本日、というかすでに日付が変わっているので昨晩、まなびパーク多治見で開催された「美濃焼を語る会」に参加しました。
美濃焼をJAPANブランドとなるようにする為の前段階として、いろいろ語りましょうというイベント(?)です。開催日の3日前からの告知という、超短期間での募集だったので、どれくらいの人が集まるのかと思っていたら、ものすごくたくさんの人が集まっていて、驚きました。
主催の「メイドインジャパンプロジェクト」の力なのか、来年の国際陶磁器フェスティバルの総合プロデューサーも務められる神谷デザイン事務所の神谷さんの魅力なのか、それとも美濃焼について危機感なり、熱い思いのある人たちが多いからなのか分かりませんが、とにかく想像以上の参加者でした。
美濃焼をどうしたらよいのか、ということについては、私なりにも色々な意見があり、おいおい書いて行きたいと思いますが、とりあえず、昨日の会についての感想だけを簡単に書きます。
ディスカッションや、その後の交流会で話をしていて、意見に賛同できるかどうかは別としても、そんなに真剣に考えている人がいることに驚きました。10年くらい前に私が地場産業を教える授業を中学校で3ヶ月間やったり、美濃焼の紹介をするイベントやプロジェクトの企画をやっていた頃、地元の業界の人たちにも協力をお願いしたのですが、まったく保守的で何も考えていない人たちばかりでガッカリしました。しかし、今回の会で出る意見は、ちゃんと現状把握や将来的なことを考えている人もいるんだと認識しました。もちろん、何百(何千?)社とある、美濃焼に関わる業者の中での比率で言ったらとても少ないのかもしれません。でも、とてもうれしい希望です。
時代は変わっているので、数十年前と同じような繁栄は絶対ありません。もしかすると半分くらいの業者はこの先10年くらいで無くなるかもしれません。でも、ちゃんと考えているところは、残ってゆけるはずです。
何か偉そうな言い方になってしまいましたが、私自身は美濃焼関係者ではなく、単なる地元の美濃焼応援者です。一度は地元を離れ、外界から岐阜や東濃や多治見に魅力を知り、戻ってきて細々と応援している身です。
無責任ではありますが、地元の子供達が地元に魅力を感じられるように美濃焼業界にはもう少し頑張ってもらいたいです。