多くの人の支えでピンチを脱出・・・

今週1週間は結構心労の多い日々でした。基本的にあまり悩まないタイプで、1日もすれば忘れてしまうことが多いのですが、今回は久しぶりに胃が痛くなるような状況が続きました。

 

そんな中で、いろいろな人からいろいろな支援や応援を受けて、どうにか山を乗り越えることができました。

利害の異なる複数の会議で、それぞれ問題点を指摘されたり、難しい要望をされて、それを別の会議で伝えると、それについて問題点を突かれて・・・。思い切り飲んだくれて

「俺は知らねぇよ!!」

と叫びたい衝動にかられましたが、飲んだくれるような時間もなく、ドンドン大きくなる問題を一人で抱え込んでゆきつつありました。完全に出口のない迷路に迷い込んだ感じでした。

 

もともと、私自身には全く利益のないことで、単純な損得で考えれば、投げ出してしまうのが最も良い選択肢なのです。そこをあえて、踏みとどまって苦しい思いをしているというのは、普通の人には理解ができないのも当然で、「あいつは裏で何か魂胆があるのではないか」とか「何か別の儲かる仕組みがあってやっているのではないか」と勘ぐられるほどです。

 

でも、本当に何も儲けはありません。難しいプロジェクトをやり遂げた、という実績や、その過程での苦労が自分のよい経験になると思っているだけです。

 

「やめる」という選択肢も脳裏をよぎり、その思考を進めていくと、断然ラクなのです。やめてしまえば、これ以上なにも傷を負うことはありません。やると決めた場合、ものすごく大きなリスクがあり、かつ、成功しても得られるものは精神的満足度が大半ということであると、ハイリスク、ローリターンです。

 

悩みに悩み、結局「やる」ということにしました。うまくやる目処は全く立たないのですが、そう決めて、全力で走り始めました。

個々の問題を、片っ端から即断し、誰かにそれを指示。そうし始めたころから、それまで自分以外の全ての人が敵で、全ての人に足を引っ張られている感があったのが、いろいろな人から、支援や協力の申し出があり、また、いろいろなアドバイスももらい、急激に霧が晴れ、目指すべきゴールが、おぼろげながら見えてきた気がします。

 

まだ、実際には不安要素も多いし、相当頑張らないとうまくゆかないと思いますが、それでも、私自身は既に、とても貴重で大きな経験を積むことができました。それは感謝の気持ちです。こころから「ありがたい」と思えることが何度もありました。大げさですが本当に涙が出るほどうれしかったです。

 

実際の協力はもちろんですが、それよりも「協力しますよ」と言ってもらえるのが一番うれしくて力になりました。自分一人で戦っているのではないのだと思えると、それだけで余裕ができて、正しい判断もできるようになるし、事がうまく進む確率も高くなります。

 

諦めかけていたときには、誰も味方がいないと思えましたが、今は多くの味方を得て、みんなで頑張れている気がします。

来週からも、忙しく動き回らないといけませんが、今週よりはだいぶ気持ち的にはラクに楽しく動けそうです。

 

一方で、連日早朝から深夜まで動き回っているために、風邪をこじらせ気味で熱が下がらない娘と、風邪を引いた妻には、多くの負担をかけてしまい、申し訳ないです。こちらは明るい兆しが見えていません・・・。

コメントする