最近は、いろいろ役所の方と仕事をさせてもらう機会も増えてきました。そんな中で、本当に一生懸命がんばっている人ともであっております。なので「役所」「役人」というくくりで全部をくくってしまうのはいけないかなと思うこともありますが、やはり、全体的には、いわゆる「お役所仕事」をするだけの人が圧倒的に多いです。
先日も、ある申請をめぐって、お役所の、お役人さんと散々もめました。
私が書いた書類に対して、ダメ出しをくらって何度も訂正をさせられました。 もちろん、いくつかの点は決まりだから仕方が無いことで、素直に訂正しました。
しかし、大半がどうにも納得できないことでした。その申請は申請窓口と実際に認定をする機関が別になっているのですが、窓口の担当者は「これでは認定されない」ということを何度も言います。しかし、その説明が全く論理的でないのです。
お役人様:「これでは認定がおりません」
私:「でも、要項にはそういう規定は書かれていないのだから良いのではないですか?」
お役人様:「いや、書かれていませんが、ダメなんです」
私:「要項に書かれていない規定があるということですか?」
お役人様:「そうではありませんが、これまでこんなの見たことがありませんし。みなさん、そうされています」
私:「でも、うちでは実際にアンケートを取って、お客さんがそれを希望されているので、そうしたいのです」
お役人様:「でも、ダメだと思いますよ」
私:「ということは、公式な文書に書かれている規定よりも、強いルールがあって、それで判断されるということですか?」
お役人様:「そういうわけではないのですが・・・」
要は、その担当のお役人様が、見たことがない(前例のない)内容だから変更して欲しいというだけのことです。要項の規定に合っているかどうかとか、内容的に正しいかではなく「自分が見たことない初めてのケース」というのがイヤなだけなのです。
何度聞いても、論理的な反論は全く無いので、とにかく、これで出して欲しいことを伝えました。もし、ダメだということで、その人の上司や認定機関から、戻ってくるならそれでも良いので、そのまま出して欲しいと。
それに対してお役人様は、「出した後に、NGで戻ってくるとすべてのスケジュール計画を書きなおさないといけなくなりますよ(だから辞めときなさい)」と最後まで言いましたが、そのときは書類を作り直すから、とにかく、そのまま出してくれるように頼みました。
絵に書いたようなお役所仕事をするお役人様に、ある意味感心しました。
さて、その申請の結果ですが、全く問題なく認定されました。訂正指示も、内容確認の問い合わせもなく、一発認定です。
なかなか疲れた申請でしたが、最大の目的である認定はおりましたし、ブログのネタにまでできて、結果オーライです。