20代の頃、とにかく面白そうな話があれば何にでも首をつっこみ、関わっていました。特に仕事(会社で行うこと全般)については、関連性、収益性、将来への見通しなどよりも、「面白そうか」に重みを置いていました。
個人としてはとても楽しく有意義な時間が過ごせるのですが、会社としての規模の拡大や、組織化という点では、うまくゆきません。
その後、いろいろなセミナーに参加したり、本を読んだり、いろいろな人から勉強させてもらったりして、少しずつそれを実践したりしてきました。
それで、最近は、ちゃんと考えて、これは会社のこれまでの事業とどのように関わるのか、どうやって収益性を高めるのか、将来的にどのように展開してゆくのかを、それなりに考えて判断するようになりました。
恐らく経営者としては、多少成長したというか、以前よりはマシになったと思います(あくまでも以前の自分と比べてです)。
社長としては、寝ても覚めても会社の収益を上げる方法を考え、考え、考えまくって、いなければいけません。それができる人だけが(経営者として)生き残れる人だと思います。
ここ数年、そのような努力をしてきましたが、何となく自分自身に閉塞感というか、ものすごく我慢して苦しい感じがしているというか、うまくいっていない気がしていました。
なんとなく息苦しい・・・。
気が重い→表情が険しくなる→運が逃げる→気が重い→・・・
というような悪循環を断ち切るべく、ちょっと考えずに走ってみたくなりました。
もともと、じっくり考えるよりも、瞬間的に対応するのが得意ですし、何か起きたらそのときに考えればよいか・・・と開き直り、いろいろなことに、手を出してみることにしました。
本能の赴くまま・・・好奇心の赴くまま・・・楽しそうな匂いをたよりに・・・。
そうしたら、一気にいろいろが動き出しました。楽しくなり、表情も良くなってきました(たぶん)。運も良くなってきました。
後は走りきるだけです。右足が沈む前に左足を出し、左足が沈む前に右足を出す方式で。