ツイッターもブログも義務と思っているうちはつまらない

ブログをビジネスに活用しましょう、ということが言われて久しいです。そう言うセミナーもたくさんあります。また、最近ではツイッターをビジネスで活用しましょうてきな本やセミナーもたくさんあります。

 

実際、ブログやツイッターを活用して商売繁盛につなげているところも少なくありません。しかし、多くのところでは、十分に活用できているとは言えず、メリットを出せずにいます。

 

成否の分かれ目は何かと言うと、担当者の気持ちと、向上心です。これについては、ブログやツイッターに限らず、ビジネス全般に言えることだし、人生そのものにも言えることですが、今回はブログやツイッターについてのみ書きます。

 

多くの場合、勉強熱心な経営者や、上司が本やセミナーなどで「ブログをビジネスに活用するとよい」という情報を仕入れてきて、部下に「ブログをやれ」と指示します。

指示された方は、ほとんどの場合、何か別の仕事の代わりにブログをやるのではなく、単に仕事が追加されるだけなので、まず、ネガティブなスタートとなります。

ブログやツイッターというのは、一度頑張って作ったら終わりというものではなく、ずっとやり続けなければいけないものなので、「終わりが見えない」という点でも、担当者にはネガティブなイメージが加えられます。

目標が見えにくく、仕事が増えるブログやツイッターは、そもそも、やる気を持って取り組ませるのが難しい業務なのです。

 

でも、世の中でこれだけブログやツイッターが普及しているのは何故でしょう? 大半の人は趣味でやっているからです。同じ事でも趣味でやっている人にとっては、楽しくてやっているので、ついつい睡眠時間を削ってでもブログのコメントを書いたり、つぶやいたりしてしまいます。

決定的な違いは「つまらなければ辞められる」かどうかです。趣味でやっている限りは、つまらなければ辞めればよいのですが、業務命令の場合はつまらなくても辞められないのです。

 

つまらないなぁと思いながらやっていると、それは、直接的にも間接的にも見ている人には伝わり、読む人も増えず、余計つまらなくなります。

ブログやツイッターの最大のおもしろさは、多くの人とのコミュニケーションです。普通の日常生活では、出会うこともできないような人と出会い、コメントやつぶやきを通して、コミュニケーションを図ることです。

私自身、ブログを書いていて、一番うれしいのはコメントを書いてもらったり、メールや直接会ったりして、ブログの感想などを言ってもらえることです。ツイッターでもそうです。自分のつぶやきが、いろいろな人にリツイートされたりすると、うれしくて仕方がありません。

 

このうれしさをさらに増やそうとどうしたらよいのかを考えたり、勉強したりするのは楽しいことです。誰かにやれと言われてやっているものでもないし、やらなければいけないと思ってやっていることでもありません。

上司に言われてやむを得ず始めたブログでも、その人がその業務(ブログを運営)の中で、小さな楽しみを見つけ自分なりに工夫してやれれば、ブログは楽しいモノになり、それは多くの読者を獲得し、最終的には業績にも影響するようなことになるかもしれません。

しかし、上司に言われ仕方なく始め、とりあえず、最小限の時間で、上司に文句を言われないギリギリの頻度で記事を書いているだけだとすると、やっている人もつまらないし、業績にも全くプラスにはならないはずです。

 

義務から楽しみに変わったときが、本当のブログやツイッターデビューの日と言えるかもしれません。

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