MacBook Air 11インチを購入して1週間が経ちました。やっと、MacBook Airとの生活が落ち着いてきましたので、どんな環境でどんなふうに使っているのかをご紹介します。
かなり自己満足、自画自賛で、普通の人にはどうでも良い内容かもしれませんが、私としては嬉しくて嬉しくて、会う人みんなに見せて自慢したいので、ブログにも書いてしまいます(笑)。
私は25年以上パソコンを使っていますが、Macを主に使うのは初めてです。15年以上はほぼWindowsに捕まっていて、数年前から脱出を夢見ていました。それがついに実現しました(厳密には共存ですが)。
これまでも、既にメールはGmail、スケジュール管理はGoogle カレンダーというように、多くの作業はブラウザ上で行っていたので、それらについては、Windowsだろうが、Macだろうが全く関係なく使えます。
しかし、どうしてもWindowsでないとできない作業もあります。
例えば、顧客サポート用に使っているソフトVPN、会計ソフトなど。
あとは、お金を払えばMacでも大丈夫だけど、現状Windows版しか購入していないのでWindowsでしか使えないソフトなどもあります。
そのため、完全にWindowsを捨てることはできません。
MacとWindowsを1台のマックで両方使う方法は、幾つかあります。代表的なものは以下の3つの方法です。
1.BootCampでどちらかを起動して使う
2.VirtualBoxなどでOS X上でWindowsを起動する
3.Remote Desktopで別のマシンで起動しているWindowsを操作する
どの方法もほとんど問題なくWindowsアプリが動作します。しかし、動作速度や使える状態は違います。
1と2は、Macの上でWindowsが動くので、動作速度は完全にMacの処理能力やメモリの量に依存します。3は、実際に動作するのは別のマシンなので、そのマシンの処理能力と、通信速度などに依存します。
MacBook Airは、超薄型のマシンであることが最大の特徴で、CPUなど処理能力的にはそれほど高くありません。しかし、OSの作りが良いのと、その他ハードとソフトを一体として設計されているので、CPUの能力では考えられない快適な操作感を得られます。すぐに起動するし、サクサクアプリが切り替わります。
とは言えやはり、CPUを猛烈に使うアプリ(グラフィック関連や、映像処理など)は、遅いです。
それらを踏まえて、いろいろ実験をして今のところ私のたどり着いた結論は、
Remote Desktop Connectionという選択肢です。
会社には猛烈に速いWindowsのサーバーが1台あります。これまででも自分の机のWindowsマシンで直接処理をするのではなく、そのサーバーをRemoteDesktopで接続して、速いマシン上でPhotoshopなどを動かしていました。OpenOfficeやブラウザさえも、ちょっと古いPCで直接動かすよりも、サーバー上で動かしたほうが快適でした。いわゆるシンクライアント的に使っていたので、Macでもその使い方をしています。
もちろん、ブラウザやTwitterは、せっかくのMacの動きを楽しむためにもMacで動かしていますが、Windowsでしか動かないものや、重い処理の伴なうプログラムはRemoteDesktop接続です。
会社のLAN経由で接続しているときはもちろんですが、ADSLの自宅からVPNで接続した時も、もっと言えば外出先からイー・モバイルで接続した時でも、かなり快適に使えます。
ちなみに、自宅で撮ったこの写真ではMacBook Air上でWindows7が動いていますが、実はこれは20km以上離れた会社のサーバールームにある高速マシン上で動いているWindowsです。数人が同時に接続してPhotoshopで重めのフィルタとか使ってもCPU使用率50%にもいかずサクっと終わります。アプリを起動したりするのも一瞬です。
すべてのデータをサーバーに置き、バックアップなどはすべて自動化し、操作するのは快適なMacで行なえる。こんな環境ができただけで、胸が高鳴る私はやはりITマニアなのかもしれません。
今は一部の人しか使っていない方法かもしれませんが、数年後には必ずもっと多くの人が、VPN+シンクライアントという環境でパソコンを使うようになると思います。
なぜなら、とてつもなく便利で快適だから。
一足先に快適近未来ライフを送っているつもりです。