300年後の社会

このブログにも何度か書いていますが、私の人生観を形成する上で大きな影響を受けた映画は「2001年 宇宙の旅」です。何度も映画も見ましたし、小説や関連図書を読み、アーサー・C・クラークが持つ世界観について自分なりの解釈を確立し、それが、人生観の大きな部分でもあります。

 

それを話せと言われれば、一晩でも話し続けられると思いますが、一言で言えば「意識」のみが最終的に残るもの(概念)であるということです。

今でも様々な人工臓器があります。まだまだ、本物の臓器ほどの性能(?)が良くないので、完全に置き換えることはできませんが、いずれ本物より高性能のものが作れるようになるでしょう。筋肉や皮膚、眼球なども人工物のほうがいずれ高性能になるでしょう。

特にセンサー的な物(目や耳や鼻など)は、置き換えなくても直接脳に信号を伝えればよいので、外付けでも良くなるでしょう。後頭部に無線で大量の情報をうけとれるインターフェイスチップを埋めこんで、あとは色々な外付けセンサーからの情報を脳に直接取り込めば、目や耳は不要になる可能性もあります。

 

さらに、脳細胞にしても記憶を司る部分や、単純な計算などは既に現在のコンピュータでも脳以上のことができるものもあります。自身の細胞というもっとも弱くて交換がしにくいものを使わずに、高性能で交換しやすい部品に入れ替えてゆくことになります。

そして、最終的には意識のみが残り、それがどこに存在するのかというのは、曖昧になります。ちなみに、そういう存在を映画(および小説)「2010年」ではスターチャイルドという名前で呼んでいます。

 

こんな世界が100年後にくるのか、500年後か、1000年後か、1万年後なのかはわかりませんが、いつかくるはずです。

 

こんなことは、あまり、普段の生活の中で考える時間はないのですが、最近、同じ話を聞くことができてちょっと感動しました。

 

ソフトバンク「新30年ビジョン」

 

 

本題の30年先の話の前に、ソフトバンクの孫社長の考える300年後の社会の話があります。考え方としては非常に近いです。その先に、意識のみが残るという考えまで同じなのかはわかりませんが、途中まではほとんど同じです。

 

私の場合は、あまり具体的にその時代のために何かを残そうとか、何かをしようというところまでは考えず、今生きている自分の人生を充実して豊かにさせる程度の思考でした。しかし、そんな時代になるまで会社を繁栄させる方法を考えているというのは、さすが孫社長です。

自分もそれくらいの志を持ちたいと思います。 

 

 

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