食べ過ぎが原因かと思って、市販の胃薬を飲んでいましたが、一向に直る気配がありません。
ネットで調べてみると、内臓が痛くて背中まで痛みがあるのは重篤な病気の可能性があるから病院に行った方がよいと書かれていたので、ホームページの制作などをさせていただいている土岐内科クリニックに行ってきました。
■土岐内科クリニック
土岐内科クリニックは、昨年4月から消化器内科の橋本先生が加わり、胃カメラ、腹部エコー、CTなどの最新の検査設備も整備され、普通の検査はほとんどできてしまうのがうれしいです。
今日は会社も休み(午後からの出勤予定)だし、読む本も持ってきていたので待ち時間も無駄にならないし、一通り検査してもらうことにしました。
最初に血液検査のための採血をしてもらい、しばらく本を読みながら待ちました。持ってきた本は『ロングテール』の著者の新著「フリー~〈無料〉からお金を生みだす新戦略」という本です。多治見IT勉強会の忘年会の時に後藤さんが紹介してくれた本で、おもしろそうだったので早速買いました。とても興味深くおもしろい本で、名前を呼ばれても気づかないくらい集中して読んでいました。近々ブログで紹介しようと思います。
■腹部エコー検査
さて、血液検査の次の検査は腹部エコー検査です。妊婦さんが検診の時に使うやつです。妻の検診の時に何度か見たことはありましたが、自分が検査を受けるのは初めてです。
お腹にゼリーを塗って、検査用の探触子(プローブ)をお腹に押し当てて検査します。「息を吸って」「止めて」などの指示をしながら先生が、プローブをあちこちに動かして、いろいろな臓器をみます。
結果は、肝臓も綺麗、胆嚢にも胆石なども見あたらない、膵臓も異常なし、とのことでした。
■胃カメラ(経鼻内視鏡検査)
再び待合室に戻って、『フリー』を読みながらしばらく待っていると、今度はいよいよ胃カメラに呼ばれました。
胃カメラというと、多くの人が「苦しい」「二度とやりたくない」というような感想を持つ、大変な検査です。一番苦しいのは、嘔吐感(咽頭反射)です。これは、検査用のスコープ(管)が舌の付け根に接触して起きるものです。
しかし、土岐内科クリニックにもある経鼻内視鏡は、スコープを口ではなく鼻から入れるタイプなので、スコープが舌根部に触れにくく、嘔吐感がありません。・・・とネットには書かれていますが、実際に受けるときはやはりちょっと緊張します。
検査前に、血圧などを看護師さんが測るのですが、「あれっ?」という感じで「もう一回測ります」と言われました。緊張で血圧が上がっているのか?と心配したのですが、違いました。脈が37と計器に表示されていて、計測ミスだと思われたようです。脈拍37は私の平脈です。その旨伝えて、いよいよ開始です。
・・・と思ったのですが、いろいろ検査前にやらなければいけないことがありました。
- 胃の中を綺麗にする水を飲みます(胃内有泡性粘液の除去)
- 鼻の通りを良くするために鼻に血管収縮薬を噴霧
- ゼリー状の麻酔薬を鼻に注入
- (しばらく待った後)麻酔薬を塗った内視鏡より少し細いチューブを鼻に90秒入れる
- 麻酔薬を塗った内視鏡と同じ太さのチューブを鼻に90秒入れる
- 左を下にして横向きに寝る
これが、検査前に行うことです。特に苦痛はありませんでした。3の麻酔薬が喉におりてきたときに気持ち悪かったら出してください、と言われましたが、特に気持ち悪くもなく、飲み込みました。
4のチューブを挿すとき、右の鼻の穴が中々通らず、左の穴はスムーズに通ったので、検査も左の鼻の穴から行うことになりました。
いよいよ検査開始です。
内視鏡が少しずつ鼻から入れられてゆきます。ちょうど喉の辺りにさしかかったとき、嘔吐感が襲い苦しくなりました。
ええっ?こんな苦しいのか?
と戸惑いましたが、通ってしまえば嘔吐感は無くなり、モニターを見たり、少し話したりしながら検査できました。
空気を入れて胃を膨らましたり、胃液(?)を吸い出したりしながら食道から、胃、十二指腸まで見てもらい、結果は
異常なし
とのことでした。
すべての検査が終了して、もう一度診察室で話を聞きました。
特に異常は見つからなかったので、少し様子を見てみましょう、というのが結論です。一応胃薬を処方してもらいました。
昨日の夜には、もうダメかと思っていましたが「異常ないですよ」と言われ、証拠写真までもらったら、なんだか急に痛みが無くなった気がしました(笑)
とはいえ、私も今年で40歳になります。40歳を超えたら年に一度は、全身の検査を受けた方がよいようです。土岐内科クリニックでも、健康診断や企業検診も積極的に行われているそうなので、お年頃の方は、ぜひどうぞ。