妻の自慢

環境適応能力というのは、幸せな人生を送る上でとても重要な能力のひとつです。

自然災害、自分や身内の病気など、自分自身ではどうにもならない理由で、生活環境が大きく変わることはあります。

そんな大げさなモノでなくても、結婚したり、子供ができるという多くの人が経験していることでも、生活環境は大きく変わります。

 

新しい生活環境の中を、どう考えて、どう生きるかによって、幸せになるかならないか(幸せと感じるかどうか)が変わってきます。

 

同じ状況であっても「幸せ」と感じることも、「不幸」と感じることもできます。幸せになるひとつの方法は、所謂不幸な状況に適応して「普通」と感じることです。

 

例えば、最近ではデフレの影響で、日本の多くの家庭では世帯収入が下がっています。そんなときに、給料が下がって不幸だと感じるか、それとも、その少ない収入に慣れて、普通だと感じるかです。

ものすごく収入が減ったのに「普通」と感じることができれば、少しだけでも収入が元に近づけばものすごく「幸せ」になれます。

 

そう言う意味で、うちの妻はとても才能があります。うちの妻は特にお金持ちの家ではありませんが、親が公務員で、自分も公務員として働いていたので、並以上の給料を確実にもらえる所謂安定した生活をしていました。

そんな彼女が、零細企業の経営者なんて言う「安定」とは、対局にある私などと「よく結婚したなぁ」と思います(私が言うのもおかしいですが)。

 

最初は、妻も戸惑っていたり、将来の不安を抱えていたりしていましたが、今ではすっかり慣れて、楽しく生活をしています。

最近は、将来に対する「根拠のない自信」は、私に勝るとも劣らない強さです。

 

外食しない代わりにお弁当を作って持って行くとか、楽しそうに臨時バイトに行くとか、ちょっとした臨時収入を非常に喜んで家族で小躍りするとか(笑)、我が家の

幸福年収比 = (幸福度)/(年収)

が極めて高いのは妻のおかげです。

 

子供たちが何気なく「うちは貧乏だけど、幸せだからいいんだよねぇ」なんて言うのを聞くと、どこまで理解してそれを言っているのか分かりませんが、日頃妻にそうやって言われているんだろうなと思い、安心すると共に、私自身はもっと頑張らないといかんなぁと思います。

 

ただのオノロケ記事で、大変申し訳ありません。

 

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