秋祭りの獅子元

今年は、我が家は町内の班長になっています。 班長の仕事は回覧板の管理や、町内会費集め、月一回の念仏と呼ばれる会合の開催などのルーティーンワークと、運動会や祭りなどのイベントを行う仕事があります。

 

中でも秋祭りは、最大のイベントで、しかも、今年うちの班が獅子元なので、うちの班で祭りの準備をします。

正直言って、この獅子元の役目が、最近の私の最大のストレスでした。わからないことだらけで、しかも、失敗が許されない行事です。

 

先月の念仏の時に、夫婦で参加してもらい(我が家は子供も家に置いておけなかったので、子供も含めて参加)、去年までの記録や、みなさんの記憶をひもといて、事前に準備することや当日の流れなどを確認し、その後も、町内会長をはじめいろいろな人に、いろいろ聞きながら当日を迎えました。

 

当日は、朝から、班の人および助っ人としてお願いしていた和の会の人たちが集まって、しめ縄をつけたり、国旗を立てたり・・・。ひとつひとつが外様町民にはとても難しいのです。まず、竹をどこから取ってくるのか、当然町内の誰かの竹藪から取ってくるのですが、どこから取ってくればよいのか、どれくらいの長さなのかなど、何もわからないので、わかりそうな人に頼みました。しめ縄は「普通と反対に綯わなければいけない」と言われましたが、そもそも普通の縄の綯い方を知らないので、お願いしました。

しめ縄の途中につける、紙のぴらぴら(名前すらわからない)も、切り方、折り方、付け方など何もわからないので、聞きながら・・・。

女性陣の仕事は、子供達にはっぴを着せたり、食事の準備をしたり・・・。これも、うちの妻ではわからないことだらけなので、他の人に聞いて指導してもらいながら・・・。

 

本当に助けてもらいながらどうにかこうにか、獅子舞は出発しました。

 

獅子舞をしなければいけない家も、よくわかりません。住んでいるけど、町内に入っていない人、別荘として使っていて住んでいない家、住んでいないけど獅子舞をする家・・・などなど、わからないことだらけです。

 

一緒に回ってくれた人に聞きながら、予定通りの時間に、公民館に戻ってきて、カレーライスを食べ、残りの家を回りながら、神社まで行き、そこで、子供達を引き連れて(大人達が引きずられて?)合計15周境内を走り、無事終わることができました。

その後の、ご苦労さん会も滞りなく終わり、本当に肩の荷か下りました。

 

田舎に暮らしていると、町内やご近所さんとの付き合いがあって、大変なところもありますが、今回のようにお役が回ってきたときは、これまでいろいろなイベントに参加してきた付き合いで、いろいろな人に無理をお願いしたり、聞いたりできるとも言えます。

そのおかげで、お祭りの全体像が一通りわかり、町内のことも、より理解でき、よい経験ができました。

 

まつりの感想などについては、次回書こうと思います。

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